令和5年4月25日(火)午前

更新日:令和5年4月25日 内閣官房長官記者会見

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閣議の概要について

 閣議の概要について申し上げます。一般案件等5件、法律の公布、政令、人事が決定されました。大臣発言として、経済産業大臣から「令和5年度中小企業者に関する国等の契約の基本方針について」、総務大臣から「災害時の道路啓開に関する実態調査の結果について」、財務大臣から「特殊会社の長の人事について」、それぞれ御発言がありました。
 閣僚懇談会においては、厚生労働大臣から「G7倉敷労働雇用大臣会合の開催について」、農林水産大臣から「G7宮崎農業大臣会合について」、環境大臣から「クールビズの実施について」、岡田大臣から「クールビズ実施中のかりゆしウエア着用について」、それぞれ御発言がありました。

スーダンにおける在留邦人の退避について

 昨晩、総理から、また、ジブチにおいて武井外務副大臣から申し上げたとおり、本日未明、国連や韓国、UAE等の協力を得て、ポートスーダンに到着した在留邦人とその配偶者、合計45名が、情勢の悪化しているスーダンからジブチに退避しました。
 これに先立ち、フランスや国際赤十字の協力を受け、合計4名の邦人が、ジブチやエチオピアに退避しました。また、その後、ハルツームに最後まで残った大使館員3名が市内の邦人を集めて、先ほど総理から言及のとおり、フランスの協力を受けて脱出し、合計8名の在留邦人及びその家族が、ジブチに到着しました。危険かつ困難な状況の中、成功裏に邦人退避を遂行した大使館や自衛隊を始めとする関係者は、よく任務を全うしました。その努力に敬意を表します。また、フランス、韓国、UAE(アラブ首長国連邦)を始め、関係各国及び国連など関係機関に感謝を申し上げます。
 これをもって、約60名の在留邦人のうち、昨日24日までにスーダンからの退避を希望していた方のほとんどが退避を終え、昨日時点で退避を希望されている在留邦人は、比較的状況が安定しているスーダン南部の国境付近に滞在する1名のみとなっています。大使館員は、状況が最も厳しい首都・ハルツームで、昨日までに退避を希望していた最後の邦人と共にジブチを退避し、これをもって、在スーダン日本大使館を閉鎖し、ジブチに臨時事務所を立ち上げました。引き続き臨時事務所において、関係各国とも緊密に連携しつつ、残る退避希望者や新たに退避を希望される方が出てくる可能性も踏まえ、スーダンに残留されている邦人への支援に全力を尽くします。
 また、引き続きスーダンの情勢安定に向け、国際社会と連携していきます。私(官房長官)からは以上です。

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