G20大阪サミット デジタル経済に関する首脳特別イベント 安倍総理スピーチ

令和元年6月28日
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 習中国国家主席、ユンカー欧州委員会委員長、そしてトランプ大統領、アゼベドWTO(世界貿易機関)事務局長、御発言に感謝申し上げます。
 デジタル化は、各国の経済成長を後押しし、イノベーションを促進し、国際社会が直面している様々な課題を克服する大きな可能性を有しています。しかし、急速に進行するデジタル化の潜在力を最大限活用するには、それに後れを取らない国際的なルールが不可欠であります。中でもデジタル時代の成長のエンジンであるデータ流通、電子商取引に関するルールづくりは、急務であります。膨大なデータが世界を駆けめぐり、イノベーションが経済社会の様々な課題を解決していく。そのような環境をつくり出すには、データ・フリー・フロー・ウィズ・トラスト、DFFTすなわち信頼たるルールの下でデータの自由な流通を促進しなければなりません。この観点から、WTOでの電子商取引に関する交渉を進めていく必要があります。
 本年1月、ダボスで出されたWTO電子商取引についての閣僚声明には、現在78か国が、そして地域が名を連ねています。
 今ここで我々は、WTOにおいて志を同じくする78か国・地域と共に、大阪トラックの開始を宣言いたします。
 データ流通や電子商取引に関する国際的なルールづくりを、スピード感をもって進めていきます。WTO電子商取引のルールづくりに当たっては、高いレベルで、かつできるだけ多くの国の参加を得て、2020年6月の第12回WTO閣僚会議までに実質的な進捗を達成しようではありませんか。また、途上国、LDC(後発開発途上国)が直面する特有の課題にも考慮を払い、これを支援していくことが必要であります。各国にも取組を呼び掛けていきます。
 今日は皆様、御協力ありがとうございました。

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