令和元年10月10日(木)午前

 
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吉野彰旭化成株式会社名誉フェローのノーベル化学賞受賞について

 昨日、本年のノーベル化学賞を、旭化成(あさひかせい)株式会社名誉フェローの吉野彰(あきら)氏が受賞されたことを大変喜ばしく思います。吉野氏には昨晩、安倍総理から直接電話でお祝いの言葉をお伝えをしたところです。今回の受賞はリチウムイオン電池の開発に関する業績が評価されたものです。軽量で、かつ大量の電気を蓄えることができるこのリチウムイオン電池は携帯機器や電気自動車等に不可欠なものであり、人々の生活に豊かさをもたらすものだけでなく、温室効果ガスや排気ガスの削減に寄与するなど、人類全体に多大な恩恵をもたらしました。今回の受賞により、日本人のノーベル賞受賞者は27名となっており、特に21世紀以降における自然科学系3分野の受賞者数は18名と、アメリカに次いで世界で第2位となっています。まさに我が国の基礎研究の水準の高さが世界で認められたものと思っております。

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