平成23年3月12日(土)午前

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福島第一原子力発電所について

 大変遅い時間にお集まりをいただきまして大変恐縮でございますが、それぞれの現地では警察、消防、自衛隊を始めとして関係者の皆さん、夜を徹して救援活動に当たっております。また、こちらの対策本部の方でも、松本防災担当大臣を先頭に、全体の情報の集約と整理に当たっているところでございます。そうした中で、私(官房長官)から三点ご報告をさせていただきます。
 まず一点は、当事者である東京電力及び経済産業大臣からも発表をいたしておりますが、福島第一原子力発電所について、原子炉格納容器の圧力が高まっている恐れがあることから、原子炉格納容器の健全性を確保するため、 内部の圧力を放出する措置を講ずる必要があるとの判断に至ったの報告を東京電力より受けました。経済産業大臣ともご相談をいたしましたが、安全を確保する上で止むを得ない措置であると考えるものであります。この作業に伴い、原子炉格納容器内の放射能物質が大気に放出される可能性がありますが、事前の評価では、その量は微量と見られており、海側に吹いている風向きも考慮すると、現在とられている、発電所から3km以内の避難、10km以内での屋内待機の措置により、住民の皆様の安全は十分に確保されており、落ち着いて対処いただきたいと思います。既に21時23分に、菅総理が発した避難指示に沿って、半径3kmの地区の避難は完了をいたしました。この避難指示の内容に変更はありません。この避難指示の内容に変更はありません。したがって現地の住民の方々は自衛隊、警察、自治体などの指示に冷静に従っていただきたいと思います。モニタリングカーの測定によると、現時点で、放射性物質の施設外への漏えいは確認をされておりません。先ほどの措置のとられた後も、しっかりと放射性物質の測定を定期的に行い、その情報については、ほぼ直ちにと言っていいようなタイミングで経産省及び官邸に届けていただくよう指示をいたしております。なお、現地は24時ちょうど前後に、池田経済産業副大臣が現地に到着をいたしております。現在、支援体制を池田副大臣の陣頭指揮の下、全力で整えております。不確実な情報に惑わされることなく、確実な情報に従って行動するようお願いをいたします。

菅総理による被災状況の把握について

 二つ目に、今回の災害の状況、実態をいち早く把握をするため、特に只今の原子力発電所の事態についてしっかりと把握することも含めて、本日の早朝、総理自ら現地を訪れることとしたい。日が上がりましたら、総理自らヘリコプターにて現地を訪ねるということで、今最終的な調整をいたしております。6時に官邸のヘリポートを出まして、福島の只今の原子力発電所、ここは現地に降りれるという方向でございます。そして、更に上空から海岸部の被災状況を直接把握をした上で、10時50分に官邸に戻ると、こういう予定で朝一番、総理自らヘリコプターに乗って被災状況を直接把握をするという行動をとるという最終調整をいたしております。確定し、詳細が決まりましたら、貼り出し等という形でお伝えをすることになるかと思います。

緊急災害対策本部並びに原子力災害対策本部の招集について

 三つ目でございます。夜間も救難活動は全力で行っておりますが、本日の夜が明けまして、救難状況、そして被災状況の整理をした上で、明朝は朝8時30分に、総理は現地の視察をしていただいておりますが、緊急災害対策本部並びに原子力災害対策本部を明日の朝8時30分、招集をいたしました。

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