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首相官邸 Prime Minister of Japan and His Cabinet
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平成28年11月15日国際交流基金日米センター/安倍フェローシップ25周年記念レセプション

  • 写真:挨拶する安倍総理1
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 平成28年11月15日、安倍総理は、都内で開催された「国際交流基金日米センター/安倍フェローシップ25周年記念レセプション」に出席しました。

 総理は、挨拶の中で次のように述べました。

「早いもので、国際交流基金日米センターと、そして安倍フェローシップは、設立25周年を迎えました。この間、御尽力をいただいた皆様に、心から御礼を申し上げたいと思います。
 本日、多くの皆様と共にお祝いできることを大変嬉しく思います。
 今日は88歳の私の母も出席させていただきました。母がうまくスピーチをしたかどうか、私は心配だったんですが、おそらく今、母は私がちゃんとスピーチするか心配していながら見ているだろうと思います。
 私の父・安倍晋太郎は、1990年の6月、日米安全保障条約改定30周年記念の政府特使として、米国へ参りました。当時、私も同行したのでありますが、その折に父が設立構想を表明したことが、日米センターの始まりであります。
 当時、ベルリンの壁は既になく、日米を始めとする西側の結束は、東西冷戦に終止符を打とうとしていました。一方、日米の貿易摩擦はやまず、両国間の協議は、個別案件を超えて、互いの経済構造自体へ踏み込むまでに至っていました。そして、中東湾岸地域では、不安の種が芽吹きつつあった時代であります。
 1960年に私の祖父・岸信介が日米安保条約を改定した時、当時は多くの人たちに反対をされたのでありますが、『50年後には必ず支持される・理解される。』と言っておりました。それが50年を待たずに、30年で既に国民の多くから日米同盟は支持されるに至りました。
 しかし同時に、当時の時代背景とともに、日米同盟に対する、ある意味での懐疑、そしてあるいは見直すべきだという機運も起こりつつあったのは事実であります。
 そういう時代だからこそ、日米の連携を強くすべきだという確信が、父にはあったようです。未来を切り拓く『知』のネットワークを日米双方で育て、日本と米国が真っ先に世界の課題を共に解くべきだ。そう考えた父は、日米センターの設立に情熱を燃やしました。
 しかし、基金を創るのはそう簡単なことではありませんでした。当時既に父は病を得ておりましたが、この基金の設立に本当に執念を燃やしておりました。
 昔も今も、財務省は大変タフであります。父は当時、病院からも何回も何回も、当時の大蔵省に電話をかけ、『なぜこれくらいのお金が出せないのだ。』と、時には声を荒げていたことを私は覚えております。
 そして最後に、父の友人の竹下登氏に電話をし、そして竹下さんの了解・協力を得て、基金が設立されることになりました。
 もちろん、ジョージ・シュルツ国務長官始め米国の議会指導者等の御協力もいただきました。そして1991年4月に日米センターは誕生しました。それを見届けた父は、その1か月後に他界をいたしました。
 今25年が経ち、巣立ったフェローは400人になろうとしています。父はきっとこの会場を見守りながら、目を細めていると思います。
 しかしまさか私が総理大臣としてここに立っているとは思っていないでしょう。
 米国との関係を最も重視することは、私においても、また政治を志してこのかた変わるところがありません。昨年4月には、日本の総理として、初めて米議会上下両院合同会議で演説を行いました。本年5月には、伊勢志摩サミットの成功に続き、オバマ大統領の広島訪問が実現いたしました。
 そして、日米センターにとって、本日の、このよき日であります。日米関係を未来に向けようとした本事業は、時代の潮流を的確に捉えたものでありました。
 日米同盟は、米国史全体の4分の1を超す期間にわたり続いた堅牢さを備え、深い信頼と友情がつなぐものです。父が予見していたように、日米同盟は、未来の同盟・希望の同盟になりました。日米が力を合わせ、取り組まねばならない課題は、増えこそすれ、少なくなることはありません。
 昨日も今日もTPPについて、私は国会で審議をいたしました。『米国が今、御承知のような状況なのになぜ日本がTPPの批准をするんだ。』野党からそのように責められました。しかし、保護主義が蔓延しようとする今こそ、自由貿易の価値を、そして自由や民主主義、人権、法の支配といった、普遍的価値を共有する国々と新たなルールを作ることの意義を、日本こそがリードしなければならないと思っています。
 私は、米国も必ず、このTPPを含め、自由貿易の名の下に、世界に新しいルールを作っていく、この重要性を再認識していただけるものと確信しております。
 この17日にトランプ次期大統領とも会談を行う予定であります。日米同盟が地域の平和と安定の礎であるということについては、既に認識を一致させております。
 世界が抱える様々な課題に共に手を組んでより良い世界を作っていくために、課題に挑戦していきたいと思っています。
 25年を迎えたこの日米センター・安倍フェローシップが、更なる次の25年に向かって、大きな業績を残していくことを期待をいたしまして、私の御挨拶とさせていただきたいと思います。」

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