経済情勢について


○ 本日、閣僚懇談会において、現下の経済情勢と経済対策について閣僚間で意見交換を行った。それを受けて、以下のとおりとする。

  1. 為替市場の過度な変動は経済・金融の安定に悪影響を及ぼすものであり、私としては重大な認識を持っている。必要な時には断固たる措置をとる。
  2. 日銀に対しては、日銀総裁が帰国され次第、官邸でお会いし、機動的な金融政策の実施を期待する。
  3. 現下の円高等厳しい経済情勢を踏まえ、8月31日に「経済対策の基本方針」を決定し、それに基づき、できる限り速やかに具体的な対策をとりまとめる。
  4. 経済対策では、@円高や海外経済の減速などによる「景気下振れリスク」への対応と、A「新成長戦略」の前倒しの観点から、即効性があり、需要・雇用創出効果の高い施策を実施する。