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麻生総理の第63回国連総会一般討論演説(ポイント)


●24時間余り前に総理大臣に指名され、最初の仕事として国連に駆けつけた

1.世界経済における日本の役割

国際金融を巡る問題への対処に際し、我が国として、持てる経験と知識の貢献に心がける。
●世界経済の安定に向けて、我が国は、自らの経済を伸ばしていくことに断固として取り組む。世界第2位という経済規模に照らせば、これこそ日本がなし得る即効性のある貢献。

2.開発・環境問題への取組を主導

●本年5月、第4回アフリカ開発会議を開催。「元気なアフリカ」を謳い、経済成長を加速するための支援の必要性を強調。ミレニアム開発目標を持続可能な形で推進し、人間の安全保障の理念にもとづき、アフリカに保健、水・衛生、教育をもたらすとの決意を確認。
気候変動に対処するために、本年7月の北海道洞爺湖サミットでの成果を踏まえて、2009年末までの合意実現を目指す。日本は、省エネ技術やセクター別アプローチなど、独創的な技術・発想を活かして貢献。

3.日本ならではの外交を展開

●包括的な中東和平に向けて、パレスチナとイスラエルの高校生招聘事業を通じた和解促進や、イスラエル・パレスチナ・ヨルダン・日本4者の協働により開発と信頼をもたらす「平和と繁栄の回廊」構想を推進。
グルジアを巡る問題が、ロシアを含む当事者の責任ある対応によって、領土保全の原則にもとづきながら、平和的な解決を見ることを強く期待。
●我が国は、アフガニスタンの復興支援に当初から力を注ぎ、インド洋での補給活動を続けてきた。我が国が今後とも国際社会と一体となり、テロとの闘いに積極参画していくことを表明
北朝鮮の行動に応じ、両国間に残る懸案を解決、不幸なる過去の清算にも取り組みながら、日朝関係を前進させる用意がある。六者会合の枠組みを通じ、北朝鮮に核開発能力と核兵器の廃棄を求める。
中国と韓国はそれぞれ重要なパートナー。この両国やASEANと重層的な協力を進め、東アジア地域、ひいては世界の平和と繁栄のために共に働く。
●核軍縮・不拡散について、核兵器の全面的廃絶に向けた決議案をこれから提出。天野之弥(あまの・ゆきや)ウィーン代表部大使をIAEA次期事務局長候補として擁立。

4.我が国外交の基本方針を表明

●我が国は、日米同盟を不変の基軸として、近隣アジア諸国との関係強化に努め、国連重視と国際協調の路線を堅持し、基本的価値を共有する諸国と連帯。経済的繁栄と民主主義を通じた平和と幸福の実現こそ、日本国民の信念。
国連安保理改革について、常任・非常任双方の議席拡大を通じた改革の早期実現が必要。安保理非常任理事国選挙における支持を要請。