首相官邸
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平成20年10月8日(水)午前
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○ノーベル物理学賞日本人3人の受賞について
 私(官房長官)の方から申し上げますのは、既にご存じではございますが、ノーベル物理学賞、日本人3人が受賞されたと、嬉しいニュースでございます。今回は、今年のノーベル物理学賞は、3人全員日本人ということでございました。南部陽一郎米シカゴ大学名誉教授、京都産業大学の益川敏英教授、高エネルギー加速器研究機構名誉教授で、
現在、日本学術振興会の小林誠理事が受賞されたことであります。昨日、麻生総理から3人の受賞者にも直接電話でお祝いを述べていただきました。私(官房長官)からも、心から祝意を表する次第でございます。今まで、15人の日本人がノーベル賞を受賞してこられたわけでありますけど、これで、ノーベル物理学賞受賞者は7人になりました。このことからでも分かりますように、日本の物理学に代表される基礎科学分野は、世界でも非常に評価が高く、正に世界のトップランナーであると思います。0から1を産み出す基礎科学こそ、国が戦略的に政策とすることも含めて、しっかりバックアップしなきゃならんと思います。因みに、物理の分野で言いますと、南部先生を始め、素粒子物理の世界では、現在、スイスにセルンございます。ちょうど、日本の山手線の大きさぐらいであります。私(官房長官)も2度ほど伺いましたが、そこで、宇宙の誕生、所謂ビックバンが起こった時に近いエネルギーを発生させて、物質の起原を探ろうとする実験、が今行なわれております。日本もそれに資金を投資していますが、この実験の結果を待って、更に大がかりな実験をしようということが計画されています。それは、この予算委員会初日に、保利政調会長が、最後のところで、リニア・コライダーというお話をされました。これでございます。リニア・コライダー国際研究所建設計画というのがございます。これは、セルンは円形なんですけれども、これは直線、40キロ、直線加速器になります。これだと、もっと大きなエネルギーをロスなく発生させると言われておりまして、この実験を、これから日本政府としても本格的に取り組む時が来た、これ今検討に入っておりますが、こうした横断的な分野の基礎科学について、具体的な政府の取り組みをやる、関係府省で検討する仕組みを作っていく必要があるんじゃないかと思っておりまして、これは、共産党、自民党から民主党、共産党、野党も全部含めた超党派の議連も既に出来ておるところでございます。ちょうど、こういう基礎科学の部分で、ノーベル物理学賞、直接関係のある方、小柴先生も大いに関係しておられるわけでありますが、こういう朗報がございましたので、敢えて付言をさせていただきました。

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