TICAD VI 共同記者会見

平成28年8月28日
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【安倍総理冒頭発言】
 私は、3年前の横浜で、アフリカの首脳の皆様に次のTICADをアフリカで開催することを約束しました。その約束どおり、昨日から2日間にわたり、TICAD史上始めてアフリカで開催するという、歴史的な意義のある会合を実現でき、大変嬉しく思います。
 何より、今回のTICADには、非常に多くの日本とアフリカの民間企業のトップリーダーの方々に参加していただきました。日本を代表する企業が、大挙して、可能性に満ちたアフリカを訪れ、活発に議論に参加し、多くのMOUの締結を始め、大変大きな成果を挙げることができました。
 アフリカは、21世紀の最大のフロンティアであり、世界の主要地域の中で最も高い経済成長を誇っています。アフリカ自身が未来への夢を抱き、その夢を日本はアフリカと共に手を携えて実現していきます。アフリカがこれまで以上に成長していくためには、何といっても民間の活力が不可欠です。日本は、官民を挙げてアフリカ自身が主導する発展を支援していきます。
 そのための重要なメカニズムとして、今回、「日アフリカ官民経済フォーラム」を立ち上げることとしました。日本政府の閣僚、経済団体や企業のトップが3年に一度アフリカに集うこのフォーラムは、官民を挙げた協力の推進の要となるでしょう。
 日本がアフリカの皆様と共に目指すアフリカは、「産業化した」、「強靭な」、「安定した」アフリカです。
 今回、私が表明した官民総額300億ドル規模のコミットメントに対しては、あらゆる方面から非常に高い評価をいただきました。日本は、必ず約束を守る国であり、今回表明したコミットメントについても、ひとつ残らず実行いたします。
 こうした日本の貢献は、産業発展による経済の多角化と、発展の果実の分配による社会の安定化をもたらし、保健医療へのアクセスの向上にもつながります。
 私は、今回、多くのアフリカの指導者の方々と直接お話し、アフリカの未来は自分達で決めるという強い決意と自信を感じました。アフリカのオーナーシップの高まりを心から歓迎いたします。
 アフリカは、「世界の希望を担う大陸」です。私は、アフリカは更に成長し大きく変貌すると確信しています。
 そのアフリカが、現在直面する諸課題を克服し、「質の高い成長」を続けるためには、質の高いインフラを始めとする、構造改革の推進、強靱な保健システム、人材育成等を通じた社会の安定化が鍵となります。
 この2日間、こうした新たな課題について集中的に議論し、具体的な取組の方向性について合意できたことを喜ばしく思います。
 最後に、TICADⅥの成功に尽力された、全ての皆様、共同議長を務めていただいたデビー・イトゥノ・チャド大統領、素晴らしいホスピタリティーで会議を成功に導かれたケニヤッタ・ケニア大統領とケニア政府の方々、そして、ケニア国民の皆様に心から御礼を申し上げたいと思います。次回は3年後に、再び日本でお会いしましょう。ありがとうございました。

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