子育て施設職員との車座対話等についての会見

更新日:令和4年12月26日 総理の演説・記者会見など

(今回の視察の受け止め及び今後の更なる子育て支援の拡充について)

 今日、子供をめぐる環境が、より複雑化している、また深刻化していると言われる中にあって、妊娠、出産、そして子育てに関する悩み、あるいは疑問に答える御家庭、子供たちのサポート、あるいは妊娠時の面談と経済的支援を一体的に行っている先駆的な取組に関わっている皆様に直接お話を聞かせていただきました。最前線で頑張っている皆様方の話を聞いて、改めて、伴走型支援というものの大切さ、これを感じました。政府としても安心こども基金を活用して、こども家庭センターの全国展開に向けて、自治体を支援していくわけですが、この間発表した総合経済対策の中にあっても、伴走型支援と経済的支援を一体的なパッケージとして実施するということを盛り込んでいます。これを速やかに進めていきたいと思っており、渋谷区においても来月からのスタートに向け準備を進めていると承知しています。子育て支援策、これは今の政権にとっても最重要課題の一つであるということ、これは従来から申し上げてきたとおりです。御指摘のように、出産育児一時金の増額等の取組を進めているわけですが、あわせて、全世代型社会保障(構築)会議においても議論を続けており、来年4月のこども家庭庁をスタートする前から、様々な政策について議論を続けております。そして、こども家庭庁スタート後、改めて今の社会において必要とされるこども政策とは何なのか、これを体系的に取りまとめた上で、骨太の方針を念頭に置きながら、こども政策の予算を将来的に倍増にしていくべく道筋を明らかにしていきたいと考えています。これから、そうした道筋をしっかり描いていかなければならない。こども政策は今の政権にとりまして大変大きな政策の柱になるということを改めて強く感じています。以上です。

(こども予算の倍増に伴う財源確保について)

 防衛予算、こども政策、GX(グリーン・トランスフォーメーション)、それぞれ今の日本にとりまして大切な課題です。それぞれ内容も違いますので、財源のありようも異なります。それぞれ工夫をしながら、財源を考えていかなければならない。それとも財源がないからやらないということで済む課題ではないということを私たちはしっかり考えなければならないと思います。財源が厳しい、これはもう日本の全体の財政を考えたとき、誰もが分かっていることです。その中でどのような工夫をしていくか、これが試されるのだと思っています。こども政策においても、まずは、こども家庭庁の下で、今必要とされる政策を整理していくところから始めたいと思いますが、中身は様々です。その中身に応じた財源というものを考えていかなければならないと思います。そういった作業をこれから小倉大臣を中心に政府としてしっかり取り組んでいきたい、このように思っています。

(秋葉大臣の年内交代について)

 様々な報道を聞いています。いろいろな方がいろいろなことを私のところに言ってこられます。今言えることは来年の通常国会に向けて、しっかり準備を進めていかなければならないということであり、それに尽きると思っています。それ以上はお答えはしておりません。

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