令和4年11月3日(木)午前

更新日:令和4年11月3日 内閣官房長官記者会見

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北朝鮮によるミサイル発射について

 本日、7時台から8時台にかけ、北朝鮮が大陸間弾道ミサイルの可能性があるものを含むミサイルを日本海方面に発射いたしました。そのうち7時40分頃に、西岸から発射されたものは、日本列島を越えて飛しょうする可能性があると探知しましたので、Jアラートと及びEm-Netにて、その旨公表いたしましたが、その後、ミサイルは日本列島を越えず、日本海上空にてレーダーから消失したことが確認されました。また、現時点において、被害報告等の情報は確認されていません。
 総理には本件について直ちに報告を行い、被害の有無の確認、情報収集・分析の徹底、関係国との連携などの指示がありました。また、政府においては、北朝鮮情勢に関する官邸対策室において情報を集約するとともに、緊急参集チームを招集し協議を行っております。政府としては、北朝鮮による今般の弾道ミサイルの発射について、直ちに北京の大使館ルートを通じ、北朝鮮に厳重に抗議し非難しました。
 また、先ほど国家安全保障会議の4大臣会合を開催しました。会議では、北朝鮮のミサイル発射情報を受けた朝鮮半島の緊張の高まりに関して集約するとともに、更なる事実関係の確認をし、分析を行いました。その上で、北朝鮮による更なる弾道ミサイルの発射等に備え、情報収集、警戒監視に当たることとともに、国民の安全と安心の確保に万全を期すこと、また引き続き、国民にしっかりと説明していくこと等を改めて確認をしました。
 政府としては、国連安保理の場を含め、米国・韓国を始め、国際社会と緊密に連携して対応するとともに、国民の生命・財産を守り抜くため、引き続き情報の収集・分析及び警戒監視に全力を挙げてまいります。私(官房長官)からは以上です。