熊本地震から5年に当たっての菅内閣総理大臣メッセージ

令和3年4月14日

 熊本地震の発生から、本日で5年が経過しました。亡くなられた方々とその御遺族に対し、深く哀悼の意を表しますとともに、すべての被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。
 震度7の地震が連続して発生したことにより、多数の家屋が倒壊したほか、阿蘇大橋は崩壊、熊本城も大きく損壊するなど、熊本県を中心に甚大な被害をもたらしました。
 政府としては、発災直後に、プッシュ型による物資支援を初めて実施するとともに、インフラの復旧や観光への後押しをするなど、被災地や被災された方々の支援に取り組んでまいりました。
 私も、一昨年の冬に現地を視察し、被害の大きさや災害復旧工事が急ピッチで進む様子を目の当たりにするとともに、地元の皆様の思いやご苦労を直接伺い、復興に向けた決意を新たにしたことを鮮明に記憶しております。
 地元の皆様をはじめとする関係者の方々のご努力により、阿蘇大橋をはじめとする公共土木施設や農地等の災害復旧工事は概ね完了しました。また、応急仮設住宅の入居者がピーク時と比べて大幅に減少したほか、熊本城天守閣も復旧されるなど、被災地の復興は着実に進展しております。
 政府としては、引き続き、被災された方々に寄り添いながら、地元の皆様と連携し、復興に全力で取り組んでまいります。

これまでの総理の指示・談話など