第9回UIC世界高速鉄道会議オープニングセレモニー

平成27年7月7日
挨拶する安倍総理1 挨拶する安倍総理1
挨拶する安倍総理1
挨拶する安倍総理2 挨拶する安倍総理2
挨拶する安倍総理2

 平成27年7月7日、安倍総理は、都内で開催された第9回UIC世界高速鉄道会議オープニングセレモニーに出席しました。

 安倍総理は、挨拶の中で次のように述べました。

「国際鉄道連合の世界高速鉄道会議が、高速鉄道誕生の地、日本で開催されることを心より歓迎いたします。
 今回の会議のテーマは『過去を直視し、未来を描こう』。新幹線が開業したのは今から51年前の1964年。東京オリンピックが開催された年です。当時新幹線は『夢の超特急』と呼ばれ、日本人にとって正に希望の乗り物でありました。ただし、その建設に当たっては、これからは飛行機や自動車の時代ではないのか。鉄道はもはや斜陽産業ではないのか。あるいは新幹線の建設など時代錯誤ではないのか。そんな声も少なくなかったと聞いています。結果はどうだったでしょうか。開業当時、3千万人に過ぎなかった年間の乗客数は今や3億5千万人と、10倍以上になりました。この間、日本の一人当たりのGDPも10倍以上になりました。新幹線は正に日本の成長を支えてきました。移動による時間コストを軽減し、ビジネスや観光といった人の流動を活発にし、広く経済効果をもたらしてきました。新幹線の建設を決断した、先人達には正に先見の明があったと言えるのではないでしょうか。
 新幹線のメリットは経済面だけではありません。CO2の排出量は、自動車の7分の1。航空機の5分の1に過ぎません。もし新幹線がなかったら、我が国が環境との両立を図りながら、これだけの経済成長を遂げることはできなかったでしょう。
 こうした日本の新幹線の成功は、世界各国の鉄道にも大きな刺激を与えました。ヨーロッパやアジアの各国で高速鉄道が現実のものとなり、既に世界の高速鉄道ネットワークの総延長は、2万キロメートル。さらに現在、米国、東南アジア、インドなど、世界の20を超える国々で、高速鉄道計画が進められています。今や、世界各国の高速鉄道が、互いに切磋琢磨しながら世界の持続的な発展を牽引する時代に入りました。
 質の高い高速鉄道ネットワークの実現に向け、より高いレベルで競争していくことが重要と考えられます。そうした時代において、私は日本の新幹線の技術を広く海外に展開することで、世界に貢献したいと考えています。皆様には、今回の会議を契機に、是非我が国の新幹線に実際に乗っていただき、その乗り心地やサービスを経験していただければと思います。
 今後、世界の高速鉄道が更なる発展を遂げるとともに、新幹線が我が国に与えたインパクトと同様、世界の経済社会の発展の原動力となることを期待いたしまして、私の御挨拶とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。」

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