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第30回 郵政民営化法案成立


平成17年10月15日放送

小泉総理ラジオで語る(第30回)の写真


 こんにちは、小泉純一郎です。


 総理、今日もよろしくお願いいたします。
久し振りですね。


 そうですね。3か月ぶりの放送になります。はい。
 総理が改革の本丸とおっしゃっておりました、郵政民営化法案、昨日ついに成立ということで、 おめでとうございます。


 ありがとうございます。政界の奇跡ですね。この奇跡を実現してくれたのは、小泉を支持してくれた国民の皆さんだと思います。心から厚く御礼申し上げます。

 一度は死んだんですよね。それを生き返らせてくれたのが、あの選挙でした。今からちょうど2か月前ですかね。8月8日、参議院で自民党から造反者が出て否決。これで普通、廃案で終わりなんです。民営化はだめだと、必要ないと。

 参議院で否決されて、衆議院を解散するのはおかしいとよく言われましたね。
 それと自民党の中の争いではないかと。自民党の賛成者と反対者が選挙で闘えば、漁夫の利を得るのは民主党だと。選挙をやれば自民党は負けると。なぜこんな負ける選挙をやるのか。いろんな親しい方から解散を思いとどまれと。もう一回臨時国会を開いて、もう一度やり直せばいいじゃないかと言うような方々がたくさんいました。

 私は、もう国会が郵政民営化は必要ないと結論を出したけれども、どうしても腑に落ちない。国民の皆さんにもう一度聞いてみたい。本当に郵政民営化は必要ないのか、必要なのか。

 私が、国会の各政党は、私が総理大臣になる前は、郵政民営化は暴論だと言っていたんですね。私はいつかこの郵政民営化は暴論ではなくて正論になると。むちゃくちゃな議論ではなくて、妥当だ、正しいという意見に変わるときが必ず来ると思ってやったんです。

 それは何でかと言うと、みんな難しく言うけれど、極めて簡単なことなんです。郵便局の仕事を役所がやっている。公務員じゃなければできないというのが反対論者の考え方なんです。郵便局ほど公務員を使っている役所はどこにもないんです。常勤の公務員が約26万人。それに加えて1日4時間か5時間働く短時間公務員が約12万人。併せて38万人の公務員が今、郵便局の仕事をしている。

 47都道府県ありますけれども、全国の警察官全部合わせても25万人ぐらいです。全国の自衛官、陸・海・空全部集めても、約24万人なんです。外務省の職員に至っては、全世界百数十か国に大使館、領事館があるでしょう、東京の霞が関の本省の外務省の公務員を全部集めても6千人いないんです。


 そうなんですか。それと比べるとかなりの数ですね。
 それに比べて、郵便局の常勤の公務員だけでも26万人、短時間の公務員が12万人、あわせて38万人の公務員しか、この郵便局の仕事はできないんだと。これを私は、いや、民間人に任せてもできる。ここに対してみんな反対していた。それがわからなかった。

 だから、私は、国民に聞けば必ず郵便局の仕事は民間に任せればできる。銀行にしても、保険にしても、あるいは宅配便にしてもみんな民間でやっているんだから、民間でできないことはないと。現に、宅配サービスをとってみても、夜間サービスを始めたのは民間の業者が先じゃないかと。冷凍食品、全国津々浦々配達できるようになったのも民間が先じゃないかと。これをやりなさい、あれをやりなさいと義務づけなくても民間の企業だったら、国民に必要なサービスや商品を考えて提供するんだということから、私はね、この問題は分かりやすく説明すれば必ず国民は支持してくれると思ったんですね。

 むちゃくちゃな解散だと言われましたけれどね、実際やってみて予想以上の手ごたえといいますか、熱い反応がありました。あの夏の暑い盛り。


 暑い中でしたね。
 もう驚くほどの人が集まってくれて、熱心に聞いてくれる。話が終わると、熱狂的と言っていいほどの激励の声。これを見て、これは勝てるかもしれないと。


 その時点で手ごたえが。
 手ごたえがありましたね。まあ結果、大きな勝利を与えてくれて、今、反対していた人たちも賛成に変わってくれました。それでようやく成立しました。これから、立派な民営会社になってもらうように、更に頑張っていかなければならないと思っています。


 そして、そんなお忙しい中ですけれども、総理はあの、CDも出されまして、選曲した。
 ええ、モリコーネをね、エンニオ・モリコーネというイタリアの映画音楽の有名な方ですよ。皆さんも見ていると思いますね。「ニュー・シネマ・パラダイス」とかね、あるいは「海の上のピアニスト」、「夕陽のガンマン」。  見ている人多いと思いますよ、マカロニウエスタン。

 そういう映画、あれがモリコーネかと。もういっぱい音楽つくっているんです。非常に哀愁に満ちていて、美しいメロディーなんです。これが私は大好きで、そんなに好きだったらCDつくったらどうかという話が入ってきてね、まあいいですよと。

 いいのだけ、21曲選ぶのに苦労しましたよ。約60分。これを秋の夜長、一人でちょっと暇になったら、ぼうっとしながら聞いていると良さがわかりますよ。


 疲れた体が癒される。
 疲れが治りますよ。みんなこう静かな、心にしみるような曲を選びましたから。良かったら是非聞いてください。


 是非、お聞きになっているリスナーの方もお聞きください。
 秋でね、この前、公邸からこの官邸、50メートルぐらい、朝、歩いている時ですね。そうしたら、植木のところにキノコが出てるんです。


 話題になっていましたね、キノコ。
 秋を感じましたね。ああ、珍しいなと思って。
 夏の暑さとは打って変わって、実りの秋というか、スポーツに、芸術に、読書に、何でもいい秋ですね。


 そろそろ、総理、時間になってしまいましたけれども。
 これから、皆さんも秋を楽しんでいただければと思っています。来月ですかね、土曜日、26日、またお目にかかりましょう。

※このメッセ−ジは、全国38局のラジオで10月15日(土)に放送されたものです。



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