日本商工会議所創立100周年記念式典

更新日:令和4年9月16日 総理の一日

 令和4年9月16日、岸田総理は、天皇陛下御臨席の下、都内で開催された日本商工会議所創立100周年記念式典に出席しました。

 総理は祝辞で次のように述べました。

「天皇陛下の御臨席を仰ぎ、日本商工会議所創立100周年記念式典が挙行されますことは、誠に喜ばしく、心よりお祝い申し上げますとともに、日本商工会議所の長きにわたる我が国、そして、地域経済に対する御貢献に深く敬意を表し申し上げます。
 この100年で、大正から、昭和、平成、令和へと時代は大きく変化しました。しかし、政策提言、中小企業の活力強化、地域経済の活性化という日本商工会議所のミッションの重要性は、いささかも変わっておりません。
 むしろ、我が国が、新型コロナの感染拡大、ロシアによるウクライナ侵略、世界的な物価高といった歴史を画するような様々な課題に直面する中、また、デジタル化や、グリーン・トランスフォーメーションなどにより、経済活動の前提が大きく変わる中、日本商工会議所の皆様が果たすべき役割は、ますます重要なものとなっています。
 地域とともに、未来を創る。
 100周年のこの機会に、皆様が、次の100年を見据え、掲げられたこのスローガンは、日本商工会議所の皆様が積み重ねてこられた歴史と、未来を端的に表した素晴らしいものだと感じています。
 私は、新しい資本主義という経済政策を掲げ、日本の経済社会を持続可能で、包摂的なものへとしていくための挑戦に全力を傾けています。この挑戦は、日本の経済社会の屋台骨を支える中小企業の皆様を始め、地域経済の中核を担う皆様との協力がなければ、決して成し遂げることができないものです。
 地域とともに、未来を創る。私は、そうした思いを持つ皆様と共に、この国の未来を創っていきたい。その強い覚悟で、内閣総理大臣としての使命を、全身全霊で果たしてまいります。
 最後になりますが、日本商工会議所の今後ますますの御発展と本日お集まりの皆様の御健勝、御活躍をお祈り申し上げ、私の祝辞とさせていただきます。」

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