トランプ米国大統領との夕食会についての会見

平成30年9月23日
会見する安倍総理 会見する安倍総理
会見する安倍総理

 平成30年9月23日(現地時間)、安倍総理は、アメリカ合衆国のニューヨークで会見を行いました。

 総理は、ドナルド・トランプ米国大統領との夕食会について、次のように述べました。

「トランプ大統領と約2時間半にわたって、2人だけで夕食を共にしました。いつものように大変くつろいだ雰囲気の中で、日米関係だけではなくて、国際社会の様々な課題について、率直に突っ込んだ意見交換をすることができました。特に北朝鮮の問題については、6月の歴史的な米朝首脳会談によって生まれた機運を更に力強いものとし、朝鮮半島の非核化に向けて、引き続きしっかりと緊密に連携していくことで一致いたしました。そして重要な拉致問題については、出発前に拉致被害者の家族会の皆様から切実な思いについてお話を伺いました。その家族会の皆さんのメッセージをトランプ大統領に伝えました。その際、トランプ大統領は身を乗り出して熱心に耳を傾け、自分からも日本の考え方については強く金正恩(キム・ジョンウン)委員長に伝えたとの言及が改めてありました。拉致問題の解決のために、米国を始め国際社会と連携し、次は私自身が金正恩委員長と向き合って、1日も早い拉致問題の解決のために、あらゆるチャンスを逃さないという決意で取り組んでいく考えであります。」

「通商問題については、日米間だけではなくて、様々な米国の通商に関わる話について、これもお互いに率直な意見交換をすることができたと思います。日米間の通商、投資、貿易等の課題、FFR(自由で公正かつ相互的な貿易取引のための協議)については、大変建設的な議論ができたと思っております。いずれにせよこの後、ニューヨークで茂木担当大臣とライトハイザー通商代表の会談があり、それを踏まえて26日に再び首脳会談において話をすることになると思います。」

「当初、地下のレストランで食事をする予定であったんですが、招かれたのは、2年前の11月に初めてトランプ大統領とお目にかかった、大統領の私室の応接間でお目にかかり、食事の前に30分ぐらいかな、そちらの方がゆっくりした雰囲気で話せるだろうということで、そこで30分ほど話をし、その後、その居室の場で食事をしました。レストランではなくて。どうもありがとうございました。」

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