私(官房長官)から、何点かご報告を申し上げます。まず、食品についての規制についてでございます。まず、この食品の出荷制限、摂取制限の判断をするための暫定規制値について、緩めるべきではないか、あるいは緩めて欲しいという声もございました。厚生労働省の方で、食品安全委員会、原子力安全委員会等の専門家の方々の検討を踏まえて、これを変更することなく用いることとするということを決定をいたしました。
当然のことながら、原子力災害対策本部としても、この間、厚生労働省から適宜報告を受けながら進めてきているところでございます。消費者の皆さんの安全についてご指摘な数字はありますけれども、まさに安全をしっかり確保するという観点から、この暫定規制値を見直すということは、現時点では行なわないという結論を厚生労働省の方で出しました。この検討と同時に、出荷制限等の発動と解除の考え方につき、原子力安全委員会にも助言を求め、再整理を行ないました。
後ほど資料をお配りをするとともに、農林水産省、厚生労働省等からも詳細、ご報告を後ほどいただきますが、二つのことを決定をいたしました。原子力災害対策本部長としての菅総理の下で、二つのことを決定をいたしました。一つは、出荷制限の設定解除の対象範囲、対象区域についてでございます。この間、さまざまな検討、モニタリングの数字等もかなり集まって来ておりますことから、汚染区域の広がりや、集荷実態等を踏まえ、市町村単位など、県を分割した区域毎に設定、解除を行なうことも可能とすることといたしました。
次に出荷制限の解除については、原子力発電所の状況を勘案をしつつ1週間毎に検査を行ない、3回連続で暫定規制値を下回った品目、区域に対して出荷制限の解除をするという原則を決めました。なお、この解除をする場合であっても、原子力発電所からの放射性物質の放出が継続している間は解除後も引き続き、1週間毎に検査を実施することを条件といたしております。
なお、こうした考え方に基づき、3月25日から3月31日の間に暫定規制値を上回る野菜が検出をされたことに基づき、原子力災害対策特別措置法第20条第3項に基づき、次の市町村の野菜について、当分の間、出荷を差し控えるよう千葉県知事に指示をいたしました。一つは千葉県香取市及び多古町におけるホウレンソウ、もう一つは千葉県旭市において採取されたホウレンソウ、チンゲンサイ、シュンギク、サンチュ、セロリ、パセリでございます。これらの地域と品目について、今回定めました市町村単位などの、区域毎の指定を可能とするというルールに基づきまして、出荷制限の指示を、千葉県知事に対して指示をしたところでございます。
農業者の皆さんからは規制値を緩めてもらえないかという声、意見もございましたが、逆にしっかりと厳しい規制値の数字でございますが、よりきめの細かい指定や解除をしっかりと行なうことで、逆に指定を受けていない農作物については安全であるということを消費者の皆さんに感じていただき、風評被害を無くしていくということが重要ではないかというふうに考えております。
今後、更にきめ細かく出荷規制の必要性のある部分については、監視と規制を行なってまいりますので、是非それ以外のものについては、規制値を上回っていないということでありますので、しかも相当安全性を厳しく考慮した規制値を、上回っていないということでございますので、是非、単に産地の都道府県等に基づいて風評に基づく対応が無いよう、冷静な対応をお願いできればというふうに思っております。