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首相官邸 Prime Minister of Japan and His Cabinet
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鳥インフルエンザ

●鳥インフルエンザとはどのような病気ですか?
 A型インフルエンザウイルスによる鳥の感染症を鳥インフルエンザといい、ヒトやその他の動物に感染した場合も鳥インフルエンザと呼ばれます。
 鳥インフルエンザウイルスは、自然界においてはカモ類などの水鳥を中心とした鳥類が腸内に保有しています。
 鳥インフルエンザのなかでも、ニワトリに感染させた場合に、高率に死亡させてしまうようなものを高病原性鳥インフルエンザといいます。
 鳥インフルエンザウイルスは、通常ヒトには感染しませんが、感染した鳥に触れる等、濃厚接触をした場合などにきわめて稀に感染します。ヒトが感染した場合、1~10日の症状のない期間があった後、高熱、咳などの症状を示します。急激に全身の臓器が異常な状態になり、死亡することもあります。
インフルエンザ(季節性)と新型インフルエンザの違いはこちら

鳥インフルエンザはどのような場合にヒトに感染するのですか?

 鳥インフルエンザウイルスは、文字通り鳥が感染するインフルエンザウイルスであり、通常、ヒトに感染することはありません。しかしながら、感染した鳥に濃厚接触をした場合には、きわめて稀にヒトが鳥インフルエンザウイルスに感染することがあります。
 患者の多くが、家きんやその排泄物、死体、臓器などと接触があったことが報告されています。
 また、鳥インフルエンザウイルスがヒトからヒトに感染するのはきわめて稀であり、感染の事例は、患者の介護等のため長時間にわたって患者と濃厚な接触のあった家族等の範囲に限られています
 なお、これまで、鶏肉や鶏卵を食べることによってヒトに感染したという事例の報告はありません
 ただし、WHO(世界保健機関)は、ニワトリなどの家きん類に高病原性鳥インフルエンザが集団発生している地域では、食中毒予防の観点からも十分な加熱調理(全ての部分が70℃に達すること)及び適切な取扱いを行うことが必要であるとしています。

■コラム3:鳥インフルエンザと新型インフルエンザはどのような関連があるのですか?

 鳥インフルエンザ=新型インフルエンザではありません。
 鳥インフルエンザは、一般的に鳥類がかかる病気です。ヒトが鳥インフルエンザウイルスに感染することはありますが、その患者から別のヒトに病気がうつることは、通常ありません。
 しかし、ウイルスが特殊な遺伝子変異※を起こしてヒトからヒトへと感染する能力を獲得し、ヒト-ヒト間で持続的な感染が起こるようになった場合、新型インフルエンザと呼ばれるようになります。
 今までのところ、鳥インフルエンザウイルスが新型インフルエンザウイルスとなったことはありません。(一部、家族間などで感染が疑われる事例あり)

※鳥インフルエンザウイルスが新型インフルエンザウイルスになる仕組みは、2つあります。ひとつは、鳥インフルエンザウイルスがヒトや鳥類の体内で変異し、ヒトからヒトへ感染する新しいインフルエンザウイルスになることです。もうひとつは、ヒトや豚に、ヒトのインフルエンザウイルスと鳥インフルエンザウイルスが同時に感染し、それぞれが混ざり合って、ヒトからヒトへ感染する新しいインフルエンザウイルスになることです。(下図参照)

鳥インフルエンザに感染しないためにはどうすればいいのですか?

野鳥からの感染防止

野生の鳥は、インフルエンザウイルス以外にも人に病気を起こす病原体を持っている可能性があります。日頃から次のことに注意しましょう。

衰弱又は死亡した野鳥又はその排泄物を見つけた場合は、直接触れないこと。もしも触れた場合には、速やかに手を洗いましょう。
特に、子供は興味から野鳥に近づくおそれがありますので注意しましょう
海外での感染防止

特に、鳥インフルエンザが流行している地域に渡航する方は注意しましょう。

不用意に鳥類に近寄ったり触れたりしないようにしましょう。
(特に、家きんが飼育されている場所、生きた鳥を販売している場所や食用に鳥を解体している場所には立ち入らない)
鳥の解体や調理をしないようにしましょう。もしも鳥を扱った場合には必ず手をよく洗うようにしましょう。
鳥肉や卵などを食べる場合は、十分に加熱されたものを食べるようにしましょう

※日本に帰国する際、発熱や咳など体調に異状がみられたら、検疫所の健康相談室に申し出てください。

世界での発生状況(鳥インフルエンザH5N1の例) ※最新の発生情報(WHO)

鳥インフルエンザ(H5N1)発生国及び人での確定症例

鳥インフルエンザに感染したらどうすればいいのですか?

 感染した場合、1~10日の症状のない期間があった後、高熱、咳などの症状を示します。急激に全身の臓器が異常な状態になり、死亡することもあるため、発病早期に抗インフルエンザ薬による治療や症状に応じた治療を行う必要があります。
 上記のようなインフルエンザを疑う症状が出た場合には、医師にその旨を告げて受診して下さい。

■コラム4:世界で発生している鳥インフルエンザの種類(主なもの)

 これまでに判明している高病原性鳥インフルエンザウイルスは、H5亜型とH7亜型のウイルスです。
 インフルエンザウイルスは抗原性の違いによりA型、B型、C型、D型の4つに大きく分けられます。このうちヒトでの世界的大流行(パンデミック)を引き起こすA型インフルエンザウイルスは、ウイルス表面に存在する糖タンパク質(ヘマグルチニン(H)とノイラミニダーゼ(N))の種類の違いによって、さらにH亜型(あがた)(H1~H16の16種類)とN亜型(N1~N9の9種類)の組み合わせで分類されます。

□H5N1 亜型
鳥類(主に家きん類)で発生し、ヒトは、家きんやその排泄物、死体、臓器などに濃厚に接触することによってまれに感染することがあります。
日本では発症した人は確認されていません。世界では、東南アジア、中東・ヨーロッパ・アフリカの一部地域などで鳥類での感染が確認され、ヒトでの症例はアジア、中東、アフリカで報告されています。
□H7N9 亜型
2013年3月末から中国での発生が報告されている、A型インフルエンザウイルス(H7N9亜型)によるヒトへの感染症のことです。

 鳥インフルエンザA(H7N9)は、2013年4月1日にWHOが中国でヒトへの感染があったことを初めて公表しました。多くの患者が家きん等との接触があったことが報告されています。ヒトからヒトへの持続的な感染は確認されていません
 現在、日本医療研究開発機構の研究班を通じ、鳥インフルエンザA(H7N9)ワクチン候補の臨床試験を実施するなど、対策を進めているところです。
 中国の発生地域に渡航される方は、不用意な動物との接触を避けるようにしてください。
 また、中国の発生地域からの帰国時に発熱などの症状がある場合は、検疫所へ相談してください。

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