復興の今、そしてこれから ~がれきの処理~
がれきの処理
災害廃棄物(がれき)処理の進捗状況(平成26年2月時点)
地震と津波により被害を受けた13道県において発生した災害廃棄物約2,008万トンのうち、1,910万トン(95%)の処理が完了し、平成26年3月末までに概ね処理完了の見込みです(福島県の一部地域を除く)。そのうち82%にあたる約1,558万トンが再生利用されています。
- 特に甚大な被害を受けた3県(岩手・宮城・福島(避難区域を除く))の沿岸市町村においては、災害廃棄物1,694万トンのうち1,613万トン(95%)の処理が完了しています。
- 岩手県は97%分、宮城県は99%分の処理が完了しており、目標としている平成26年3月末までに処理が完了する見込みです。

- 福島県(避難区域を除く)については、約68%分の処理が完了しており、平成26年3月末までに仮置場への搬入完了を目指すとともに、できるだけ早期の処理完了を目指します。
処理前
(撮影日 平成24年6月)
処理後
(撮影日 平成25年12月)
撮影場所:宮城県気仙沼市(写真提供:環境省)
- 災害廃棄物処理情報サイト
- 平成26年1月末時点の災害廃棄物処理の進捗状況(岩手・宮城・福島県沿岸市町村)
(概要)
(詳細) - (岩手県)災害廃棄物の処理状況
- (宮城県)災害廃棄物の処理状況
- 国によるふくしま災害廃棄物処理の情報サイト
広域処理の活用(平成26年2月時点)
岩手県・宮城県の災害廃棄物は、その量が膨大であり、かつ津波により混合された状態であったため、その性状からも被災地で最大限の処理を進めながら、処理に困っていた分(約62万トン)について、他の地域へ運んで処理する「広域処理」を活用し、多くの地域に御協力いただき、災害廃棄物の処理を推進しました(可燃物の約2割、不燃混合物等(埋立)の約4割、漁具・漁網(埋立)の約7割の処理に貢献)。これにより、仮設焼却炉の本格稼働前に仮置場の早期解消や、被災県内の埋立容量不足の解消ができました。
実施中の広域処理も着実に進め、平成26年3月末までに処理完了を目指していきます。
・広域処理情報サイト
広域処理についてはこちらをご覧ください
・災害廃棄物処理の進捗と広域処理の成果
東日本大震災で発生した膨大な災害廃棄物の処理について説明しています