経済財政諮問会議

更新日:令和5年4月18日 総理の一日

 令和5年4月18日、岸田総理は、総理大臣官邸で令和5年第4回経済財政諮問会議を開催しました。

 会議では、特別セッション(目指すべきマクロ経済の構造と求められる政府の役割)が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「本日は、諮問会議における特別セッションを開催し、目指すべきマクロ経済構造と政府の役割について、有識者の方々から御意見を伺いました。
 マクロ経済構造の議論を通じて、供給力向上による生産性の向上と分厚い中間層の形成を通じた成長と分配の好循環を実現するためには、賃金と物価が安定的に上昇する価格面からの好循環を一体として進める必要があるという御意見を頂きました。
 また、成長と分配の好循環のためには、民需の喚起や国民生活の安心の醸成、金融市場の安定化に向けた、メリハリと規律の効いた多年度にわたる財政運営が必要との御意見を頂きました。
 また、この物価高への対応を迅速かつ機動的に進めるとともに、中長期的視点に立って、官民連携を通じて民間投資をより大胆に引き出していくほか、社会保障を含めた公共サービス分野では、新しいニーズに即した歳出改革の徹底や既存事業の見直しを進め、経済再生と財政健全化の両立を図ってまいります。
 諮問会議の民間議員におかれては、内外経済が大きく変化する中にあって、政策の将来にわたる効果を見据えた動的思考も踏まえ、成長と分配の好循環を拡大していくための重要課題や優先順位を明確にした中期的な経済財政運営の在り方について、引き続き議論を深め、骨太方針に反映していただきたいと思っています。
 そして、植田新日銀総裁におかれましては、本日が最初の諮問会議になりましたが、マクロ経済政策に関する理論・実務両面での御見識を背景として、諮問会議に積極的に御参加いただけることを期待しております。」

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