令和8年熊本地震
被災者の生活となりわい
支援のためのパッケージ
被災地では今なお、多くの方々が猛暑の中で厳しい避難生活を余儀なくされています。
被災地は、平成28年熊本地震、令和2年7月豪雨、令和7年の大雨に続き、今般の災害によって「四重苦」に見舞われました。「先が見えない」という、現地の皆様の不安の声に応えるとともに、被災された方々が一日も早く平穏な生活を取り戻すことができるよう、政府としても全力で支援をします。
緊急に取り組むべき施策について、「被災者の生活となりわい支援のためのパッケージ」として取りまとめ、決定しました。その上で、政府は、本パッケージを実行に移すため、総額1,478億円の予備費の使用を8月28日に閣議決定しました。
被災地の声にしっかり耳を傾け、「できることは、すべてやる」という決意で被災者の生活となりわいの再建支援に全力を尽くします。
※本ページは、令和8年熊本地震非常災害対策本部会議での決定内容(令和8年8月27日)をもとに構成しています。非常災害対策本部会議における総理・閣僚発言や官房長官会見等で公表された内容についても、あわせて掲載しています。
※各項目に、関連する「令和8年熊本地震 被災者支援情報」への導線リンクを付しています。
(1)生活の再建
被災地の方々の命と健康を守るため、避難生活環境の改善を図るとともに、住み慣れた土地に再び戻って来ることができるよう、(3)の道路、水道、学校施設等の復旧とあわせて、住まいの確保を図ります。
避難生活環境の改善
被災地では、災害救助法による食品の給与、医療、福祉サービスの提供等のほか、国・応援職員・民間事業者等による給水、入浴支援、避難所運営支援などが行われています。引き続き、病院等も含めて給水ニーズを的確に把握し、国・応援自治体・日本水道協会・水資源機構等で連携して、給水車や可搬式浄水装置等を活用したきめ細やかな応急給水を実施します。さらに、災害時健康危機管理支援チーム(DHEAT)による指揮調整の支援の下、保健師等チームや日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)などによる避難者の健康管理や熱中症対策等を実施するとともに、災害時感染制御支援チーム(DICT)等により避難所等における適切な衛生環境や感染症対策を助言するなど、感染症の発生及びまん延を防止します。
- 食料、飲料、液体ミルク、おむつ、生理用品、段ボールベッド、パーティション、ブルーシート等のプッシュ型支援
- スポットクーラー・業務用エアコン・熱中症対策用品・水循環シャワー等の確保・輸送
- 「道の駅」に配備している防災用コンテナ型トイレの派遣やトイレカー、キッチンカー、ランドリーカー等の派遣調整
- 今後は、被災地における物資の充足状況やニーズを踏まえて、プル型支援へと移行
- ホテル・旅館等の利用額の基準を特例的に引き上げ(8月中:11,000円→18,000円、今後も実勢に応じた弾力的な基準の見直しを実施)
- 熊本県にコールセンターを設置し、ホテル・旅館等への二次避難の申込みを受付
- 震災に便乗した犯罪から被災者を守り、ホテル・旅館等への二次避難などによって自宅周辺から離れる不安の解消を含め、安全・安心を確保するため、被災地への警察官の派遣、防犯カメラの設置(計約950台)等、防犯対策を強化
住まいの確保
被災者の方が住み慣れた土地に戻れるよう、全壊・半壊家屋の解体・撤去の全額公費での実施、応急仮設住宅の供与を行うほか、被災者生活再建支援金の迅速な支給などにより、住まいの確保に取り組みます。
- 申請に係る写真添付を原則不要とする等の柔軟な対応
- 行政書士、不動産鑑定士、罹災証明コーディネーター、応援職員等による人的支援を推進
- 全壊家屋に加え、特例的に半壊家屋の解体支援も自己負担ゼロに
- 「令和8年熊本地震公費解体支援チーム」を活用した迅速な公費解体支援の推進
- 被害の大きい地方公共団体の負担を軽減するため、技術支援や人的支援を実施
- 建設型応急住宅(プレハブ・木造)の供与
- 賃貸型応急住宅(民間賃貸住宅)の供与
- 公営住宅・UR賃貸住宅・国家公務員宿舎等の確保
- なりわいの継続に有効な被災者の自宅敷地における仮設住宅の建設支援
- 被災者の住宅に関する相談窓口の設置・現地相談等の実施への支援
- 応急的な住まい等についての被災者への情報提供
- 耐震性が不足した住宅・建築物に対する耐震基準を満たすための改修への支援
- 住まいを再建する場合の建築確認・検査の申請手数料の減免を行う指定確認検査機関への支援
- 住宅金融支援機構による住宅ローンの返済猶予や低利融資の実施
- 被災地の被害状況等に応じた災害公営住宅の整備
- 災害により亡くなられた方の遺族に対する災害弔慰金の支給
- 重度の障害を受けた方に対する災害障害見舞金の支給
- 生活再建のための災害援護資金の貸付け
災害廃棄物の処理
大量の災害廃棄物が発生していることを踏まえ、迅速かつ適正な処理を支援します。
- 環境省・熊本県・熊本市による「災害廃棄物支援調整本部」を通じた広域処理の調整・支援
- 地方公共団体に対する財政支援、人的・技術的支援を実施
- 港湾における災害廃棄物の仮置場の確保等について支援
- 熊本県が示した令和9年12月中の処理終了目標の達成に向け、「包括的災害廃棄物対策プログラム」に基づき被災自治体の取組を支援
切れ目のない被災者支援
高齢者等の見守り・相談、医療・介護の負担軽減、通学支援、学習・就学支援を含め、切れ目のない被災者支援を進めます。在宅避難・車中泊の方々も含め、すべての被災者に支援が届くよう取り組みます。
- 被災者一人一人の主体的な自立・生活再建を支援する災害ケースマネジメントの取組を推進するため、地方公共団体への周知・技術的助言や、専門家や関連団体との連携体制の構築を支援し、応急仮設住宅への入居者、車中泊・在宅等の避難者も含め、様々な生活課題を抱える被災者に寄り添った見守りや日常生活上の相談支援等を包括的に行う
- 在宅高齢者等への個別訪問(介護支援専門員等による個別訪問や関係支援機関との連携による支援)
- 被災者の孤独・孤立対策への支援
- 介護職員等の応援派遣や災害派遣医療チーム(DMAT)、災害派遣福祉チーム(DWAT)等の連携により、きめ細かく対応
- DMAT、DPAT、日本医師会災害医療チーム(JMAT)、全日本病院医療支援班(AMAT)、日本災害歯科支援チーム(JDAT)、日本災害リハビリテーション支援協会(JRAT)、災害支援ナース等の医療支援チームの活動や看護師の派遣の支援等により、医療の確保を支援
- 医療や介護、障害福祉サービス、保育、児童入所施設などについて、患者等の窓口・利用者負担や保険料の減免等ができるよう、地方公共団体等への支援を実施
- 被災した妊産婦や乳幼児等の心身の健康等に関する相談支援体制の確保
- 災害派遣精神医療チーム(DPAT)の派遣や精神保健サービス等への支援、精神保健福祉センター等の支援体制の強化
- スクールカウンセラー等の追加配置
- こどもの心の負担軽減や回復等を支えるための居場所づくりへの支援(「はくおうⅡ」内の居場所設置を含む)
- 転園手続なく他の保育所等を利用できることなどについて情報提供
- 夏休み明け前後(8月26日~9月4日)におけるこどもの心のケアのため、24時間臨時相談ダイヤル(#9999)、チャット、メールの相談窓口を開設
- 学校ICT環境の整備
- 学習支援や心のケア等に必要な教職員の配置(教員の負担軽減等を含む)
- こどもの学びが途切れないよう、地方公共団体や民間団体等が提供する学習・体験活動等を支援
- 被災した学校施設の早期復旧支援(2学期の円滑な開始に向けた支援)
- 被災によって就学困難・通学困難となった児童生徒等への必要な支援を実施
- 家計が急変した学生等の修学機会確保(授業料等減免、給付型奨学金・貸与型奨学金の緊急採用等)
- 運転免許証の有効期間の延長等
- 飲食店の営業許可等の有効期間の延長
- 介護サービス・障害福祉サービスにおける指定期限の延長等
- 自動車検査証の有効期間の伸長等、自動車関係手続等についての弾力的運用
- 金融機関における取引や携帯電話の契約において必要となる本人確認に係る特例措置
- 被災により紛失したマイナンバーカード再発行に係る手数料の無料化措置等
- 交通費補助事業等の活用、災害ボランティアセンターの運営費用支援
- 公益法人が迅速に支援を行えるよう、法人が寄附、助成、ボランティア活動等を行う場合に、事後届出で可能とする
- 行政相談センターによる生活支援情報の提供や被災者からの相談への対応
- 日本司法支援センター(法テラス)における法制度・相談窓口情報の提供や無料法律相談の実施
- 行政書士による被災者の生活再建に向けた支援
- 災害に乗じた消費者被害を防ぐため、消費生活相談窓口整備への支援、悪質商法等の注意喚起等を実施
- 外国人技能実習機構本部等に設置した特別相談窓口において、被災した技能実習生等からの相談に対応
- 実習を継続できない技能実習生に対する円滑な転籍支援等を実施
金融支援等
金融支援や、税制上の対応も行います。度重なる災害による多重債務問題への対応を含め、被災者・被災事業者の生活と生業の再建を支援します。
- 預金通帳を紛失した場合の柔軟な本人確認による預金の払戻しを促す
- 保険証券を紛失した場合の保険金支払い等の迅速化や保険料払込みの猶予期間の延長等を促す
- 貸出金の返済猶予等の条件変更対応を促す
- 「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」の周知・広報及び手続費用の補助
- 金融相談ダイヤルを通じて被災者からの相談を受け付け
- 生活福祉資金貸付の貸付対象を被災世帯に拡大、貸付要件の緩和等(緊急小口資金の対象拡大を含む)
- 生活福祉資金貸付:離職や解雇、やむをえない休業等で生活に困窮する方への貸付制度
- 国税の申告・納付等の期限の延長等(八代市・宇土市・宇城市・氷川町の納税者については、申請がなくとも期限を延長)
- 納税者の実情に応じた申告相談等を実施
- 地方税についても、国税に準じた期限延長や減免措置等適切な対応をとるよう、各地方団体に対し要請
自衛隊・警察・消防等による被災者支援活動
- 自衛隊による給水支援、入浴支援等の災害派遣活動の実施
- 警察による防犯パトロールや避難所における相談対応等の災害警備活動、円滑な物資輸送に向けた交通規制の実施
- 消防による消防活動等の被災者支援活動の実施
- 救難活動に係る航空法の柔軟な運用
(2)なりわいの再建
熊本地域の産業をはじめ、広範にわたる被災地の地場産業において、雇用の維持や事業継続の支援を手厚く講じ、地域の特性を活かした、持続可能な地域経済の再生を図るため、なりわいの再建を強力に後押しします。特に、平成28年熊本地震・令和2年豪雨等による多重被災事業者への手厚い支援を行います。
被災事業者等の支援
地域を支える中小・小規模事業者をしっかりと支援します。
度重なる災害で被害を受けた事業者への手厚い支援を含め、事業継続・事業再開に向けたきめ細かな支援を行います。
- 自治体連携型補助金を通じて、熊本県内全域の被災中小企業・小規模事業者を対象に、なりわい再建支援補助金並みの高い補助率(最大3/4)で復旧支援事業を実施
- 多重被災事業者(平成28年熊本地震・令和2年豪雨等で被災した事業者)への特別な支援を含め、補助対象となる事業者の範囲について丁寧かつ柔軟に対応
- 中小・小規模事業者の早期事業再開を支援するため、地方公共団体が整備する仮設施設に必要な費用を助成し、計画・設計等の協力を行う
- 地方公共団体等の負担を軽減するため、窓口の一元化を図る
- 小規模事業者持続化補助金(災害支援枠)を通じて、商工会・商工会議所の支援を受けて経営計画を策定して実施する機械装置等の復旧や販路再開に向けた取組等に要する経費の一部を補助(補助率2/3等、最大200万円)
- 日本政策金融公庫等による災害復旧貸付の実施
- 局地激甚災害指定地域(御船町・八代市・宇城市・氷川町・嘉島町)の中小・小規模事業者を対象に、1,000万円を上限に貸付金利を0.9%引き下げる追加措置
- セーフティネット保証4号(別枠100%保証)に加え、さらに別枠で100%保証する「災害関係保証」を実施
- 小規模企業共済の契約者に対する低利貸付等の資金繰り支援
- 官民金融機関に対し、貸付条件の変更なども含め、事業者に寄り添ったきめ細かな資金繰り支援の徹底を要請
- 中小企業活性化協議会による「債務調整支援」の実施
- 地域経済活性化支援機構(REVIC)や中小企業基盤整備機構等を活用したファンドを含む様々な金融ツールを検討
- 日本政策投資銀行(DBJ)においても、前回の地震の際の対応も踏まえつつ地域金融機関等とも連携・協働し、様々な金融ツールを検討し、必要な措置を実施
- 日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、信用保証協会、熊本県中小企業団体中央会、よろず支援拠点等に特別相談窓口を設置し、支援策を案内
- 中小企業基盤整備機構において専門家による経営・事業運営に係る助言やアドバイザー派遣を実施
- 被災した工場等やその復旧の状況を踏まえ、官民で連携しながら、必要な支援策の検討を行う
- 産業振興の観点から、既定の補助金において震災による財務影響への配慮を行う
- 熊本県に立地する半導体産業も含めた更なる支援を検討
農林漁業者の支援
被災した農林漁業者が一日も早く生業を継続・再開できるよう、きめ細かな支援を行います。
- 共同利用施設や卸売市場の再建・修繕、それに伴う施設の撤去、再編集約・合理化に要する経費の支援
- 農業用機械・施設の再取得・修繕に要する経費の支援
- 種子・種苗等の資材調達、追加防除・施肥に要する経費の支援
- 畜産・酪農農家の経営再開のため、簡易畜舎の整備、飼養管理施設・機械等の補改修、畜産用の発電機や揚水ポンプの借上げ、乳房炎対策等の支援
- 山地災害発生の危険性が高い荒廃地における治山対策・森林整備
- 木材加工流通施設、特用林産振興施設等の復旧・整備及び整備に伴う撤去を支援
- 販売先が被災した製紙用チップ等の滞留解消を図るため、新たな販売先の確保に向けた支援
- 災害復旧と連携した漁港施設用地の機能回復等
- 共同利用施設(荷さばき施設、冷凍冷蔵施設など)等の復旧・整備及び整備に伴う撤去を支援
- 養殖施設の復旧及び強靱化等に向けた資機材の導入を支援
- 災害関連資金について、貸付当初5年間の金利負担軽減、実質無担保・無保証人化、農林漁業セーフティネット資金等について、貸付限度額の引上げ等を実施
- 農業共済・収入保険等に係る早期支払やつなぎ融資の周知、掛金等払込期限の延長等を農業共済団体等に要請
観光関連産業の復興に向けた支援
被災地及びその周辺地域における観光需要の回復と風評被害の払拭を図るため、観光復興に向けた支援を行います。
- 各地方公共団体との連携の下、観光庁のウェブサイトやSNS等を通じ、宿泊施設・観光施設等の運営・営業状況に関する正確な情報発信を実施(JNTOによるインバウンド向け情報発信を含む)
- 観光復興・九州地域全体の誘客に資する訪日プロモーションを実施
- 旅行・宿泊料金の割引支援による観光需要の喚起
- それに先駆けたつなぎの対応として、外食需要の早期回復に向けた熊本県による時宜を得た機動的かつ集中的な取組を、国としても支援する
- 熊本地域の観光拠点・観光資源の再生に向けて、復旧後の誘客促進を図るための観光コンテンツ造成を支援する
- 九州運輸局内に設置している特別相談窓口において、被災した観光関連事業者に対し、活用可能な支援策の紹介等を行う
地域の雇用対策等
被災地の地場産業の雇用を維持し、事業の継続を支えるため、手厚い支援を講じます。
- 雇用調整助成金の特例措置(生産量低下の確認期間の短縮、残業時間などに応じた減額ルールの撤廃等)を講じ、幅広く利用されるよう周知・広報を徹底
- 熊本労働局、ハローワーク等の特別労働相談窓口において、雇用維持や人材開発にかかる支援策の活用などを含め、事業主や労働者からの労働相談に対応
(3)災害復旧等
激甚災害(本激)の指定等により公共土木施設等の迅速な災害復旧等を推進し、将来に希望を持てる復興まちづくりを推進します。
公共土木施設等の迅速な災害復旧
断水、停電、通信支障の解消など、ライフラインの一刻も早い復旧を進めます。
特に上下水道施設については、全国からの技術者の派遣等により、8月末までの水道本管の修繕の完了を目指します。また、被災地で多く使われている井戸への対策についても、現地対策本部の対応チームを中心に取り組みます。
- 公共土木施設等(河川、砂防、治山、海岸、上下水道、道路、公園、港湾、漁港、公立学校、公営住宅等)
- 農林水産業施設(農地・農業用施設、林道等)
- 国直轄の施設等の復旧を行う
- 道路、河川・砂防、上下水道、港湾(八代港の国による管理代行を含む)、漁港等の復旧
- 八代港については、国による管理代行により係留施設等の利用調整や応急復旧を実施するとともに、港湾機能の早期復旧のために国と港湾管理者が連携して取り組む
- 再度災害防止の観点から必要な改良復旧を実施
- 「大規模災害時の災害査定の効率化」の事前ルールに基づく机上査定限度額の引上げ、設計図書の簡素化や申請時の積算を不要とする早期確認型査定等を行い、地方公共団体の災害査定や工事着手に要する業務・期間等を縮減
- 国のリーダーシップのもと、上下水道施設の早期復旧に向けた支援体制を構築し、全国からの技術職員派遣を行う
- 宅内配管の修繕を適切に実施できる業者を住民へ周知するなどの取組を実施
- 井戸の被災状況把握・復旧方針等の検討に係る調査を行い、その結果を踏まえ、地域の生活用水の早期確保に資するものについて、洗浄・補修に対する支援を行いつつ、県外工事業者などによる修繕等に係る掛かり増し経費を支援
- 「現地対策本部」に設置した「井戸水対応チーム」を中心に、井戸の洗浄を推進
- 国土交通省の緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)、農林水産省サポート・アドバイスチーム(MAFF-SAT)等を派遣し、被災状況調査や復旧方法の助言等を通じ、災害復旧の迅速な実施を支援するとともに、災害対策用機械等による支援を実施
- 日本製紙八代工場の煙突倒壊被害を踏まえ、全国の類似の煙突の安全確保のための調査を実施するとともに、有識者委員会を設置し、建築物構造被害の原因分析と対策の検討を行う
公共施設・公益施設等の災害復旧
医療・教育・福祉・文化等の施設の早期復旧を支援します。
- 医療施設、学校施設(ICT環境を含む)、庁舎、社会教育施設、文化財(熊本城の石垣崩落等を含む)、社会福祉施設、交通安全施設、工業用水道、防疫用設備、衛生施設等の災害復旧を支援
- 自治公民館の復旧支援
- 放送・通信設備等の復旧支援を行うとともに、災害対策用通信機器や臨時災害放送局用設備について、ニーズに応じて速やかに貸与
交通の確保
被災された方々の日常生活の再建に向けては、交通網の速やかな復旧が不可欠です。
- バスによる代替輸送等の確保について必要に応じて事業者と調整
- 新幹線の運休に伴う代替輸送手段を確保するため、航空機による臨時便の運航について事業者との調整を行う
- 関係機関が連携し、迂回呼びかけ等の被災地周辺の交通を円滑にする取組や迅速な特殊車両通行許可を行う
復興まちづくり
復興まちづくりについても、被災地の被害状況に応じて技術面から支援を行います。
- 被災地の被害状況に応じて、宅地の安全性向上や復興まちづくりに向けた地方公共団体の取組を支援するとともに、都市再生機構による技術支援を行う
避難所の運営や地方公共団体における災害応援、庁舎などの公共・公用施設(自治公民館を含む。)の災害復旧、災害廃棄物処理など、地方公共団体における住民支援や行政機能の維持及び復旧・復興のために必要となる様々な財政需要を的確に把握し、適切に地方財政措置を講じます。また、平成28年熊本地震において熊本県が設置する復興基金に対する地方財政措置が講じられたこと等を踏まえた検討を行います。
あわせて、被災地方公共団体の資金需要などのニーズをとらえ、その財政運営に支障が生じないよう、適切に対応します。
災害対策に従事する者が現場において必要な活動ができるようにするため、宿泊場所や休憩拠点を含む活動環境の改善に取り組み、災害対策に従事する者の健康の確保に取り組みます。
各種支援策については、情報を必要とする方に確実に届くよう、被災地・被災者の目線に立ち、様々な手段を活用して、分かりやすく丁寧な情報提供を行います。また、被災地におけるインターネット上の偽情報・誤情報対策のため、適時適切な情報発信を行います。
今回の災害対応を教訓とし、被害状況やニーズの迅速な把握、避難所以外も含めた避難生活環境の改善や見守り、ラストワンマイルまでの確実な物資輸送、切れ目のない被災者支援、防災DXの推進などについて、産官学民のあらゆる力を結集して事前防災を推進します。
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