NATO首脳会合出席及びドイツ訪問についての会見

更新日:令和6年7月10日 総理の演説・記者会見など

(NATO(北大西洋条約機構)首脳会合に出席する意義及び期待する成果、並びに、スターマー英国首相との首脳会談について、またドイツ訪問においてショルツ首相と連携を強化したい分野について)

 まず、これからNATO首脳会合に出席するために、ワシントンD.C.に出発し、その後、ドイツを訪問いたします。NATO設立75周年を記念する今回の首脳会合においては、欧州・大西洋と、そしてインド太平洋、この二つの安全保障環境は不可分であるということを、各国首脳と認識、確認したいと思っています。日本を含むインド太平洋のパートナーとNATOの持続的な協力関係、これを確認する機会としたいと思っています。
 そして、その機会に、御指摘の英国・スターマー新首相と対面で会合を持ちたいと思っています。先日、電話で会談を行いましたが、早速、対面で会合を行うことによって、近年、特に緊密な日英のパートナーシップについての具体的な方途等についても意見交換をしたい、このように思っています。それ以外にも、ストルテンベルグ・NATO事務総長ですとか、韓国、そしてオランダ、スウェーデン、フィンランド、こうした首脳会合も行いたいと思っておりますし、日本、韓国、そしてオーストラリア、ニュージーランド、いわゆるIP4の首脳会合、そしてIP4プラス、ウクライナのゼレンスキー大統領との会合、こうしたことも予定をしているところです。
 そして、その後のドイツとの関係ですが、ドイツとの間においては、近年、特に協力が進展している安全保障分野において、協力の推進、ショルツ首相との間で意見交換を行い、これを確認したいと思います。あわせて、経済安全保障を含む経済分野、昨年、第1回の日独政府間協議を行いました。その政府間協議の成果も踏まえて、経済分野における協力、連携強化、これも議論をしたいと考えています。以上です。

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