政府与党連絡会議

更新日:令和5年6月6日 総理の一日

 令和5年6月6日、岸田総理は、総理大臣官邸で政府与党連絡会議に出席しました。

 総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。

「先週1日、これまでの与党における議論も踏まえて、こども未来戦略方針案をお示しいたしました。

 第1に、経済成長実現との両立を図り、若者・子育て世代の所得を伸ばすこと、第2に、スピード感を重視し、必要な施策を速やかに実施していくことを基本的考え方として、全体として3兆円半ばの充実を図り、少子化対策を画期的に前進させたいと考えております。

 長年にわたる自公政権下の努力に加え、今般の加速化プランの実施により、我が国のこども・子育て予算は、子供一人当たりの家族関係支出で見て、OECD(経済協力開発機構)トップのスウェーデンに達する水準となります。

 今後、骨太方針に向け、最終的な与党手続を経て、こども未来戦略方針を取りまとめてまいります。

 骨太方針については、与党の皆様から御提言を頂き、感謝申し上げます。頂いた御提言を踏まえて、明日7日の諮問会議で原案を提示する予定です。

 今年の骨太方針においては、新しい資本主義を経済運営の中心に据え、その加速に向けて、構造的賃上げや人への投資の強化、官民連携による国内投資の拡大、少子化対策・こども政策の抜本強化などの取組の方向性を明らかにしてまいります。

 今後、与党と緊密に連携を取りながら、取りまとめを進めてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 外交面では、先週水曜日に、北朝鮮が、軍事偵察衛星と称して、弾道ミサイル技術を使用した発射を実施しました。国連安保理決議違反であり、断じて容認はできません。

 シンガポールでは日米韓の防衛大臣会合を開き、迅速な情報共有の下で、緊密に連携して対応することを確認し、また、安保理の緊急会合では多くの理事国から強い非難がなされました。

 北朝鮮は再度の打ち上げを発表しており、緊張感を持って情報収集・警戒監視に全力を挙げてまいります。

 通常国会は、会期末まで残り2週間余りとなりました。会期末まで可能な限りの法案を成立させたいと思っております。

 政府一同、引き続き緊張感を持って国会審議に臨み、丁寧な説明に努めてまいります。今後とも、堅固な自公政権の連携の下で、政策を前に進めたいと思っております。皆様の御協力をよろしくお願い申し上げます。」

これまでの総理の一日