令和8年9月14日、木原内閣官房長官は、総理大臣官邸で天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議メンバーへの報告会に出席しました。
報告会では、「皇室典範等の一部を改正する法律」の成立について有識者会議メンバーに報告されました。
木原官房長官は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
本日は皆様、大変お忙しい中にお集まりをいただきまして誠にありがとうございます。皆様には令和3年の有識者会議におきまして、計13回にわたり、熱心に御議論をいただき、最終的には皇室の歴史や伝統を踏まえた非常にバランスの取れた内容の報告を取りまとめていただいたところであります。国家の基本に関わる難しいことがらでありますので、そういった中において、悠仁親王殿下までの皇位継承を揺るがせにしないと、してはならないということをしっかりとお示しをいただいた上で、皇族数の確保のために具体的な方策というのをお示しをいただき、その点につきましては改めて心より御礼を申し上げる次第でございます。
政府としては、その報告を尊重いたしまして、令和4年1月、翌年の1月に国会に報告をしたところであります。
その後ですが、国会においては、令和6年5月以降に、2年余りにわたって、衆参正副議長の下で、各党各会派の代表の方が集まる中においてですね、全体会議というのを計10回開催をされまして、議論が積み重ねられました。そしてその結果といたしまして、本年の6月に、その衆参正副議長による議論の取りまとめがなされたというところでございます。
その内容は、令和3年の皆様が有識者会議報告でお示しいただいたように、皇位継承の流れを揺るがせにしてはならないこと、その上で、内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持することとする案、及び皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とする案について法制化することを求める、そういったことを柱とするものでございました。
政府としましては、この取りまとめ案を受け取りまして、忠実に法案という形に作成し、閣議決定をいたしました。そして国会提出をいたしました。そしてそういったプロセスを経て、本年7月に衆参それぞれ御審議を頂き、両院で可決をされ、最終的に法律の成立ということになった次第でございます。
79年前の皇室典範施行以降、はじめてとなる本格的な改正となったところであります。
これはひとえに先生方が令和3年の有識者会議で熟議を尽くしてくださったおかげであると、そのように政府としては考えております。
私自身も、今回担当大臣として、国会にその「全体会議」に毎回出席をさせていただきまして、法案の立案作業に入ってからは、その法案の骨であるとか、あるいは要綱であるとか、そういったことを衆参正副議長や、また各党各会派の代表の皆様方に丁寧に説明し、御了承をいただいてまいりました。法案の国会審議の際も、できるだけ分かりやすく、丁寧に説明をさせていただき、無事法律が成立いたしたということは、令和3年当時、総理補佐官としてこの件に携わらせていただいたことを鑑みると大変感慨深いものがございます。
本日はこうした法律の成立に至るまでの経緯の詳細、そして法律の内容について改めて御報告を申し上げたいと存じます。
短い時間でございますが、御報告をお聞きいただいた上で、どうぞこの機会に忌憚(きたん)のない御意見をいただけたらと存じます。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。