北方領土返還要求全国大会

更新日:令和6年2月7日 総理の一日

 令和6年2月7日、岸田総理は、都内で開催された令和6年北方領土返還要求全国大会に出席しました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「令和6年北方領土返還要求全国大会の開催に当たり一言御挨拶申し上げます。
 北方領土の日である本日、昨年に続き会場に参加者が集い、大会が開催されますことは、大変意義深いものと考えております。
 会場にいらっしゃる皆様、オンラインで本大会を御覧になられている皆様、そして、全国各地で、北方領土問題の解決に向け、ひたむきに取り組んでおられる皆様の、日頃からの御尽力に、心から敬意と感謝を申し上げます。
 戦後78年が経過した今もなお、北方領土問題が解決されず、日本とロシアの間に平和条約が締結されていないことは、誠に遺憾です。
 ロシアによるウクライナ侵略によって日露関係は厳しい状況にありますが、政府として、領土問題を解決し、平和条約を締結するという方針を堅持してまいります。
 昨年6月、千島歯舞(はぼまい)諸島居住者連盟の松本理事長から特に北方墓参の早期再開の御要望を頂き、また7月には、北方領土隣接地域に暮らす元島民三世・四世の中学生から、北方領土問題の解決に向けた思いを受け継ぎ、今後につないでいくというお話を直接伺いました。
 北方墓参を始めとした四島交流等事業の再開は、日露関係における最優先事項の一つです。御高齢となられた元島民の方々の切実なるお気持ちに何とか応えたいとの強い思いをもって、ロシア側に対し、今は特に北方墓参に重点を置いて、事業の再開を引き続き求めてまいります。
 北方領土問題は国民全体の問題であり、国民一人一人が、この問題への関心と理解を深め、政府と国民が一丸となって取り組むことが不可欠です。また、同時に、我が国の立場が国際社会において正しく理解されることも重要です。
 政府としても、引き続き国民世論の啓発等に取り組んでまいりますので、国民の皆様の力強い御支援と後押しを賜りますよう、改めてお願い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。」

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