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首相官邸 Prime Minister of Japan and His Cabinet
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平成28年5月13日コロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所創立30周年記念カンファレンス

  • 挨拶する安倍総理
挨拶する安倍総理

 平成28年5月13日、安倍総理は、都内で開催されたコロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所創立30周年記念カンファレンスに出席しました。

 総理は、挨拶の中で次のように述べました。

「皆様こんばんは。安倍晋三です。
 総理大臣として絶対的に必要な資質は、早く歩けることでありまして、その点については折り紙付きであります。
 まずもって、コロンビア大学日本経済経営研究所が30周年を迎えたことに、心からお慶びを申し上げます。日本経済経営研究所がパトリック教授の強いリーダーシップにより、設立以来、一貫して日本に特化した研究・発信を続けていることに感謝申し上げたいと思います。
 コロンビア大学は、世界の若者が志す名門大学です。日本についても幅広い研究成果を上げており、ドナルド・キーン名誉教授やジェリー・カーティス名誉教授など、日本に対する思いでも一流の方々で有名です。皆様が後進の育成に大いに努力され、ワインスタイン教授を始め、21世紀の日米関係を支える人材が次々に生まれていることを本当に嬉しく思い感謝したいと思います。
 2年前、コロンビア大学を訪れた際、世界から集まった学生との対話の機会を持ち、世界規模の課題解決に向け、日本が果たす役割への強い期待、そして、関心の高さを痛感いたしました。帰国後、私は、コロンビア大学での日本研究支援のための500万ドルの拠出を速やかに実行したところでございます。
 また、昨年には、コロンビア大学の学生50名を日本にお招きをいたしました。彼らは、日本のファンになってくれたのみならず、帰国後の成果発表で、日本の真の良さを発信してくれたと伺いました。安倍政権も少しは評判が良くなったのではないかと、少しは期待しているところでありますが、私がまいた種が花を開き、着実に新たな実を結んでいることを嬉しく思っています。
 この成果発表では、先入観にとらわれない日本論が披露されたと聞き、40年前パトリック名誉教授が編さんされた大著『アジアの巨人・日本』を思い出しました。パトリック名誉教授は、日本の『奇跡的』な経済成長は、決して奇跡ではなく、新しいアイデアを素早く受入れ、逆境に正面から立ち向かった結果であると論じています。
 日本のこの姿勢は、今も全く変わってはいません。この3年間、私自身が『ドリルの刃』となって、社会の変化を阻む岩盤を打ち破るべく頑張ってきました。大分、削れた感があるのですが、削れた部分も少し戻ってきたのかなと思います。この間、ジョセフ・スティグリッツ教授やグレン・ハバード教授たちからも貴重な指摘や助言をいただいてきています。
 さて、私の経済政策の中で、世界中で話題にしていただいているのが、ウィメノミクスです。女性の活躍を促し、経済成長と出生率向上を両立させる。その最大のチャレンジは、働き方改革であります。長時間労働の是正です。女性活躍は、私の政権で社会政策から経済政策に転換したことで、『女性だけの問題』ではなく『みんなの、日本全体の問題』となったと言ってもいいでしょう。あまり家事をしないことで悪名高い日本男性も巻き込んで、必ず成し遂げたいと思います。
 私も家では割と掃除をしたり、ゴミを出したり、妻は嫌がるのですけれども、何か妻に対しての嫌味じゃないかと誤解をされているのですけれども、結構やっています。
 これは、少子高齢化という構造的問題の解決に資するものです。女性も男性も、そして高齢者も若者も、失敗を経験した人も、障害や難病のある人も、誰もが活躍できる『一億総活躍社会』という新しい経済社会システムを構築していきます。日米両国が主導したTPPを発効させ、海外の活力も日本へ取り込んでいきます。
 2週間後のG7伊勢志摩サミットは、世界経済が直面する諸問題を踏まえた対応策が最大のテーマになります。先日の欧州訪問でも、各国首脳と突っ込んだ議論を行い、世界経済の持続的な力強い成長に向けて、今後リーダーシップを発揮していきたい。また、発揮をしていかなければならないとの決意を新たにしたところであります。
 日本は、国難と言えるような災害に見舞われる度に、勇気と希望をもって乗り越えてまいりました。今般の地震に際しても、被災された方々に寄り添いながら、政府一丸となって全力で復興に取り組んでいます。米国を始め世界の多くの国々から励ましや支援をいただいていることに改めて御礼を申し上げたいと思います。被災者はもとより、日本国民が何と勇気づけられたことでしょう。
 私の政権発足4か月後、日本経済経営研究所がほかに先立ってアベノミクスのセミナーを開催していたことが印象に残っています。今後とも、様々な課題に対し、正面から立ち向かっている日本の実相を世界に向けて発信してもらいたいと思っています。日本経済経営研究所が、次の30年に向けて、ますます発展されますことを祈念いたしまして私の御挨拶とさせていただきたいと思います。」

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