エジプト、ガーナ、ケニア、モザンビーク及びシンガポール訪問等についての会見

更新日:令和5年4月29日 総理の演説・記者会見など

(アフリカ4か国と、シンガポール訪問の狙いと期待について)

 まず、おっしゃるように、これからエジプト、そしてガーナ、ケニア、モザンビーク、さらにはシンガポールを訪問いたします。ロシアによるウクライナ侵略によって、国際秩序の根幹が揺らぐ中にあって、今申し上げたようなアフリカ主要国の首脳との間において、ウクライナ情勢、あるいは国際的な課題について意見交換を行い、そして、連携を確認したいと思っています。そして、その結果を来月行われますG7広島サミットにつなげることによって、サミットの議論の充実にもつなげていきたい、このように思っています。あわせて、御案内のとおり、今、スーダン情勢が大変不安定な状況にあります。この予断を許さない状況にあるスーダン情勢についても、関係国と議論し、そして安定化に向けての協力についても協議してきたいと思っています。そしてアフリカ4か国からの帰路、給油のために立ち寄るシンガポールにおいては、この機会を利用してリー・シェンロン首脳と会談を行います。法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化のため、本年の日ASEAN(東南アジア諸国連合)友好協力50周年ということも念頭に置きながら議論を行い、この議論も同様に、G7広島サミットにつなげていきたいと考えています。以上です。

(スーダンから退避された邦人の帰国についての受け止めと、残る邦人への支援について)

 おっしゃるように、本日先ほど、スーダンからジブチへ退避された邦人とその御家族、合計48名がチャーター機で帰国したという報告を受けております。大変危険かつ不安定な状況の中、希望された方々全員が無事帰国できましたことについて安堵(あんど)するとともに、この皆様方には大変お疲れ様でしたと申し上げたいと思います。そして、厳しい状況の中で、大変難しいミッションに果敢に取り組み、そして無事の退避と、帰国にこぎ着けた自衛隊、あるいは大使館、またJICA(国際協力機構)を始め、関係者の皆様方に、本当によく対応していただいたと敬意を表し申し上げたいと思います。これによって、現時点でスーダン国内から退避を希望する邦人は残っておりませんが、引き続き、ジブチに設けました臨時事務所で対応を行い、日本政府として、スーダン国内に在留する邦人の安全確保及び必要な支援、これは引き続き、全力で対応していきたいと考えています。以上です。

(来月7、8日に、韓国を訪問して尹(ユン)大統領と会談するという報道について)

 3月に尹大統領に御訪日いただきました。その際の首脳会談において、シャトル外交を再開する、このことについては一致しています。しかし、具体的な訪韓時期については、まだ何も決まっておりません。

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