犯罪対策閣僚会議

令和元年12月23日
発言する安倍総理1 発言する安倍総理1
発言する安倍総理1
発言する安倍総理2 発言する安倍総理2
発言する安倍総理2
発言する安倍総理3 発言する安倍総理3
発言する安倍総理3

 令和元年12月23日、安倍総理は、総理大臣官邸で第32回犯罪対策閣僚会議を開催しました。

 会議では、再犯防止推進計画加速化プラン(案)、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けたテロ対策及び特殊詐欺対策について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「本日、再犯防止推進計画加速化プランを決定いたしました。近年、刑法犯検挙者に占める再犯者の割合がおおむね半数で推移しており、再犯防止対策は極めて重要な治安課題となっています。満期釈放者を始め、犯罪や非行を犯した者は、立ち直りに向けた様々な課題を抱えており、刑事手続終了後も含めた息の長い支援が必要です。国の取組のみならず、より身近な地方公共団体や民間団体における再犯防止の各種取組を力強く後押しし、地域全体での支援体制を整える必要があります。各位にあっては、本プランに基づき、取組の加速化をお願いします。
 約半年後には、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。ここまで、関係省庁による各種取組が着実に進められてきましたが、大会本番に向けては、官民を問わず、より一層の危機感を持ってテロ対策を推進することが重要です。ソフトターゲットに対するテロや、サイバー攻撃、ドローン対策に至るまで、本年の御即位に伴う式典やG20大阪サミットの経験も踏まえつつ、各位のリーダーシップにより、漏れの無い対策を進めてください。
 オレオレ詐欺を始めとする特殊詐欺については、本年6月にまとめた対策プランに基づき、政府を挙げた対策を推進した結果、認知件数や被害額は減少し、着実に成果を上げています。しかしながら、特殊詐欺の手口は常に変化していることから、犯行ツール対策を不断に進めるとともに、国民全体に家族間で平素から連絡を取り合うことで被害を防止していくという意識が根付くよう、引き続き広報啓発の推進に努めてください。
 良好な治安は、我が国が世界に誇る強みです。国民の皆様はもとより、オリンピック・パラリンピックに際して訪日する外国人の方々にも、世界一安全な国、日本を実感していただけるよう、関係省庁が連携して確実な取組をお願いします。」

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