海上保安体制強化に関する関係閣僚会議

平成29年12月18日
発言する安倍総理1 発言する安倍総理1
発言する安倍総理1
発言する安倍総理2 発言する安倍総理2
発言する安倍総理2

 平成29年12月18日、安倍総理は、総理大臣官邸で海上保安体制強化に関する関係閣僚会議を開催しました。

 会議では、海上保安体制強化の取組状況について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「我が国の平和で豊かな海をしっかりと守るため、昨年来、海上保安体制の充実強化を戦略的に進めてまいりました。
 海の安全を取り巻く情勢は引き続き厳しく、一瞬の油断も許されません。今この時も、全国の海上保安官が正義仁愛の精神の下、命懸けで業務を遂行してくれています。特に、尖閣専従警備に携わる諸君には、日夜、大変な御苦労をお掛けしております。日本海における北朝鮮の動向も予断を許しません。北朝鮮からと思われる木造船の漂着も相次いでいます。
 引き続き、海上保安体制の強化を計画的に推し進めるため、30年度当初予算編成においては、29年度補正予算も活用しながら、尖閣領海警備対応のヘリ搭載型の大型巡視船、海洋監視のための新型ジェット機、海洋調査のための大型測量船やこれらの業務を支える要員の確保と教育訓練施設の充実などを進めてまいります。
 同時に、我々が進める自由で開かれたインド太平洋戦略を実現するためには、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序といった価値観を関係諸国と共有していくことが必要であります。
 本年9月、我が国の呼び掛けで、東京に世界の海上保安機関のトップが一堂に会して、海上の安全について意見交換を行い、10月には東南アジア諸国に対する海上法執行能力の向上支援のため、海上保安庁モバイルコーポレーションチームを発足させましたが、このような国際連携の取組を今後更に推進してまいります。
 平和で豊かな海をしっかり守り抜く。そのため、今後とも関係省庁が力を結集して海上保安体制の強化を図り、諸外国と連携しながら、政府として海の安全の確保に全力を注いでいただくようにお願い申し上げます。」

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