平成30年7月9日(月)午前

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平成30年7月豪雨について(3)

 これまで把握している豪雨による人的被害は、死者87名、心肺停止13名、行方不明15名であります。また、安否不明であるとして110番通報のあったもののうち、安否が確認されていないもの、広島県を中心に、46件、68名程度であります。また、このほかに、車が流されるのを見たなど、人数は不明ですが、安否に関する通報が154件あります。本日も、警察、消防、自衛隊、海上保安庁の部隊が、人命第一の方針の下に、7万3千人、ヘリ70機の体制で捜索・救助活動に全力で取り組んでおります。
 先ほど、第2回非常災害対策本部会議を開催しました。総理からは、引き続き、全力で救命救助に当たるとともに、被災者の生活支援を積極的に進めるよう指示がありました。政府では、本日から、特に被害の大きかった地域の避難所に対し、プッシュ型の食料支援を開始したほか、自衛隊が給水支援を広範囲で実施いたしております。
 また、本日、小此木防災担当大臣を団長とする政府調査団を、岡山県及び広島県に派遣し、被災地のニーズを直接把握するとともに、杉田内閣官房副長官を長とする被災者生活支援チームを設置し、被災自治体への職員派遣、避難所生活の環境整備、仮設住宅の確保など、こうした支援を積極的に進めてまいります。
 大雨特別警報は全て解除されておりますが、各地で平年を大幅に超える記録的な豪雨となっており、土砂災害には引き続き警戒が必要であります。また、本日以降は、晴れて暑い日が続くため、屋外での復旧作業には、熱中症にも気を付けていただきたいと思います。

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