G20大阪サミット 閉会セッション 安倍総理スピーチ

令和元年6月29日
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 ここにいる皆様の成功に向けた貢献に改めて感謝いたします。
 昨年12月にマクリ大統領から議長を引き継いでから、これまでの間、閣僚会合での努力を含むあらゆる準備を重ねた結果、本日、大阪宣言を採択することを、喜ばしく思います。
 また、首脳宣言の文言調整のため夜を徹して作業をしてくれた各国のシェルパにも、感謝の意を表したいと思います。
 グローバル化による急速な変化への不安や不満による対立が強調される中、国際社会が団結して課題に立ち向かい、力強いメッセージを発出することができました。取り分け、自由、公正、無差別な貿易体制の維持、発展について、合意できる共通点を見いだし、データの潜在力を最大限活用するための国際的なルールづくりを進めるべく、信頼性に基づく自由なデータ流通、すなわちDFFTの考え方を共有し、海洋プラスチックごみ対策のビジョンに合意し、そして女性のエンパワーメントについても、モメンタムを高めることができました。昨年のブエノスアイレス首脳宣言を踏まえ、更に踏み込んだ主要な合意ができたことは、国際社会に改めてG20(金融・世界経済に関する首脳会合)の結束を示せたと言えると思います。
 ここで、本年12月から次期議長を引き継ぐムハンマド・ビン・サルマン・サウジアラビア皇太子より来年11月のリヤドサミットに向けた抱負を御発言いただきたいと思います。

 ムハンマド・ビン・サルマン皇太子、ありがとうございました。発言に感謝いたします。是非、大阪首脳宣言を引き継ぎ、議論を深めていってまいりたいと思います。
 日本としても11月末までの議長国任期を、可能な限り実り多きものとした上で、12月にサウジアラビアにバトンを渡したいと思います。
 我々G20には、世界経済をリードする国々として、世界的な課題について率直に話し合い、そして解決策を見いだす責任があります。世界経済の先行き、持続可能性について様々な懸念が指摘される時代にあって、その責任はますます大きなものとなっています。大阪宣言に基づき、意見の違いではなく、共通点や一致点を粘り強く見いだすこと、自由で開かれた包摂的かつ持続可能な未来社会の実現に向けた協力を継続していきたいと思います。また、短い滞在だったとは思いますが、歴史と伝統ある日本有数の観光地であり、我が国でも取り分け食文化の豊かなここ大阪での時間を、人情味あふれる人々の最高のおもてなしの下、十二分に楽しんでいただけたことを期待したいと思います。
 新しい令和の時代の幕開けに、G20リーダーの皆様の御協力を頂きながら、G20大阪サミットを成功に導けたことを改めて感謝申し上げたいと思います。
 それではここに、G20大阪サミットの閉会を宣言したいと思います。

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