速報版
令和8年5月19日(現地時間)、高市総理は、大韓民国の安東(アンドン)を訪問している高市総理は、 李在明(イ・ジェミョン)大統領と共同記者発表を行いました。
高市総理は、共同記者発表で次のように述べました。
(高市総理)
皆様こんにちは。まずは、私と日本代表団を温かく迎えてくださった李在明大統領と、そして韓国の皆様に、心より感謝を申し上げます。とりわけ、大統領のふるさとであるここ安東で、大統領と再会できたことを大変うれしく思っております。前回の奈良、そして、今回の安東と、お互いのふるさとにおいて「シャトル外交」を、間を置かずに実施できたことで、大統領と私の友情と信頼関係が一層強まった、深まったと感じております。豊かな伝統と文化が息づき、美しい自然に恵まれた安東を訪れることができ、大変うれしく思いますとともに、大統領のお心遣いに、改めて感謝を申し上げます。
今、国際社会が激動し、世界全体が不安定化している中で、こうして日韓の首脳が「シャトル外交」により緊密に意思疎通を行っていることは、大きな意義を有すると考えます。こうした認識のもと、大統領と私は、日韓関係のみならず、中東情勢も踏まえたインド太平洋地域情勢について、率直な意見交換を行いました。その中で、ホルムズ海峡の自由で安全な航行の確保を含む、事態の沈静化のため、それぞれが引き続き努力していくことで一致しました。現下の国際情勢を踏まえますと、インド太平洋地域の平和と安定を促進するため、日米同盟・米韓同盟、そして、その戦略的連携による抑止力・対処力の維持・強化を含め、日韓が主体的に取り組んでいくことが重要であり、大統領と私はこうした認識を共有いたしました。
現下の国際情勢を踏まえ、重要鉱物を含む日韓間のサプライチェーン協力は重要です。3月に両国間で作成された覚書を歓迎し、積極的に協力を推進していくことを確認しました。
また、自由で開かれたインド太平洋、FOIPの実現、そして日韓それぞれのためにも、各国の自律性・強靱性を高め、地域のサプライチェーンを支えるために日韓が連携して役割を果たしていくことが重要です。
こうした観点から、大統領と私は、先月発表した「パワー・アジア」の下、「インド太平洋地域の備蓄強化を含むエネルギー供給強靱化」及び「原油・石油製品及びLNGの相互融通・スワップ取引を含む日韓両国のエネルギー安全保障強化」の二つを柱とする日韓協力を立ち上げ、具体的な行動を共同で検討していくことで一致したことを歓迎いたします。
そのほか、新たな課題であり、また機会でもあるAI(人工知能)や、重要性が増している経済安全保障全般について、日韓が共に強く、豊かになるため、互恵的な協力を推進していくことを目指し、関係当局間で議論を続けていくことを確認しました。
国境を越えた組織的詐欺は日韓共通の課題です。今般、「組織的詐欺への対応に関する日韓協力覚書」が署名されたことを歓迎いたします。
安全保障分野では、本年1月の日韓首脳会談を踏まえ、先日、日韓安全保障対話が、初めて次官級で開催されたことを歓迎いたします。両国間の協力を着実に進展させていきたいと思います。現下の厳しい国際環境を踏まえ、大統領と私は、日韓、日韓米の安全保障協力を含む戦略的な連携の重要性について一致し、これまでも具体的な協力が進んでいることを歓迎します。大統領と私は、安全保障、経済安全保障を含む3か国間の具体的な協力を持続、強化していくために、一層緊密に情報を共有し、協力していくという意思を確認しました。
北朝鮮については、核・ミサイル問題を含む北朝鮮への対応について議論を行い、日韓、日韓米で緊密に連携して対応していくことを改めて確認しました。また、拉致問題につきましては、即時解決に向け、大統領から頂いてきている御支持に改めて感謝を申し上げます。
本日の首脳会談を踏まえ、地域と国際社会の平和と安定のため、そして、日韓関係を更なる高みに引き上げるために、協力の裾野を拡げていくために、引き続き、あらゆるレベルで緊密に意思疎通を行っていきたいと思います。
幸い時差もありませんので、何かちょっと困ったことがあったり、諸外国との関係で悩むことがあったら、しょっちゅう電話をしあおうねと約束をいたしました。次回は日本にお越しいただくことになります。温泉にしようかな、どこにしようかな、とっても楽しみに、美しい場所にお連れしたいなと考えさせていただきます。私からは以上でございます。どうもありがとうございました。