ASEAN関連首脳会議出席等 -3日目-

令和元年11月5日
現地日系企業関係者との朝食会1 現地日系企業関係者との朝食会1
現地日系企業関係者との朝食会1
現地日系企業関係者との朝食会2 現地日系企業関係者との朝食会2
現地日系企業関係者との朝食会2
現地日系企業関係者との朝食会3 現地日系企業関係者との朝食会3
現地日系企業関係者との朝食会3
現地日系企業関係者との朝食会4 現地日系企業関係者との朝食会4
現地日系企業関係者との朝食会4

 令和元年11月5日(現地時間)、ASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議出席等のためタイ王国のバンコクを訪問している安倍総理は、現地日系企業関係者との朝食会に出席しました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「本日は、現地で大変それぞれお忙しい中、こうしてわざわざお集まりいただいたことを心から御礼申し上げたいと思います。皆様は、タイで、そして正に成長センターであるこのアジアで活躍しておられる皆様でございます。皆様から今日は様々なお話を伺いたいと、そういう思いでこうした会を開催させていただいたところでございます。
 タイには6,000を超える日系企業が進出しておりまして、そして、駐在員を始め7万人を超える日本人が存在しています。タイは、正に日本にとって極めて大きな存在でございます。
 昔、私は、神戸製鋼という会社に勤めておりました。薄板の輸出、東南アジアの担当でございました。困ったときはタイということで、どうも全体の量がなかなか取れないときには、とにかくタイで頑張ろうと。そのとき値段がどうだったかは申し上げられないわけでございますが。タイにおいては特に、インフラ開発では東西経済回廊の開発のように、日本企業にとってビジネスチャンスが大きく開かれてきているわけでございます。東南アジア、そしてそのハブであるタイにはまだまだ旺盛なインフラ需要があるわけで、大きな可能性があります。また、タイにおいては、日本のスタートアップ企業がデジタル分野でも活躍している、というふうに聞いております。新規産業を通じて、消費者のニーズに応えるように新たな価値が生み出されることを大いに期待しております。
 今、世界は大きく変化してきています。その中で、日本は、TPP11(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)、あるいは日EU(欧州連合)のEPA(経済連携協定)、そしてまた、日米の貿易協定。自由貿易の旗手としてこの大きな流れを引っ張っていくところでございます。昨日も、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)についての議論について、ルール分野については大体合意が進んだところでございます。日本も最後までリーダーシップを発揮していきたいと思っておりますが、その大きく変わっていく中において、日本とASEANの関係は、これは正に全く変わらない。つまり、より強固なものになっていると、こう思っています。私も、ASEANの国々、ほとんど大体2回ずつくらい訪問しておりまして、日本とASEANの距離がここまで近くなっているときはないんだろうと、こう思います。外交、政治においても、経済においてもそうですし、安全保障においてもそうですし、人と人との関わり、文化においても、人と人との交流についても大きく進展してきていると、こう思います。
 その中にあって、正に現地で活躍しておられる皆様の活躍は、日本に対する信頼を厚くしていく、その礎をつくっていく上で極めて大きいわけでございますが、正に日本企業は信頼に足るという話をよく指導者から聞きます。その日本企業に投資をしてもらいたいという話もよく聞くわけでございまして、そうした上で皆様が果たしてこられた役割に対して改めて心から敬意を表したい、こう思う次第でございます。
 今日は、正に現場で頑張っておられる皆様の声をお伺いさせていただきまして、そうした声をくみ取りながら政策に反映させていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。」

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