野口宇宙飛行士・山崎宇宙飛行士との交信


平成22年4月12日


俳句を詠む平野官房長官の写真
野口・山崎両宇宙飛行士と交信する平野官房長官の写真 野口・山崎両宇宙飛行士に質問する平野官房長官の写真
出席者との記念撮影の写真

 平成22年4月12日、平野官房長官は総理大臣官邸で、国際宇宙ステーションに滞在中の野口聡一宇宙飛行士、山崎直子宇宙飛行士と交信を行いました。

 交信には、平野官房長官のほか、前原宇宙開発担当大臣や進行役を務めた毛利衛日本科学未来館長、山崎宇宙飛行士の母校の千葉県松戸市立相模台小学校と同市立第一中学校の生徒、日本宇宙少年団千葉スペースボイジャー分団の児童が参加しました。

 山崎宇宙飛行士は「宇宙から見る地球があまりにも美しかったので一句作ってみました。」として、「瑠璃(るり)色の 地球も花も 宇宙の子」と俳句を詠みました。これに対し、前原大臣が「フロンティア 夢も宇宙も 無限大∞」、平野官房長官が「行きたいな 総理も我らも 宇宙人」と返句しました。

 その後、平野官房長官は両宇宙飛行士を激励し、野口宇宙飛行士には「3箇月宇宙に居られて体調はどうでしょうか、宇宙の方が太りますか。」と質問したのに対し、野口宇宙飛行士は「体調管理は長丁場の宇宙滞在では大事だなと思います。幸いなことに太らずに体重は保っていますけども、地球よりは力を使わずに済んでしまうので、大体毎日2時間運動をして、食事と運動と休憩のバランスを上手く取るように心掛けています。」と述べました。
 山崎宇宙飛行士には「今回宇宙ステーションに行かれたことに感動していますが、その背景にはしっかりサポートしてくれている御主人が居られたことだと思っております。御主人に感謝の一言はありますか。」と質問し、山崎宇宙飛行士は「訓練を開始してから11年目になります。その間、主人、娘、その他たくさんの方々に支えられてきました。それで今の瞬間があると思っています。家族には最大限の感謝を述べたいと思いますし、私達を支えてくれた無数の方々のおかげで今があります。本当にありがとうございます。」と述べました。

 最後に、野口聡一宇宙飛行士が横笛、山崎宇宙飛行士が琴で「さくらさくら」を演奏し、「残りのミッションも頑張っていきたい。」と述べ、約20分の交信を終えました。

関連リンク