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小泉内閣総理大臣記者会見

平成13年10月8日


【小泉総理冒頭発言】

本日、緊急テロ対策本部会議を開催し、国際的テロ行為の防止及び根絶のための緊急対応措置を決定いたしました。これを踏まえて、内閣総理大臣談話を発表します。

非人道的な国際テロ行為には、世界の国々が力を合わせて立ち向かっていきます。我が国は国際的なテロリズムの防止と根絶のため、米国等の行動を強く支持し、可能な限り協力していきます。

さらに、以下7点の緊急対応措置を決定致しました。
一、国民の安全確保のための警戒警備体制の強化
二、外国の在留邦人の安全確保と退避の支援
三、テロ対策特別措置法案の一日も早い成立
四、人道的、経済的その他の支援
五、テロリストの資金源を絶つ対策の強化
六、経済システムや国民生活をテロの脅威から守ること
七、国民に対する迅速な情報の提供

このような措置を各省一体となって取り組んでいきたいと思います。
我が国は、このテロリズムの根絶と防止のために国際社会と協力して全力を挙げて取り組んでいきたいと思いますので、国民の皆さんにはご理解とご協力をお願いします。


【質  疑】

【記  者】 談話の中にもありますけれども、第2番目の項目として、在留邦人の安全の確保と退避の支援がございますけれども、この中で具体的には、パキスタンに対して、自衛隊機の派遣といったことをお考えになってますでしょうか。

【小泉総理】 今のところ、実情がどういうことになるか、また、パキスタンの難民がどういう状況であるのか、それを調べてからですね、いろいろ難民の事情もございますから。また、在留邦人と言っても、個人的な事情、様々であります。在留邦人の中には、現地の方と結婚されてる方もおります。それぞれでありますので、そういうのをよく調べて。陸路もあります。海路もあります。もちろん空路もあります。実情を調べてから退避するということでいいと思ってます。その用意はしてございます。できるだけ避難できる支援体制をとると。

【記  者】 この中に、法案の一日も早い成立を目指すとありますけれども、具体的にはどのあたりを目処に考えていらっしゃいますか。

【小泉総理】 これは、国会の状況にもよるんですが、一日も早いということは正に一日も早いほうがいいわけですよ。ですから、土、日も場合によっては審議していただくと。こういう状況でありますから、土曜、日曜は審議しないということでなくてもいいんじゃないかと。場合によっては、一日も早い成立のためには、土曜、日曜を使ってもいいんではないかという意見も出ておりますし、これは、国会の方に今出来るだけ早い成立をお願いしております。

【記  者】 APECがあるわけですけれども、その前までに成立を目指すとかいうそういうお考えはないでしょうか。

【小泉総理】 一日も早い成立でいいのではないかと思います。

【記  者】 今日の訪中についてなんですが、江沢民主席から、いわゆる靖国問題について、どのようなお話があったとかをお聞かせ願いたいのですが。

【小泉総理】 そうですね、靖国等の問題がありましたけども、私の今日の訪中、この会談によって、緊張というかわだかまりが解けたと、これから、お互い協力して日中友好に尽くしていきましょうという、非常に実り多い、良い会談が出来たと私は思っております。やはりこういう状況だけども、中止せずに行って良かったなあと、また、会談をして良かったなあと思っております。

【記  者】 それについてなんですが、中国側のブリーフ、それから、地元テレビによりますと、靖国神社の中には、日本軍国主義の戦犯が祀られており、日本の指導者が参拝に行けば重大な問題になるというようなニュアンスが出ているのですが、これと今の総理が仰ったわだかまりが解けたというのは大分ちょっとニュアンスが違うような気がするんですが、その点は如何ですか。

【小泉総理】 私は、非常に良い会談でね、今日の私の訪中を前向きに中国側も受け止めて、私もこれから日中友好増進のために、ますます努力していこうという意欲が湧いてくるようなね、中国の快い大人のような歓迎に感謝を申し上げたいと思っております。

【記  者】 前回の7項目の対応の中に、情報収集のための自衛隊艦艇の派遣というのがございまして、今回の項目には漏れているのですが、これは、新しい状況を踏まえて考えていないということになるのでしょうか。

【小泉総理】 これは、今現在の時点で、緊急に対応しようということでありまして、今後の事態の発展によってはできるだけのことをする。


関連リンク
  • 緊急テロ対策本部第1回会合・総理記者会見[小泉総理の動き]
  • 小泉内閣総理大臣談話
  • 緊急対応措置