知的財産戦略本部

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 令和8年6月12日、高市総理は、総理大臣官邸で第55回知的財産戦略本部を開催しました。

 会議では、知的財産推進計画2026について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

(高市総理)
 有識者の皆様、誠にお疲れ様でございます。ありがとうございました。知的財産推進計画2026を決定しました。この推進計画は、この夏に取りまとめる日本成長戦略を強力に推進するための、重要な要素である布石、知財戦略について、必要な取組を盛り込んでます。
 第1に戦略17分野における、日本の競争優位性の確保のための、IPランドスケープの活用になり、技術開発競争の勝ち筋を特定した上で、集中的に知財投資を進めることが必要です。併せて国際標準戦略を成長戦略と一体的に推進することで新技術立国の実現を加速化します。また、競争力の源泉である知財・無形資産の潜在的価値を可視化することによって、短期利益の追求ではなく、中長期の成長投資に資金が回るよう、知財・無形資産ガバナンスガイドラインを改訂します。さらにこれらの取組が投資家に適切に評価される環境を整備するために、有価証券報告書等における開示の在り方を検討し、本年度中に方針を示します。
 第2にAI(人工知能)時代における知財の保護と透明性に関するプリンシプル・コードを策定します。AIが何を学習してどう生成したのか、生成したコンテンツが他人の権利を侵害していないか、といった不安も解決することで、権利者や利用者が安全・安心に生成AIを活用できる環境を整備いたします。さらに、知的財産権侵害が生じた際の、損害の回復と侵害者の利益の剥奪を確実にする民事救済措置の導入、集団的な権利行使可能とする仕組みの構築の検討を、スピード感を持って進めてまいります。
 第3に成長戦略17分野の一つであるコンテンツにつきまして、人材・製作・流通、各段階のボトルネックを大胆な政策パッケージによって解消し、成長投資を大規模・長期・戦略的に後押しします。併せて効果的な政策実行に向けて縦割りを解消し、官民の叡智(えいち)を結集する一気通貫の新たな支援体制を構築します。
 知財の力で日本の成長を加速できるように、小野田大臣は関係閣僚と連携してこの推進計画を速やかに実行に移してください。以上です。本当にありがとうございました。

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