平成30年7月豪雨非常災害対策本部会議(第10回)

平成30年7月19日
発言する安倍総理1 発言する安倍総理1
発言する安倍総理1
発言する安倍総理2 発言する安倍総理2
発言する安倍総理2

 平成30年7月19日、安倍総理は、総理大臣官邸で平成30年7月豪雨非常災害対策本部会議(第10回)に出席しました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「発災から2週間、連日の猛暑により、被災者やボランティアの中にも熱中症になられる方がいらっしゃいます。命に関わることのある危険な暑さです。こまめに休息を取り、水分や塩分をしっかり補給するなど、熱中症対策に御留意いただきたいと思います。
 被災地では、生活再建、生業(なりわい)の再建に向け、その基盤となるインフラの復旧を急いでいます。最大26万2000戸の断水が発生していた水道については、本日までに全体の9割に当たる23万7000戸の断水が解消いたしました。依然として断水が続いている地域に対しては、応急給水体制や応急復旧のための支援を拡充するなど、引き続き、早期の復旧を目指して全力を挙げて取り組んでまいります。
 また、鉄道、道路の復旧については、中国地方の東西の幹線である国道2号線は、明後日7月21日に全線開通する見通しであり、広島の中心地と近郊のベッドタウンとを結ぶ通勤、通学に重要な芸備線の広島、下深川(しもふかわ)間も7月23日に開通する見通しです。今後とも、渋滞の緩和、輸送力低下の解消、通勤通学の足の確保を更に進めるため、バス、フェリー等の代替輸送、国道の交差点の緊急改良などの対策に努めてまいります。
 今回の豪雨災害では、ため池の決壊も発生したことから、農家の皆さんや周辺住民の皆さんが大変な不安を感じておられます。今回の豪雨災害を受けた地域のため池約5000か所については、既に緊急点検を進めているところですが、さらに全都道府県で下流の家屋や公共施設等に被害を与える可能性のある全てのため池を対象に、8月末を目途に、亀裂や漏水の有無などの安全性を確認する緊急点検を行うことといたしました。台風シーズンを控え、今のうちにできる限りの対策を講じていく考えです。
 私は、諸般の事情が許せば、明後日21日に広島県の被災現場を視察いたします。引き続き被災者の目線に立ち、現場主義を徹底し、一日も早い被災地の応急復旧、生活再建、そして生業の再建に全力を尽くしていきますので、各位にあってもよろしくお願いいたします。」

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