持続可能な開発目標(SDGs)推進本部
平成29年6月9日、安倍総理は、総理大臣官邸で第3回持続可能な開発目標(SDGs)推進本部を開催しました。
会議では、SDGsの取組状況等について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「持続可能な開発目標、すなわちSDGsは、先進国、途上国全てが責任を持つ重要な取組です。日本は人間の安全保障の考え方に立ち、誰一人置き去りにすることなく、一人一人が持てる能力を発揮できる社会の実現に向けて、リーダーシップを発揮してまいります。
7月の国連での報告や9月の国連総会も見据え、私から次の3点につき改めて指示します。
第一に、働き方改革の実現です。安倍政権は日本流のインクルーシブな社会である一億総活躍社会を目指しています。その最大のチャレンジが働き方改革。長時間労働の是正や同一労働同一賃金の実現など、SDGsの考え方にかなう改革を着実に進めていきます。
第二に、地方でのSDGsの推進です。これは正に地方創生の実現にも資するものです。関係閣僚が連携して、SDGs達成に向けた地方の取組を促進する施策を検討、実施していくようお願いします。
第三に、民間セクターにおける取組の推進です。SDGsの達成には民間の知見や技術、資金の活用が不可欠です。同時に、企業にとっても大きなチャレンジとなります。ビジネスチャンスとなります。
今回、推進本部として企業や団体等の先駆的な取組を表彰する『ジャパンSDGsアワード』の創設を決定しました。民間セクターにおけるSDGsの取組を一層奨励するとともに、優れた取組を積極的に発掘していきたいと思います。
本年の骨太方針においても、SDGs実施の更なる推進が盛り込まれる見通しです。これを受けて、関係閣僚におかれてはSDGsの取組を加速化していくようお願いします。
こうした我が国の取組を、国際的にも、7月の国連での報告や9月の国連総会等の場で、力強くアピールしたいと思います。」