欧州委員会主催グローバル・ゲートウェイ・フォーラム 岸田総理ビデオメッセージ

更新日:令和5年10月26日 総理の指示・談話など

フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長、御参加の皆様、日本国総理大臣の岸田文雄です。
 本日の「グローバル・ゲートウェイ・フォーラム」の初開催にお祝い申し上げるとともに、このフォーラムを実現に導いたウァズラのリーダーシップに敬意を表します。
 本年のG7広島サミットの機会に、私は、ウァズラと共に、グローバル・インフラ投資パートナーシップ(PGII)に関するイベントを開催しました。
 その際、私たちは、インフラ投資を通じ、パートナー国と共に、クリーンなエネルギーを広め、気候変動に強い社会を作り、サプライチェーンを強化し、デジタル技術と交通インフラで人々をつないで、誰ひとり取り残さない社会の実現を目指すこと、さらに、こうした投資を透明かつ公正な形で実施し、パートナー国の持続可能な開発に貢献することを表明しました。
 PGIIを具体化し、質の高いインフラ投資を実現するためには、多様な主体と連携しながら、民間資金の動員に取り組むことが必要です。そのため、G7広島サミットのPGIIイベントには、初めて民間企業も招待し、共に取り組むことを確認しました。
 EU(欧州連合)の「グローバル・ゲートウェイ」は、世界全体の持続可能な開発に向けて民間投資を積極的に動員していく取組であり、PGIIへの重要な貢献でもあります。
 世界が歴史の転換点にある中で、日本とEUは、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持、強化し、国際社会の共通の課題に共に取り組む戦略的パートナーです。私がブリュッセルを訪問して行った本年7月の日EU定期首脳協議でも改めて確認したとおり、「持続可能な連結性及び質の高いインフラに関する日EUパートナーシップ」に基づき、この分野においても、EUと引き続き緊密に連携していきたいと考えています。
 御清聴ありがとうございました。

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