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第21回 イラクへの支援とチリAPEC


平成16年11月20日放送

小泉総理ラジオで語る(第21回)の写真


 こんにちは、小泉純一郎です。


 総理、今日もよろしくお願いいたします。先月発生しました新潟県中越地震ですが、いまだに余震が続く中で避難生活を続けている方も多いようですけれども。
 そうですね。先日の新潟地震で、電気やガスがストップして、電話や携帯電話も通じなくなってしまいました。地震のときはラジオからの情報を頼りにしておられる方が多いということを、改めてわかりました。

 余震が続く中で、いまだに避難生活を余儀なくされている方も多いと承知していますが、現地には4万人を超えるボランティアが全国から集まっているそうです。社会人だけでなく、若い学生のボランティアも含めて、被災者の方々に一所懸命支援をしていると、頑張っているという話を聞いて、大変心強く思っています。

 政府としても、被災者の支援、あるいはまた被災地の復旧、復興のために、地元の皆さんと協力して、できる限りの対策を講じていきたいと思っています。


 よろしくお願いいたします。ところで、総理は今週はAPEC(エイペック)アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席されるため、この番組が放送されるときには、チリに行かれているんですね。
 そうですね。チリのサンティアゴ、大変遠いところなんですが、アジアと太平洋に面した21の国や地域の首脳が一堂に集まるんです。年に一回の会議です。アジア太平洋地域の経済発展、またテロとの闘いなどについて話し合う予定です。


 9月の番組のときには、私たちもブラジルまで飛んで番組の収録をいたしましたけれども、南半球までは本当に遠いですよね。
 そうでしたね、9月でしたね。もう11月。早いものです。だいたい日本から南米までは片道24時間ぐらいかかりますね。私もチリは初めてですけれども、チリではサケなどの水産物や銅などの鉱産物を日本は輸入しています。最近は、チリ産のワインも人気があるようですね。


 そうですね。総理の御出張は、会議、会議の連続で、なかなか現地でゆっくりするお暇というのはないんじゃないでしょうか。
 そうですね。ほとんど自由時間というか楽しむ時間はないですね。会議、会議ですよ。この会議の合間をぬって、主催国のチリのラゴス大統領のほか、アメリカのブッシュ大統領など、二国間の首脳会談も予定しています。


 世界情勢と言いますと、やはり気になるのがイラクの情勢ですけれども、日本のイラクへの支援は、今後どうなるんでしょうか。
 日本の自衛隊がイラクに人道復興支援活動を始めてもう9か月になります。イラク人が自らの国づくりのために立ち上がっているときに、日本もできる限りの支援をしたいということで、今、汗をかいていただいています。開戦のときには、アメリカとフランス、ドイツ、ロシアとで意見が対立しましたけれども、その後イラクの復興支援については、これは各国が取り組まなければならないということで一致しました。国連でも、全会一致で各国がイラク支援をすることを求めていますから、日本も人的な支援と資金面の支援を車の両輪として行うことにしております。

 このイラクの復興は、ひとごとではありません。世界の平和のために極めて重要ですし、日本の発展と繁栄というのは、世界の平和と安定の中にあるということを考えれば、イラクのこの国づくりはどうしても成功させなければならないと思っています。

 今、イラクには、約600人の自衛隊の諸君が交代で支援活動に当たっているんです。これまで合計、延べ1700人の自衛官がイラクに渡っています。サマーワの病院で医療の支援をしたり、ユーフラテス川の水をくみ上げて、これをきれいにして十分に給水しています。イラクの人々からも高い評価を受けています。


 随分いろいろな支援活動をしているんですね。
 例えば、イラクのテレビでは、アラビア語で日本のテレビドラマの『おしん』を放送しています。これは非常に人気があるそうです。また、イラクの少年たちにサッカーボールを贈って、文化、スポーツの面での協力、交流も進めているんです。

 自衛隊が現地でサッカーチームを作って、イラクの中学生や高校生と交流試合をしているんですけれども、イラクの少年たちのレベルはかなり高くて勝てないそうです。


 そんなに強いんですか。
 はい。イラク暫定政府のアッラーウィー首相、あるいはサマーワ・ムサンナ県のハッサーニ知事にお会いして話しましたけれども、お二人とも日本の自衛隊のイラクでの活動というものを高く評価しておりまして、支援活動を是非継続してほしいという要請を受けています。サマーワでは、現地の住民が、「自衛隊撤退しないでくれ」というデモも起きているようです。


 そうなんですか。ところで、先週から今週にかけまして、ピョンヤンで日朝事務レベル協議が開かれまして、安否不明の10人につきまして再調査がなされましたけれども、この結果をどう見ていらっしゃいますでしょうか。
 今回は予定を延長して協議が行われましたが、一部確かに北朝鮮側の努力のあとも見られるんですが、結果は我々が納得できるものではありませんでした。持ち帰った資料はかなりありますので、これをよく精査して、今後更に再調査を求めていかなければならないと思っています。


 これからも拉致問題の解明などに向けまして、是非よろしくお願いいたします。
 ところで総理、話は変わりますけれども、最近プロ野球の世界では、新球団の設立などいろいろな動きが出ていますけれども、野球ファンの総理はどうご覧になっていらっしゃいますでしょうか。
 そうですね。来シーズンから新しい球団、楽天ゴールデンイーグルスと言うんですか、東北にできるんですね。これはいいニュースだと思っています。ほかにも球団の合併あるいは球団の売却など、いろいろ野球界に動きが出ていますね。是非野球ファンが楽しめるようなプロ野球にしていただきたいですね。

 今週ドラフト会議があったでしょう。あの高校野球で活躍したダルビッシュ投手、これは東北のチームに行くでしょう。


 そうですね、日本ハムですね。
 あ、北海道か、そうですね。それから史上最年少の15才の辻本投手がプロ入りするんですね。これにはびっくりしました。日本にはプロ野球チームのほかに、硬式野球だけでノンプロのチームが300以上あるんです。そして、少年野球は1300のチームがある。野球は実に裾野の広いスポーツですね。これに軟式野球を入れると数万を超えるチームがあるそうです。


 そんなにあるんですか。
 ええ、来シーズンが楽しみですね。


 はい。総理、今月もそろそろ時間です。
 早いですね。もう来月は師走。第4土曜日、というと12月25日ですか。クリスマスですね。また、お会いしましょう。さようなら。

※このメッセ−ジは、全国38局のラジオで11月20日(土)に放送されたものです。



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