平成30年4月24日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。
 私から冒頭1件ですが、2020年東京大会、これは日本文化の魅力を発信する絶好の機会と捕らまえておりまして、政府といたしましては、日本文化の魅力を発信するために、国際化の促進、共生社会の実現につながる文化事業活動を「beyond2020プログラム」として認証し、広く発信していくということは、御存じのとおりであります。
 そして、もう一つの取組として、基本方針推進調査といたしまして、東京大会の機運醸成に向けまして、文化を通じた盛り上げに係る試行プロジェクト、これを一昨年から実施をしております。今年度も本日より試行プロジェクトの公募を開始いたします。
 今回の公募においても、多言語対応、バリアフリー対応、国際標準化、国際規格化対応のいずれかを促進する文化事業に重点化して、採択を行い、その効果の高いプロジェクトを10件程度実施いたしたいと思っております。
 公募についての詳細、これは後ほど、事務方より説明をいたします。
 私からは以上です。

2.質疑応答
(記 者)
 先週の金曜日ですけれども、東京都が2020年東京大会に向けての受動喫煙防止条例の骨子案を発表いたしました。従業員を雇う飲食店は原則禁煙にするなど、政府案よりも少し進んだ印象を持つのですけれども、大臣はどう思われますか。
(大 臣)
 かねてより、東京都で条例を準備したいということは聞いておりました。開催都市でございますから、過去のオリンピック・パラリンピックについても、国の基準・規制とは別に、開催都市において、更に厳しい規制を行った例があるということを聞いております。
 こうした東京都の条例、中身がどうなっていくのか、それから実際にどう議会で承認されていくのか、しっかり見極めたいと思います。
 いずれにしても、政府は今健康増進法の改正案、これを国会に提出しているわけでありますので、私としては、本国会で成立をさせていただきたい。
 そして、また、東京都の条例というものを見極める中において、たばこのないオリンピックという理念をどう具体化していくか、前に進めていきたいと思っています。
(記 者)
 話変わりますけれども、本日の閣議で、福田財務次官の辞任が決まりましたでしょうか。
 あと、この問題をめぐっては、福田次官がセクハラをまだ認めていないという状況は変わっていないと思うのですけれども、財務省のこれまでの対応を含めて、大臣の受け止めをお願いいたします。
(大 臣)
 閣議で福田次官からの願いにより辞任をするということの報告があって、それを決定いたしました。
 いろいろなことがこの件について、発言があるわけでありますが、基本的なことをいえば、やはりセクハラというものはあってはならないということであると思います。そういう中で、財務省の調査の仕方がどうなのかという意見もございます。
 いろいろ改善すべき点は改善しながら、調査を完了させなければいけないと思います。現在、取りかかっているわけですから、このまま結果が出ないままに終わってしまうのではなく、いずれにしても、はっきりした結論を出してもらいたいと思っています。
 
 以上