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小泉総理の演説・記者会見等
 

全国戦没者追悼式

内閣総理大臣式辞


 天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、戦没者御遺族及び各界代表多数の御列席を得て、全国戦没者追悼式を挙行するに当たり、政府を代表し式辞を申し述べます。

 先の大戦が終わりを告げてから、58年の歳月が過ぎ去りました。苛烈を極めた戦いの中で、300万余の方々が、祖国を思い、家族を案じつつ戦場に散り、戦禍に倒れ、あるいは戦後、遠い異郷の地に亡くなりました。私たちは、現在享受している平和と繁栄が、戦争によって心ならずも命を落とした方々の犠牲の上に築かれていることを、ひとときも忘れることはできません。戦没者の方々の御冥福を心からお祈り申し上げるとともに、衷心より敬意と感謝の誠を捧げます。

 また、先の大戦において、我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。国民を代表して、ここに深い反省の念を新たにし、犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表します。

 我が国は、戦後、平和を国是として、国民のたゆまぬ努力により、幾多の困難を乗り越え、平和で豊かな日本へ、めざましい発展を遂げてまいりました。

 私は、過去を謙虚に振り返り、二度と戦争を起こしてはならないという不戦の誓いを堅持するとともに、我が国が、世界各国との友好関係を一層発展させ、国際社会の一員として、世界の恒久平和の確立に積極的に貢献するよう全力を尽くしてまいります。

 終わりに、戦没者御遺族の今なお変わることのない深い苦しみ、悲しみに思いを致すとともに、皆様の今後の御多幸を心からお祈り申し上げます。


平成15年8月15日
内閣総理大臣   小泉 純一郎