インフラメンテナンス大賞 表彰式

更新日:令和6年1月18日 総理の一日

 令和6年1月18日、岸田総理は、総理大臣官邸で第7回インフラメンテナンス大賞 表彰式に出席しました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「内閣総理大臣の岸田文雄です。第7回インフラメンテナンス大賞表彰式の開催に当たり、一言御挨拶申し上げます。
 1月1日に令和6年能登半島地震が発生いたしました。改めてお亡くなりになられた方々に心からお悔やみを申し上げますとともに、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。
 今回の地震では、道路、上下水道、電力などの重要なインフラ・ライフラインが数多く寸断されました。いまだに復旧の見通しが立たない地域もあり、避難生活の長期化が見込まれる大変厳しい状況にあります。
 我が国のインフラは、高度成長期に大量に整備され、老朽化の問題が顕在化している中、メンテナンスの担い手不足も深刻です。損傷が生じてから対処するような事後保全型のメンテナンスでは、結果的にコストが高くなるだけではなく、災害などの外力に十分に対処できないことが明らかになってきています。
 生産性を飛躍的に高めるような新技術・デジタルの活用を徹底的に進めつつ、広域的・戦略的なインフラマネジメントを推進することで、予防保全型メンテナンスへの本格転換に国全体で取り組む必要があります。
 インフラメンテナンス大賞は、国民へのメンテナンスの理念の普及・定着を図るため、国内の優れた取組や技術開発を表彰するものであり、今年で7年目を迎えました。インフラメンテナンスの重要性を踏まえ、今回より総理大臣賞を創設したところです。
 初めて内閣総理大臣賞を受賞する大阪ガスネットワーク株式会社の取組は、ガスの漏えい検査の生産性を著しく向上させ、メンテナンスを担う人材不足の解消にもつながるものであり、極めて顕著な功績を挙げられました。改めて私からも敬意を表したいと思います。
 ここに御列席の皆様方は、持続可能なインフラメンテナンスの中核を担う方々であると承知しています。インフラの老朽化、担い手不足といった社会課題の解決を目指し、新技術・デジタルの一層の活用に向けて、更に切磋琢磨(せっさたくま)していただき、また来年もこの場でお会いできますことを楽しみにしております。
 結びに、一日も早い被災地の復旧・復興、被災者の生活・生業(なりわい)の再建に全力を尽くすことをお誓い申し上げ、そして本日御列席の皆様の御活躍と御健勝を心から祈念を申し上げまして、私の御挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。」

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