平成30年9月9日(日)午後

 
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平成30年北海道胆振(いぶり)東部地震について(8)

 北海道胆振東部地震について、これまでに把握している人的被害は、死者42名、心肺停止ゼロ、安否不明者1名です。現在、警察、消防、自衛隊、海上保安庁の部隊が人命第一の方針の下に、約4万1000人、ヘリ等74機により、24時間態勢で、二次災害に注意しながら、捜索・救助活動に全力で取り組むとともに、土砂の除去、給水・入浴支援等に当たっています。
 先ほど、総理出席の下に、(平成30年北海道胆振東部地震に関する)関係閣僚会議を開催いたしました。総理からは、本日の北海道における被災地視察を踏まえ、一日も早く被災者の皆さんが元の安心して暮らせる生活を取り戻せるように、現場のニーズを迅速に把握し、必要な対策を直ちに実行に移すこと、予備費5.4億円の使用や普通交付税の繰り上げ交付など、被災自治体が財政上安心して応急対策や復旧対策に取り組むことができる体制づくりを進めることの指示がありました。政府としては、総理からの指示を踏まえ、引き続き官邸が司令塔となり、関係省庁が一体となって対応に万全を期してまいります。
 停電は、立入り困難な一部の地域を除き、全て復旧しています。明日以降、電力需要の増加が見込まれており、再び大規模な停電が発生することを回避するためにも、道民の皆さんには、平常時より2割の節電を目指し、最大限の節電をお願いいたします。
 被災地では、明日明け方にかけて雨が降る見込みです。家屋の倒壊や土砂災害のおそれもありますので、被災地の皆さんは、余震や天候の状況に警戒を続けていただきたいと思います。

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