第97回メーデー中央大会

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 令和8年4月29日、高市総理は、都内で開催された第97回メーデー中央大会に出席しました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「皆様、おはようございます。内閣総理大臣の高市早苗です。働く皆様の祭典『第97回メーデー中央大会』が盛大に開催されますことを心よりお慶(よろこ)びを申し上げます。
 今年の春季労使交渉では、連合の皆様を始めとする労使の皆様の真摯な御努力によりまして、第4回、回答集計において、一昨年、昨年と同水準の5パーセントを超える賃上げとなったと承知しております。昨年の11月、芳野会長、神保事務局長にも御臨席いただいた政労使の意見交換におきまして、私から一昨年、昨年に負けない、遜色ない水準での賃上げ、とりわけ『物価上昇に負けないベースアップの実現』に向けた御協力をお願いしました。政府としても、賃上げを事業者の皆様に丸投げせず、継続的に賃上げできる環境を整備することとして、事業者の皆様を後押ししてきましたが、労使の皆様の御努力によって、実を結びつつあるものと考えております。
 3月の政労使の意見交換でも、政府として『賃上げ環境整備』に万全を期すことを申し上げました。今般の春季労使交渉における力強い賃上げの流れを、地方の中小企業・小規模事業者の皆様の賃上げにもつなげていくために、今年1月に施行された『取引適正化法』の厳正な執行により、取引適正化を更に徹底してまいります。加えて、多様な経営課題に対するプッシュ型の伴走支援や、生産性向上・省力化支援、事業承継やM&A(買収と合併)の環境整備に取り組み、中小企業・小規模事業者の皆様の稼ぐ力を抜本的に強化いたします。
 また、中東情勢をめぐる御懸念に応え、国民の皆様の生活と経済活動を守り抜くため、燃料油の価格を抑制する緊急的な激変緩和措置により、ガソリン価格は170円程度の水準を維持しております。代替調達や備蓄用石油の放出によりまして、日本全体として必要となる量が確保しておりますが、一部の供給の偏りや流通の目詰まりを、一つ一つ、確実に解消してまいります。
 政府としても、『賃上げ環境整備』に万全を期してまいりますので、物価上昇を上回る継続的な賃上げ実現のために、どうか皆様の御協力をお願い申し上げます。
 現在、『日本成長戦略会議』において、この夏の『日本成長戦略』の取りまとめに向けて、17の戦略分野と8つの分野横断的な課題についての検討を行っています。17の戦略分野や、それを支えるエッセンシャルサービスの担い手の育成や確保のため、『リ・スキリング支援』などの人材育成について検討を進めております。
 また、『賃上げ環境整備』のための政策の充実・強化についても検討をしています。連合の皆様におかれましても、働く方・生活者の立場からの御支援、御指導、御協力を賜りますよう、改めて、お願いを申し上げます。
 近年は、人口減少の本格化や少子高齢化の進行に加え、物価上昇という新たな社会経済局面を迎えています。その中で、『給付と負担の在り方』などについて、全世代を通じて納得感が得られる社会保障の構築に向けて、国民的な議論を進めることが重要です。このため、『社会保障国民会議』において、『給付付き税額控除』の制度設計を含めた『社会保障と税の一体改革』について、丁寧に、でもスピード感をもって検討を進めてまいります。
 何としても、税や社会保険料の負担に苦しむ中所得、低所得の方々、この方々の負担を軽減する、これは大きな目標でございます。暮らしの安全と安心を確保して、雇用と所得を増やす、強い経済の構築に向けて、全力で取り組んでまいります。
 結びに、皆様の御健勝、そして、ますますの御活躍を祈念申し上げます。本日はお招きいただき誠にありがとうございました。」

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