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首相官邸 Prime Minister of Japan and His Cabinet
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平成29年5月11日グローバル・サミット・オブ・ウィメン2017 開会式

  • 写真:グローバル・ウィメンズ・リーダーシップ・アワードを受賞する安倍総理1
  • 写真:グローバル・ウィメンズ・リーダーシップ・アワードを受賞する安倍総理2
  • 写真:挨拶する安倍総理1
  • 写真:挨拶する安倍総理2
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 平成29年5月11日、安倍総理は、都内で開催されたグローバル・サミット・オブ・ウィメン2017の開会式に出席しました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「世界の女性リーダーの皆様、そして女性活躍を強力に推進していただいている男性リーダーの皆様、ようこそ日本へお越しくださいました。グローバル・サミット・オブ・ウィメン代表であるアイリーン・ナティビダッドさんは、この会議を1990年から世界各地で開催してきたと聞いています。この度、この東京で開催されることを大変うれしく思っております。
 そして、今回、グローバル・ウィメンズ・リーダーシップ・アワード2017に私を選出していただき、大変光栄に思います。そしてこれは、私だけでなく、日本における女性活躍に取り組む全ての人々に与えられた賞だと思っています。その皆さんを代表して御礼申し上げたいと思います。
 アベノミクスは、ウィメノミクス。安倍政権が目指す全ての女性が輝く社会は、あらゆる人が様々な制約を乗り越えて自分らしく活躍できる社会です。
 安倍政権の4年で、女性の就業者数は150万人増えました。第一子が生まれた後も働き続ける女性の割合が、初めて5割を超えました。上場企業の女性役員も倍増しました。先ほど申し上げましたように上場企業は少なくとも1人の女性を役員にするように、企業の皆さんにお願いをしております。この女性の役員は、必ずしも日本人でなくても結構でございます。どうかここにいる皆さん、私がと思う方は立候補していただきたいと、このように思います。
 ここで御紹介しきれないくらい、たくさんの成果が上がってきてます。そして、女性の活躍が進むことで社会がより良くなる。その効果が出てくれば更に女性の活躍が進んでいく、するともっと効果が出てくる。私たちのウィメノミクスはスタートしたばかりでありますが、これから相当のスピードで進んでいくと確信しています。
 私は、保守的な政党の中にあっても、その中でも保守派に分類をされております。その私が本気になって女性活躍の推進を始めました。これはもう日本の女性活躍の流れは後戻りしていかないことの証明ではないかと思っています。このように、安心していただいていいんだろうと思います。もしかすると今回の受賞は、そのことが、保守的な政党の中で保守派の私が取り組んだことに対する賞をいただいたのではないかなと思っております。
 しかし、まだまだ多くの課題があります。子供を産むと仕事を続けにくい。女性の活躍を阻む大きな壁です。働く女性が増えるにつれ、特に都市部でお子さんをなかなか保育所に預けられないという問題が発生しています。
 この問題には、4年前から待機児童ゼロを目指して取り組んできました。2013年には保育の受け皿の整備を加速するため、2017年度末までの整備目標を40万人分としていましたが、2015年、これを50万人分へと上積みしました。2014年には、育児休業給付の給付率を50%から67%に引き上げました。
 これらの取組もあり、子育て世代の女性の就業率は加速的に増え、昨年には約72%に達しました。
 その結果、保育所の申込みが更に増えています。子供を預けて働く人は更に増えていく。これを前提にして取り組んでいかなければなりません。地域ごとの状況にきめ細かく目配りし、保育の受け皿を整備する自治体を支援してまいります。
 いくら女性が頑張っても男性の意識が変わらなければ、女性の活躍にも限界があります。家事や育児は夫婦で共に担う。子供が生まれた直後から夫が育児に取り組めるよう、男性の育休に加え、妻の出産直後の休暇、いわば男の産休の取得を推奨していきます。特に国家公務員の男性は、全員5日以上取得するよう強力に推進してまいります。
 より根本的には、育児や介護等の負担があっても仕事と家庭を無理なく両立できる環境をつくっていかなければなりません。働き方改革は、そのための最大かつ最優先のチャレンジです。私が先頭に立って進めており、今年3月には働き方改革実行計画を公表いたしました。
 まず、長時間労働の是正です。日本の企業文化やライフスタイルに根差したものですが、正面から取り組んでまいります。長時間働いたことを自慢するような社会を根本から変えていきます。3月には時間外労働の上限規制等について、私が議長となり歴史的な労使合意がありました。関連法案を早期に国会に提出します。
 さらに、正規と非正規の理由なき格差を埋めていきます。日本では家事、育児などもあって、自ら非正規雇用を選んでいる女性が少なくありません。仕事ぶりや能力が適正に評価され、意欲をもって働けるよう同一労働同一賃金を実現します。
 昨年末に示したガイドライン案では、具体的に何が不合理な待遇差なのか、賃金にとどまらず教育訓練や福利厚生もカバーしました。ガイドライン案の実効性を担保するため、関連法案を早期に国会に提出します。
 子育てのために仕事を離れたが、子供が大きくなったので再び働きたい。しかしキャリアにブランクがある。正社員として採用してもらえない。このような女性が大学等におけるリカレント教育を受け、その後再就職支援を受けることで、それぞれのライフステージに合った仕事を選択しやすくしていきます。受講料を離職後20年まで、最大で7割補助できるようにするとともに、土日・夜間、e-ラーニング、短時間でも受講できる大学等のリカレント教育講座が増えるよう支援を拡充し全国に展開します。
 女性たちには仕事を続けていく中で、ゆくゆくはリーダーに登用されるための資質を磨いていただきたい。今年1月には、ハーバード・ビジネススクールの教授陣と連携し、幹部候補の女性を対象にした研修プログラムが実現しました。
 女性活躍の場は企業にとどまりません。自らビジネスを立ち上げたいと考える女性の相談に応じる専用窓口を全国10か所に用意し、地域の金融機関や民間事業者・NPO等と連携しながら、それぞれのニーズに応じたきめ細かな支援を行っていきます。
 ロールモデルとなる日本女性は大勢いらっしゃいます。青年海外協力隊でアフリカに派遣されていた鮫島弘子さんは、エチオピアで取れる世界最高のシープスキンを使い、色使いが鮮やかで手触りがしなやかな高級バッグのブランドを立ち上げました。
 日本が長年支援してきたカンボジアの母子保健センターは、たくさんのお母さんと子供の命を救ってきました。日本の協力で乳幼児の死亡率が半減しました。医師の江上由里子さんを始め、日本人女性がこうした協力をリードしてきました。
 国の内外、分野を問わず、こうした方々の後に続き、社会で活躍する意欲のある女性たちの背中を押していきたいと思います。
 正に日本は人口が減少していく中で女性の力を必要としています。同時に、女性が社会に参画をしていくことで、多様性が生まれより力強い社会となっていくと思います。
 よく私はこういう会で、こうお話をさせていただきます。もしリーマンブラザーズがリーマンブラザーズ・アンド・シスターズであったなら破綻しなかっただろうと申し上げているわけでございまして、我が国もそうならなければならないと考えています。先ほど一緒に入ってまいられました森まさこさんにも第2次安倍内閣が成立した時に、最も難しい法案である特定秘密保護法を担当していただき、困難な中、大変難しい答弁をしていただき成立に導いていただきました。私は、大体難しい仕事を女性にお願いをするわけでありまして、これからも女性の活躍を必要としております。
 こうしてお話をしておりますと、きっと御列席の皆様の中には我が国にもこんな優れた取組がある、日本はもっとこうしたら良いのに、と思われる方がいらっしゃるかもしれません。既に柔軟な働き方を実践されている企業の方々も多くいらっしゃることでしょう。男性が家事・育児を行うことが当たり前の国もあると思います。
 是非、その思いを、グッド・プラクティスを明日からの議論で共有していただきたいと思います。それこそが、この会議の意義であろうと思います。
 世界中で先頭に立って女性の活躍を推進している皆様の英知を、ここ東京で結集させる。そして女性活躍のうねりをつくっていく。この先日本で、そして皆さんの国で女性の輝く社会が実現するよう共に学び合い、共に行動し、一緒に世界を変えていこうではありませんか。
 最後に、改めてこのアワードに選んでいただいたことに感謝申し上げます。御清聴ありがとうございました。」

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