令和5年3月3日(金)午前

更新日:令和5年3月3日 内閣官房長官記者会見

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閣議の概要について

 閣議の概要について申し上げます。国会提出案件5件、法律案、政令、人事が決定されました。大臣発言として、総務大臣から「労働力調査結果について」、厚生労働大臣から「有効求人倍率について」、それぞれ御発言があり、私(官房長官)から「国枝慎吾氏に対する国民栄誉賞の授与について」、外務大臣臨時代理たる私(官房長官)から「グローバルな食料安全保障への対応のための緊急無償資金協力について」、それぞれ申し上げました。

国枝慎吾氏に対する国民栄誉賞の授与について

 次に、国枝慎吾氏に対する国民栄誉賞の授与について申し上げます。岸田内閣総理大臣は、国枝慎吾氏に対し、国民栄誉賞を贈り表彰することを決定いたしました。
 国枝慎吾氏は、日々の努力と厳しい修練の積み重ねにより、長く車椅子テニス界の第一人者として活躍され、テニス大会最高峰の四大大会で史上最多の通算50勝、東京パラリンピックでの金メダルを含めた生涯ゴールデンスラムの達成など、前人未到の快挙を成し遂げられ、パラスポーツの社会的認知度の拡大、スポーツの発展に極めて顕著な貢献をし、広く国民に夢と感動を、社会に明るい希望や勇気を与えました。この業績をたたえ、内閣総理大臣から国民栄誉賞を贈り、表彰するものであります。なお、表彰式は3月17日、総理大臣官邸において行う予定としております。

グローバルな食料安全保障への対応について

 次に、本日、ロシアによるウクライナ侵略の影響を受けて一層悪化しているグローバルな食料安全保障への対応として、合計4,500万ドルの緊急無償資金協力を行うことを決定しました。
 現在、世界の食料安全保障の悪化により影響を受けている人々に対する支援の強化が、喫緊の課題となっております。今回の支援では、国連世界食糧計画及び国連パレスチナ難民救済事業機関を通じた、アジア中東及びアフリカ諸国・地域における食料支援、また、国連食糧農業機関を通じたウクライナにおける農業生産支援を行います。この緊急無償資金協力に加えて、日本のNGO(非政府組織)を通じて中東及びアフリカ諸国における500万ドルの食料支援を実施することを決定しました。
 以上を合わせて緊急人道支援として、5,000万ドルの食料関連支援を実施いたします。日本は、引き続きG7を始めする国際社会と連携しながら、世界の食料安全保障の確保のために取り組んでいきます。詳細は外務省にお尋ねをください。私(官房長官)からは以上です。

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