ホストタウン自治体との意見交換
 ホストタウン登録団体のこれまでの取組を通じて得られた成果、見えてきた課題等について、ホストタウン自治体と大臣との意見交換を通じて共有し、今後のホストタウン支援策に生かすとともに、他の自治体の取組の参考に資することを目的としています。

目次

・第1回 2016年11月28日神奈川県厚木市、島根県邑南町
・第2回 2017年 1月 12日佐賀県、福岡県北九州市、福岡県福岡市、福岡県飯塚市、福岡県田川市、佐賀県、長崎県、大分県、大分県別府市、宮崎県、宮崎県西都市、宮崎県宮崎市、宮崎県都城市
・第3回 2017年1月23日宮城県蔵王町、茨城県常陸大宮市
・第4回 2017年12月19日千葉県、千葉県船橋市、千葉県館山市、千葉県成田市、 千葉県旭市、千葉県山武市
・第5回 2018年8月1日 北海道網走市、北海道士別市、北海道名寄市、北海道釧路市、北海道登別市
・第6回 2018年 9月 11日 宮城県、宮城県白石市、宮城県柴田町、宮城県蔵王町、宮城県石巻市、宮城県気仙沼市、宮城県東松島市、宮城県亘理町
・第7回 2018年9月13日 福島県、福島県福島市、福島県郡山市、福島県いわき市、福島県田村市、福島県本宮市、福島県北塩原村、福島県飯舘村、福島県南相馬市
・第8回 2018年9月13日 岩手県、岩手県盛岡市、岩手県八幡平市、岩手県紫波町、岩手県遠野市、岩手県宮古市、岩手県陸前高田市、岩手県雫石町、岩手県山田町
・第9回 2018年11月17日 大分県、大分県大分市、大分県別府市、大分県中津市、大分県日田市、大分県佐伯市、大分県宇佐市

第1回 2016年11月28日 神奈川県厚木市、島根県邑南町

邑南町
※厚木市小林市長(中)、スコット・ピアース氏〔あつぎホストタウン交流大使、7人制ラグビー元ニュージーランド代表・元日本代表〕(左)
【厚木市】(出席者:小林市長、スコット・ピアース氏(あつぎホストタウン交流大使))(相手国:ニュージーランド)
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     ニュージーランドの7人制ラグビーチームの誘致をめざす厚木市からは、次のようなお話をいただきました。
  • ・ 女子日本代表チームが合宿を行うなど、ラグビーが盛ん。
  • ・ これまでニュージーランドとの交流はなかったが、市の気持ちを伝えるために大使館や現地を訪問した。このように飛び込むことが交流のきっかけとなった。
  • ・ 市にゆかりのある方を「あつぎホストタウン交流大使」として任命し、文化・教育等の相互交流を図る取り組みを行っている。スコット・ピアース氏は厚木在住で、地元社会人チームのヘッドコーチを務めるほか、ラグビーの普及活動やニュージーランドのPRをしていただいているラガーマン。
  • ・ 最終的には、友好都市の締結を目指している。
邑南町
※邑南町石橋町長(左)
【邑南町】(出席者:石橋町長)(相手国:フィンランド)
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     フィンランドのゴールボールチームの誘致をめざす邑南町からは、次のようなお話をいただきました。
  • ・ ゼロからのスタートであり、小さなまちの大きな挑戦である。
  • ・ 「町民誰もが幸せを感じる社会」を目標に掲げ、特に福祉、障害者施策を重要と考えていたことから、「パラリンピック」にこだわっている。そこで、2012年ロンドン大会の「ゴールボール」で金メダルを獲得し、また、福祉施策の先進国であるフィンランドを相手国と決めた。
  • ・ 日本男子チームと小中学生が競技体験を行うなど、ゴールボール普及の取り組みを実施している。
  • ・ 今年8月に「おおなん・フィンランド協会」を設立し、事業を推進している。
  • ・ 今後、姉妹都市を結び、青少年の相互交流事業を行っていきたい。

 大臣は、「「ホストタウンに手を挙げたいがどこから手がかりを見つけたらよいのか分からない」といった自治体の皆様が色々と模索しておられるなか、両自治体とも明確な意志を持って活動しておられる様子を伺うことができ、大変勉強になった。産業や観光面も含めた取組みに期待している。」と述べました。

第2回 2017年1月12日 佐賀県、福岡県北九州市、福岡県福岡市、福岡県飯塚市、福岡県田川市、長崎県、大分県、大分県別府市、宮崎県、宮崎県西都市、宮崎県宮崎市、宮崎県都城市

【佐賀県】(出席者:山口知事)(相手国:フィジー、オランダ、ニュージーランド)
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  • ・ フィジーとは高校生同士のラグビー交流を実施。オランダとは400年前からの有田焼のつながりを通じ、デザイナーと窯元とのコラボなどクリエイティブ産業の取組を進め、オランダ空手道連盟と2020年オリパラ大会の事前合宿の覚書を締結。ニュージーランドとは本年台北で開催されるユニバーシアードの事前合宿の覚書を締結。様々な分野で分厚い未来志向の交流を行っている。
  • ・ 2019年ラグビーW杯、2020年オリパラ大会、2023年国体に向け、機運醸成及び大会後のレガシー構築に向けて取り組みたい。
【北九州市】(出席者:北橋市長)(相手国:タイ)
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  • ・ 市の強みは環境技術。タイの工業省とはMOUを結んでいる。スポーツ公社ともMOUを結び、卓球ジュニアチーム、パラのパワーリフティングの選手を受入れた。文化交流にも力を入れており、フィルムコミッションでタイテレビドラマの4作品の撮影を誘致し、タイからの観光客増につながっている。2020年以降も続くフレンドリーな関係を作りたい。
【福岡市】(出席者:貞刈副市長)(相手国:スウェーデン)
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  • ・ 1995年のユニバーシアード福岡大会を契機に「国際スポーツ都市」宣言を行った。これをきっかけに始まった「校区応援事業」は、レガシーとして残っている。
  • ・ 最近も、2016アメリカズカップワールドシリーズをアジアで初開催し、2019ラグビーW杯会場にも決まった。2020年に向けては、キモノプロジェクトの推進や、相手国企業とのマッチングなどに取り組み、そのムーブメントを継承して、2021に開催する世界水泳選手権を成功に導きたい。
【飯塚市】(出席者:片峯教育長、前田恵理氏(飯塚国際車いすテニス大会会長))(相手国:南アフリカ)
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  • ・ 昭和60年から「飯塚国際車いすテニス大会」を実施。市民がボランティアとして大会運営を支えており、これは「イイヅカ方式」と呼ばれるほど、世界的にも評価されている。
  • ・ 選手のより良いコンディションづくりのため、今後の大会持続のためにも、環境整備が重要。
【田川市】(出席者:二場市長、リア・ベアクス氏(田川市国際交流員))(相手国:ドイツ)
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  • ・ ドイツとはスポーツユーゲント(同国のスポーツ青少年組織)の来訪がきっかけで交流をスタート。平成28年8月からは、ドイツ出身の国際交流員、リア・ベアクス氏を雇用。SNSでの田川市の魅力発信や、市民へのドイツ文化の紹介、ドイツでの誘致交渉への同行など、様々な分野で活躍してもらっている。
【長崎県】(出席者:里見副知事)(相手国:ベトナム)
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  • ・ ベトナムとは、朱印船貿易の時代からの交流がある。ベトナムサッカーチームと県内チームとの交流、高校生の招へい、大学間の連携、観光物産展への出展などの交流を促進し、ベトナムでの長崎の知名度アップを図りながら、経済交流の活性化を図りたい。
【大分県】(出席者:土谷芸術文化スポーツ局長)(相手国:フィジー、マレーシア、ポルトガルなど)
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  • ・ 2018年国民文化祭・全国障害者芸術文化際の開催、2019年ラグビーW杯を迎えて2020年大会となる。2018年を皮切りに2020年を見据えて、文化・スポーツの両面で地域に磨きをかけて、地域の子ども達にも交流の機会をつくり、世界と交わっていくことを進めたい。
  • ・ フィジーは、2019W杯も含めた2大会の誘致につなげたい。
  • ・ マレーシアとは、地元立地企業の交流実績も生かしていく。宿泊施設の食(ハラール対策)も出来ており、この点も売り込み材料。
  • ・ ポルトガルは世界陸上北京大会の事前合宿を受入れ。同大会で銅メダリストが大分のことをSNSで発信してくれるなど影響力の大きさを感じた。
  • ・ フェンシングでは、数カ国まとめての合宿誘致の実績を元に取り組んでいる。
【別府市】(出席者:猪又副市長)(相手国:ニュージーランドなど)
  • ○概要(発表資料 (PDF:1,996KB)別のウィンドウで開きます
  • ・ 姉妹都市ロトルア市と、両市共通の温泉という資源に、ラグビーという新しい要素を加えて、交流を加速化。温泉を利用した調理法「地獄蒸し」もニュージーランドに輸出予定。
  • ・入浴に加え、医療や観光といった温泉の多面的な活用を目指す。1964年大会の時も、別府温泉の泥を選手村で湿布として活用された記事が残っている。2020年大会に向け、温泉がアスリートに与える効果について研究を進め、外国人アスリートの入浴に関するタトゥの問題解決等全国の温泉地の皆様と共有したい。
【宮崎県】(出席者:稲用副知事)(相手国:ドイツなど)
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  • ・ 2002年FIFA W杯でドイツチームの事前合宿を受け入れ、ドイツは準優勝した歴史がある。
  • ・ 延岡市・小林市はドイツ人の国際交流員を受入れ、市民との交流も進んでいる。
  • ・ これまでの合宿誘致の実績を生かし、スポーツメディカル体制の充実、アスリートフードメニューの開発等を行う取組を展開し、大会後のレガシーとしたい。
【西都市】(出席者:橋田市長)(相手国:イタリア)
  • ○概要(発表資料 (PDF:1,073KB)別のウィンドウで開きます
  • ・ 430年前、日本で初めて親善大使としてローマ教皇に謁見した伊東マンショの生誕地の縁をきっかけに、中学生の派遣や肖像画展示会、講演会、ガイダンスセンターの建設などを実施、検討。更なる相互理解、交流を深めたい。
【宮崎市】(出席者:戸敷市長)(相手国:英国など)
  • ○概要(発表資料 (PDF:581KB)別のウィンドウで開きます
  • ・ イングランド代表コーチのエディ・ジョーンズ氏が日本代表ヘッドコーチ時代に宮崎で強化合宿を行い、その後、強敵南アフリカとの試合に歴史的勝利をおさめたことや、宮崎の食(マンゴー、宮崎牛)も含め、高い評価を受けている。選手にとって、食は力にも癒しにもなる。県と連携して、事前合宿誘致を目指す。
【都城市】(出席者:児玉副市長)(相手国:モンゴル)
  • ○概要(発表資料 (PDF:529KB)別のウィンドウで開きます
  • ・ ウランバートルは1999年からの友好交流都市。継続して国際交流員を受入れ。レスリングを通じ更に交流を深め、国際交流による人間力あふれる子供たちの育成をレガシーとしたい。
※その他出席者
  •  オリンピック・パラリンピック等経済界協議会 上田裕之氏
  •  概要(発表資料 (PDF:1,383KB)別のウィンドウで開きます
  • ・ 当協議会は、経団連、商工会議所、経済界同友会を中心に構成され、90社くらいで活動。
  • ・ 活動のポイントは2つ。@スポンサーが中心となり、地方の企業とも連携して取り組むことA大会を盛り上げるために、地方にレガシー、特にソフトのレガシーを残すこと。
  • ・ そのためにも、ホストタウンを中心とした自治体と一緒に、取り組みを進めていきたい。

 大臣は、「これまでの歴史を生かす形で交流されていることに、非常に感銘を受けた。皆様の多面的な取り組みを、グッドプラクティスとして全国に広げていきたい。2020年以降にどう結び付けていくかが非常に重要であり、いいレガシーが作られることを望んでいる。」と述べました。

第3回 2017年1月23日 宮城県蔵王町、茨城県常陸大宮市

 共に歴史的な関係が深いパラオ共和国との交流について、昨年12月に協議会を立ち上げ、連携して取組していること等について意見交換を行った。

蔵王町
※常陸大宮市三次市長(左)、蔵王町村上町長(中)
【蔵王町】(出席者:村上町長)(相手国:パラオ共和国)
  • ○概要(発表資料(PDF:633KB)別のウィンドウで開きます
  • ・第二次大戦後、パラオから引き揚げた方が多く移住しており、「北原尾」(きたはらお)という地名がある。
  • ・2020年に向けて、町の標高が高いといった特色を生かした強化合宿の受入れをしたい。気候を生かし、パラオの夢であるという冬季オリンピック・パラリンピックへの初出場を支援できないかとも考えている。
【常陸大宮市】(出席者:三次市長)(相手国:パラオ共和国)
  • ○概要(発表資料(PDF:1,465KB)別のウィンドウで開きます
  • ・大戦時に同国で亡くなった戦没者に茨城県内の出身者が多く、その慰霊訪問をきっかけ に深い交流がある。
  • ・来年度からパラオの留学生を受け入れる予定。彼らが日本語を学び、2020年大会の事前合宿等のサポート役として活躍することを期待している。

 大臣は、「歴史的なつながりを大切にし、未来へバトンを渡せるのは素晴らしい。
 若い才能を育てることは非常に重要なことであり、引き続き注目したい。」と述べました。

第4回 2017年12月19日 千葉県、千葉県船橋市、千葉県館山市、千葉県成田市、千葉県旭市、千葉県山武市

【千葉県】(出席者:森田知事)(相手国:オランダ)
  • ○概要(発表資料 (PDF:597KB)別のウィンドウで開きます
  • ・オランダの世界陸上北京大会の事前合宿を受入。練習環境や地元の学生によるおもてなし等を評価された。
  • ・平成28年7月にオリンピック委員会との間でオリンピック・パラリンピックの計22競技の事前キャンプに基本合意。スポーツ・文化の交流やパラスポーツを通じた地域社会の課題解決について共同で取り組んでいくこととしている。
  • ・2020年さらに2020年以降を見据えてスポーツを始めオランダとの各種交流を推進していく。
【船橋市】(出席者:松戸市長)(相手国:米国)
  • ○概要(発表資料 (PDF:1,040KB)別のウィンドウで開きます
  • ・アメリカ男子体操チームの事前合宿を受入。2018年から3ヵ年にわたってキャンプを実施する予定であり、子どもたち・市民と交流も図っていきたい。
  • ・2020年東京大会以降も色々な交流を続けられるような工夫をして市民に参加してもらえるような仕組みを考えていきたい。
【館山市】(出席者:金丸市長)(相手国:オランダ)
  • ○概要(発表資料 (PDF:616KB)別のウィンドウで開きます
  • ・千葉県とオランダオリンピック委員会との合意に基づき、トライアスロンやパラトライアスロンなど4種目について合宿受入を予定。
  • ・オリンピアンを館山ふるさと大使へ委嘱し市民との交流に取組んできたほか、beyond2020プログラムなど文化事業も実施。オランダの選手を加え更に交流が広がり、市民1人1人の東京大会となるよう取組んでまいりたい。
【成田市】(出席者:小泉市長)(相手国:米国)
  • ○概要(発表資料 (PDF:678KB)別のウィンドウで開きます
  • ・世界陸上北京大会の事前合宿を受入。アメリカチームと小学生との交流イベントがアメリカ国外で初めて開催された。東京大会についてもアメリカ陸上チームの事前合宿を受入で合意。
  • ・世界陸上事前合宿の際に来日したコーチやアスリートを招き、小中学生を対象とした陸上クリニックを2018年1月に開催。日本遺産を活用した文化体験なども検討。
【旭市】(出席者:明智市長)(相手国:ドイツ)
  • ○概要(発表資料 (PDF:766KB)別のウィンドウで開きます
  • ・平成21、26、28年とデュッセルドルフ市の子どもたちをむかえ、地元の子どもたちと卓球や名所の見学などをいただきながら子どもたちの交流を深めてきた。
  • ・東京大会ではドイツ卓球チームの事前合宿の受入を予定。ドイツとの交流においてはスポーツのみならず文化・食など民間での交流も含め取組んでいきたい。
【山武市】(出席者:椎名市長)(相手国:スリランカ)
  • ○概要(発表資料 (PDF:2,143KB)別のウィンドウで開きます
  • ・東京大会の招致が決定した半年後には推進体制を決定し庁内組織を設置。その後、スリランカの事前合宿を招致・決定。
  • ・スリランカ政府の研修員を毎年お招きして地域のお祭りに参加いただいたり、市の将来を担う子どもたちをスリランカに派遣し、要人などを訪問しての英語スピーチや中学校訪問事業を実施するなど様々な取組を実施。
  • ・市の職員にスリランカ人の女性を雇用しシンハラ語教室等も行っている。

 大臣は、「先進的な取組をなされており、活動も草の根的・多層的な様々な事業をしていただいている。是非、多くの他のホストタウンにも参考にしていいただいて、より充実したものを全国各地で展開できるようにしてまいりたい」と述べました。

第5回 2018年8月1日 北海道網走市、北海道士別市、北海道名寄市、北海道釧路市、北海道登別市

【網走市】(出席者:水谷市長)(相手国:オーストラリア)
  • ○概要(発表資料 (PDF:3,298KB)別のウィンドウで開きます
  • ・一昨年から、当市で合宿を実施しているサントリーラグビー部のオーストラリア出身選手を招き小学校でのタグラグビー体験やオーストラリア文化を学ぶ授業を実施。
  • ・これまでの長年にわたるスポーツ合宿の受入で培ったものをブラッシュアップし、東京大会のレガシーとしていきたい。
【士別市】(出席者:牧野市長)(相手国:台湾)
  • ○概要(発表資料 (PDF:1,114KB)別のウィンドウで開きます
  • ・台湾ウエイトリフティング協会と「ホストタウン交流事業協定書」を取り交わし、台湾の国内のウエイトリフティングチームの合宿を受入れ、日本文化体験や地元高校生との交流等を実施。
  • ・合宿受入れの際には、地元のGAP食材を使用したメニューを提供。本年2月の合宿時には提供した全メニューを公認スポーツ栄養士が監修し、地元食材を明記したメニューカードやGAP認証食材解説カードを作成のうえ配布し安全・安心な食のPRも実施。
  • ・今後は関係機関、近隣自治体間の連携をとり、もう一歩取組を進めていきたい。
【名寄市】(出席者:加藤市長)(相手国:台湾)
  • ○概要(発表資料 (PDF:219KB)別のウィンドウで開きます
  • ・台湾の中学校バトミントン部の合宿をモニターとして受入。今後もバトミントンを通じた交流について色々な角度から検討。
  • ・ホストタウン登録を契機に民間の機運も高まり、市内のイベントにおいて民間主体で台湾のブースを出展し物産展を開催したり、親善協会が独自で台湾フェアを開催したりといった取組もみられる。
【釧路市】(出席者:名塚副市長、岡部教育長)(相手国:ベトナム)
  • ○概要(発表資料 (PDF:149KB)別のウィンドウで開きます
  • ・ホストタウン登録を契機として、ベトナム側から独立行政法人が展開する事業において、当市の学生を派遣して欲しいと依頼があり、地元の大学生6名を派遣。帰国後、学生達は表情が変わり、将来の選択肢として海外にも視野を広げて検討したいといった話もあった。
  • ・文化スポーツ観光省から、ベトナムで開催される女子バレーボール国際大会にホストタウンとして当市のチームの出場の打診を受け、地元大学チームの派遣を予定。国際的な視野を持つ契機となることを期待。
  • ・今後も、これまで築いてきた人脈を活かし、更に交流を深めていきたい。
【登別市】(出席者:伊藤副市長)(相手国:デンマーク)
  • ○概要(発表資料 (PDF:2,293KB)別のウィンドウで開きます
  • ・本年4月、駐日大使に本市を訪れてもらい市内を視察いただくとともに、地元中学校において全校生徒と市民を対象にデンマークの文化・生活・スポーツ等について講演を実施。
  • ・この8月にはデンマーク友好都市中学生派遣事業を予定。駐日大使のご尽力により、派遣団がデンマークオリンピック委員会・スポーツ連合所管のオリンピック関連施設を視察することとなっている。

 大臣は、「それぞれ特色を持って取組を進めていただいている。ホストタウンの取組を通じて、市民の方々のオリンピック・パラリンピックに自分も関わりを持っているという意識を高めていただくとともに、2020年以降も各国との交流を続けて、地域の様々な発展に活用いただきたい」と述べました。

第6回 2018年9月11日 宮城県、宮城県白石市、宮城県柴田町、宮城県蔵王町、宮城県石巻市、宮城県気仙沼市、宮城県東松島市、宮城県亘理町

【白石市】(出席者:山田市長)(相手国:ベラルーシ)
  • ○概要(発表資料 (PDF:2,433KB)別のウィンドウで開きます
  • ・宮城県知事の掲げる戦略の中の創造的復興を成し遂げるうえでも、復興オリンピックは中心的役割と考えていることから、ホストタウンとして最大限努力したい。
  • ・ベラルーシ共和国のオリンピック委員会、新体操オリンピックトレーニングセンターを訪問し、意見交換をした。そのなかで、東京大会が決まり非常に喜んだという言葉や、チェルノブイリの原発事故以来、日本から多くの支援を受けた恩返しをしたいという言葉をいただいた。
  • ・一過性の取組にならぬよう、東京大会以降も、交流を実施したい。
【柴田町】(出席者:滝口町長)(相手国:ベラルーシ)
  • ○概要(発表資料 (PDF:2,061KB)別のウィンドウで開きます
  • ・柴田町は、地方創生でインバウンド政策や、トップアスリート育成事業、放課英語楽交(ほうかえいごがっこう)に取り組んでおり、ホストタウン事業実施に当たっては、柴田町、白石市、仙台大学が官民連携している。
  • ・ベラルーシ新体操選手の公開演技は、観客を魅了した。子どもたちは、トップアスリートを見ることで、オリンピックに関心を持ち、オリンピック選手になりたいという気持ちが湧いてきたのではないかと思う。
【蔵王町】(出席者:村上町長)(相手国:パラオ)
  • ○概要(発表資料 (PDF:1,134KB)別のウィンドウで開きます
  • ・昨年度は、「オリンピックデー・フェスタ」の開催や、「アスリートの生き方に学ぶ」など、ホストタウン事業を開催し、選手等と交流を実施。今年度については、アーチェリーと柔道の事前合宿を受け入れたところであり、特に柔道に当たっては、仙台大学の協力のもと、開催。
  • ・大統領から、冬の蔵王町でスキーや、樹氷を体験させてほしいという話も受けていることから、パラオの子どもたちを招くなど、相互交流に取り組む予定。
【石巻市】(出席者:亀山市長)(相手国:チュニジア)
  • ○概要(発表資料 (PDF:624KB)別のウィンドウで開きます
  • ・今年の5月に、市職員チュニジア共和国を訪問し、青年スポーツ省や、オリンピック委員会等と事前合宿について協議。また、市内小学校で「ホストタウン」、「チュニジア共和国との交流史」等についての授業を実施。
  • ・今後の取組として、チュニジア共和国の剣道団体と剣道を通じた交流などを市内で実施するほか、日本文化を紹介するチュニジア共和国の青年団体へ書道部に所属する市内高校生が書いた「書」を送付予定。
  • ・課題としては、通訳・翻訳業務の人員の確保。
【気仙沼市】(出席者:菅原市長)(相手国:インドネシア)
  • ○概要(発表資料 (PDF:325KB)別のウィンドウで開きます
  • ・インドネシアとの繋がりは平成15年からであり、気仙沼みなとまつりで「バリパレード」をスタートさせたことがきっかけ。震災発生後、様々な支援をいただき、「ユドヨノ友好こども館」は、インドネシアからの震災復興支援の象徴となっている。
  • ・今年、大使館主催の記念コンサートにおいて、震災で被害を受けた小学校児童が歌を披露するなど、さらに交流を深めた。
  • ・東京大会時はインドネシア選手団の応援ツアーを実施したいと考えている。
【東松島市】(出席者:小山副市長)(相手国:デンマーク)
  • ○概要(発表資料 (PDF:1,102KB)別のウィンドウで開きます
  • ・今年8月、東松島市を代表する産業の海苔漁師を派遣し、養殖についての講義の実施や、意見交換をするなど、相互理解を深めた。今後は、デンマーク王国から中学生を招き、市内中学生と市内産業の共同見学等を行い、交流を深める予定。
  • ・市民への周知が進んでいないと感じられることから、今後、市民向けイベントの実施が必要と考えている。
【亘理町】(出席者:山田町長)(相手国:イスラエル)
  • ○概要(発表資料 (PDF:327KB)別のウィンドウで開きます
  • ・NPO法人セリアの会による保育所を中心とした、音楽交流を毎月実施していることから、住民にとってイスラエルは身近な存在。
  • ・東京大会時は応援ツアーを実施し、競技会場でイスラエル選手を応援することを予定している。

 大臣は、「宮城県内のホストタウン自治体は、行政が率先して、ホストタウンに取り組んでいるとともに、住民の方々と一緒になった活動の様子も理解できた。本日いただいた貴重な意見、ヒントを、全国のホストタウンへ横展開し、全体の底上げを図れるようにしてまいりたい。また、東京大会まで限られた時間となり、難しい課題もあるが、全力で取り組んでまいりたい」と述べました。

第7回 2018年9月13日 福島県、福島県福島市、福島県郡山市、福島県いわき市、福島県田村市、福島県本宮市、福島県北塩原村、福島県飯舘村、福島県南相馬市

【福島市】(出席者:木幡市長)(相手国:スイス)
  • ○概要(発表資料 (PDF:193KB)別のウィンドウで開きます
  • ・スイス連邦とのホストタウン交流を進めており、福島市の方にスイスを知っていただき、スイスの方に福島を知っていただくために展示会などを開催してきた。
  • ・今年度は、10月12日〜14日をスイスデーとして、各種イベントを開催予定。スイス大使館による学校交流、スイスフェスタ、ルツェルン祝祭管弦楽団のコンサートなどを実施予定。小学校の給食や市役所の食堂のメニューにスイス料理を取り入れる予定。
  • ・来年度以降は、来年4月に、スイスで柔道を学んでいる中高生が来日し、柔道交流や文化交流を行う予定。7月にはスイス在住の音楽家と福島音楽団のコンサートも開催予定。
【郡山市】(出席者:品川市長)(相手国:オランダ)
  • ○概要(発表資料 (PDF:570KB)別のウィンドウで開きます
  • ・安積疏水の完成に貢献したオランダ人技師ファン・ドールンを縁に、オランダとホストタウン登録に至った。事前キャンプは決定してはいないものの、オランダとの交流が東京大会のレガシーとなるよう取り組んでいる。
  • ・現在、小中学校教員をオランダに派遣したり、インターネット経由で学校間の交流を行うなど、あらゆるチャネルを通じて、オランダとの交流を深めており、今後も継続していきたいと考えている。
  • ・事前合宿については他の国と交渉を行っており、改めて報告をする。
【いわき市】(出席者:渡辺副市長)(相手国:サモア)
  • ○概要(発表資料 (PDF:570KB)別のウィンドウで開きます
  • ・2015年に第7回太平洋、市サミットがいわき市で開催され、翌年、市内に名誉領事館が設置されたことを契機に、サモア独立国とのホストタウン交流を行っている。オリンピックに加え、ラグビーW杯キャンプについても事前キャンプ実施の覚書を締結している。
  • ・昨年度から交流事業を本格化しており、高校生のサモア独立国派遣、小学校の給食提供、在日サモア独立国大使館の学校訪問、元サモア独立国代表によるラグビー教室の開催などを行い、サモア独立国への理解を深め東京大会への機運醸成を図っている。
  • ・2018年5月には、サモア独立国U18ラグビーチームメンバー等の11名を受け入れ、文化施設、被災地の視察や、市内の高校生チームやラグビーセブンズユース日本代表候補との親善試合を開催。その際に、昨年度に派遣した高校生がプレゼンテーションを実施。
  • ・今後は、事前キャンプ合意書の締結に向けて取り組んでいく。
【田村市】(出席者:皮籠石副市長)(相手国:ネパール)
  • ○概要(発表資料 (PDF:458KB)別のウィンドウで開きます
  • ・2015年4月に大地震が発生したネパールとホストタウン登録を実施。
  • ・2018年10月にネパール陸上選手が事前合宿を開催予定。ロードレースにも参加予定。元マラソン日本代表の中村友梨香氏が、コーチとして事前合宿や現地指導、Webでの定期的な管理指導を行っている。
  • ・スポーツに加え、公民館でのネパール料理教室を開催するなどしてソフトレガシーを残していきたいと考えている。
【本宮市】(出席者:高松市長)(相手国:英国)
  • ○概要(発表資料 (PDF:278KB)別のウィンドウで開きます
  • ・東日本大震災後に、英国のウィリアム王子が本宮市を来訪し、様々な支援を受けたことがつながりのきっかけ。
  • ・2017年から本宮市の子どもたちのロンドン派遣や、英国の福島庭園と本宮の英国庭園との間での姉妹庭園の締結により、民間同士のつながりもできている。
  • ・昨年度、英国オリンピック委員会CEOを訪問。今年度は英国オリンピック委員会CEOが本宮市を来訪予定。
【北塩原村】(出席者:小椋村長)(相手国:台湾)
  • ○概要(発表資料 (PDF:188KB)別のウィンドウで開きます
  • ・2011年以降、台湾との様々な交流を継続的に行っており、ホストタウンとして選手との交流を行うことになった。
  • ・今後は卓球の日本人オリンピアンとの交流や、大会期間中の台湾の選手の応援を通して、継続的な台湾との交流につなげていきたいと考えている。
【飯舘村】(出席者:菅野村長)(相手国:ラオス)
  • ○概要(発表資料 (PDF:215KB)別のウィンドウで開きます
  • ・10年前にラオス人民民主共和国のドンニャイ村に中学校を建設したことをきっかけに交流が始まり、ラオスパラリンピック選手の受入れを予定している。
  • ・現在、子どもたちがラオスの勉強を行っており、これからはそれを村民全体に広げていきたいと考えている。
【南相馬市】(出席者:松浦副市長)(相手国:ジブチ、台湾、米国、韓国)
  • ○概要(発表資料 (PDF:228KB)別のウィンドウで開きます
  • ・東日本大震災の際に支援をいただいたジブチ共和国など4つの国と地域との交流を目指している。
  • ・本年4月に駐日ジブチ大使、在ジブチ日本国大使を招待し、市民講演会を実施。7月には中学生20名を相馬野馬追へ招待し、文化交流、サッカー交流を実施。
  • ・今後は、同じ相手国、地域のホストタウンである静岡県牧之原市や愛媛県松山市と連携して交流を行っていく。

 大臣は、「それぞれ特徴ある取り組みを行っておられたが、共通するのは次世代を担う子どもたちを中心に交流をすすめている点である。2020年を超えて末永く草の根レベルでの交流が続くことが重要であり、その先につながる取り組みをしていただいていることがよく分かった」と述べました。

第8回 2018年9月13日 岩手県、岩手県盛岡市、岩手県八幡平市、岩手県紫波町、岩手県遠野市、岩手県宮古市、岩手県陸前高田市、岩手県雫石町、岩手県山田町

【盛岡市】(出席者:谷藤市長)(相手国:カナダ)
  • ○概要(発表資料 (PDF:601KB)別のウィンドウで開きます
  • ・カナダの水球、ラグビー、スポーツクライミングの事前キャンプ誘致を進めている。水球については日本代表との合同キャンプを実施した。1900名を超える観客がキャンプを訪れた。キャンプの合間には、さんさ踊りへの参加、茶道体験、わんこそば体験などを行った。
  • ・今後は2019年4月にラグビー事前キャンプ開催する予定。
  • ・紫波町も共同でホストタウン登録されたことから、広域的な連携を行っていく。
【八幡平市】(出席者:田村市長)(相手国:ルワンダ)
  • ○概要(発表資料 (PDF:870KB)
  • ・りんどう栽培をルワンダで技術指導している縁で、今年8月にホストタウンに登録されたばかり。
  • ・交流計画に記載されている内容をこれから実行していくことになるので、ご協力をお願いいたしたい。
【紫波町】(出席者:熊谷市長)(相手国:カナダ)
  • ○概要(発表資料 (PDF:500KB)別のウィンドウで開きます
  • ・カナダバレーボール競技の事前キャンプを招致。2018年8月に盛岡市と共同でホストタウン登録をされた。
  • ・9月に女子バレーチームが事前キャンプを実施予定。町民との交流、応援イベントを予定している。
【遠野市】(出席者:本田市長)(相手国:ブラジル)
  • ○概要(発表資料 (PDF:857KB)別のウィンドウで開きます
  • ・サッカーが盛んな町で、サッカーを通じてブラジルを応援したい。視覚障害者5人制サッカーの事前キャンプ受入れを目指しており、2019年7月に事前キャンプが行われることが決定している。
  • ・スポーツ、食、文化、教育などでの交流を目指しており、子供たちと連携しながら共生社会ホストタウンの事業に取り組んでいきたい。
【宮古市】(出席者:山本市長)(相手国:シンガポール)
  • ○概要(発表資料 (PDF:404KB)別のウィンドウで開きます
  • ・シンガポールからの寄付金で陸上競技場の備品を整備することができた。
  • ・同じくシンガポールとのホストタウン交流を計画している陸前高田市と連携して進めていきたい。
【陸前高田市】(出席者:戸羽市長)(相手国:シンガポール)
  • ○概要(発表資料 (PDF:578KB)別のウィンドウで開きます
  • ・東日本大震災後、シンガポールからコミュニティホールの建設費用の半額を支援いただいた。
  • ・今年7月に文化社会青年省とホストタウン交流に係る覚書を締結した。8月からシンガポール人国際交流員を採用しており、今後、大会後交流の実現を目指して取り組んでいる。
【雫石町】(出席者:深谷町長)(相手国:ドイツ)
  • ○概要(発表資料 (PDF:503KB)別のウィンドウで開きます
  • ・東日本大震災後にドイツネッカーズルム市から雫石町国際交流協会に届けられた義援金を最初に届けた山田町と連携し、ドイツとの交流に取り組んでいる。
  • ・地元の中高生6名が、ドイツへの感謝の気持ちと復興状況を発信するポスターの製作を行っている。
  • ・今後は、ドイツ人パラリンピアンのハインリッヒポポフ選手の講演会や、ドイツ大使館公邸料理人による料理教室を予定している。また、経済界協議会と連携して各種イベントを行い、東京大会に向けた機運醸成を行っている。
【山田町】(出席者:佐藤町長)(相手国:オランダ)
  • ○概要(発表資料 (PDF:278KB)別のウィンドウで開きます
  • ・東日本大震災後にオランダ島ハウスの寄贈を受けた一般社団法人オランダ島の関係者を町に招待し、本年秋にオランダの歴史や文化を学び、体験するイベントを開催する予定。
  • ・今後は、オランダ島ハウス寄贈5周年記念イベントの開催や、日本在住のオランダの子供たちの招待、オランダ人オリンピアン、パラリンピアンを招いた交流、講演の実施を計画している。

 大臣は、「各自治体の取組状況をご説明いただき、大変参考になった。まだホストタウンに登録されて数か月という自治体もあるので、これからだというところもあるかと思うが、ご相談いただければできる限りのサポートをさせていただくので、遠慮なく申し付けいただきたい」と述べました。

第9回 2018年11月17日 大分県、大分県大分市、大分県別府市、大分県中津市、大分県日田市、大分県佐伯市、大分県宇佐市

1.ホストタウン関係自治体からの発表

【大分県】(出席者:二日市副知事)(相手国:ニュージーランド、ポルトガル、ロシア、イタリア、米国、ハンガリー、ルーマニア、ウクライナ、フィジー、マレーシア)
  • ○概要(発表資料(PDF:213KB) 別のウィンドウで開きます ))「大分県・大分市とポルトガル国との交流」
  • (他自治体と共同申請のため、ポルトガルのみ発表)
  • ・ポルトガルとは、これまでも世界陸上大会の事前キャンプ受け入れの実績があった。
  • ・2017年には、ポルトガルの陸上競技連盟とオリンピック委員会を訪問し、事前キャンプの招致を働きかけた。
  • ・2018年に、ポルトガル陸上競技連盟会長が大分県の競技施設の視察に訪れ、申し分ない環境であるとの評価をいただき、陸上競技代表チームの事前キャンプの協定書を締結することができた。
【大分市】(出席者:久渡副市長)(相手国:スイス、ポルトガル、ロシア、イタリア、米国、ハンガリー、ルーマニア、ウクライナ、フィジー)
  • ○概要(発表資料(PDF:286KB) 別のウィンドウで開きます ))「2020東京オリンピック・パラリンピックにおける大分市の取組に について」及び「大分市(共生社会ホストタウンの取り組み)」
  • ((他自治体と共同申請のため、スイス、ロシア、イタリア、米国、ハンガリー、ルーマニア、ウクライイナ、フィジーのみ発表)
  • ・フェンシングに関しては、東京オリンピックの際にサーブル競技日本代表が、大分市で事前キャンプを実施する旨の協定書を締結した。フェンシングでは、世界規模の大会の前に各国の代表チームが合同でキャンプを行うことから、イタリア、ロシア等多数の国をホストタウン登録しているところである。
  • ・その他に、7人制ラグビー(フィジー)、ハンドボール(ルーマニア)、パラ競技の車いす陸上(スイス)、車いすラグビー(英国)の事前キャンプ受け入れを目指している。
  • ・キャンプ誘致の一環として現在行っている各競技のキャンプでは子ども達との交流を積極的に取り入れており、これらの活動を東京大会のレガシーとして考えている。
  • ・大分市では、大分国際車いすマラソン大会の開催地としての実績を生かし、共生社会ホストタウンの取組を推進。ユニバーサルデザインの推進に向けた民間事業者への補助制度も創設。
  • ・今般、車いす大会の開催に合わせてホストタウン相手国のスイスフェアを開催するなど、文化ででの交流にも取り組む。
【別府市】(出席者:川上副市長)(相手国:フィジー、ニュージーランド)
  • ○概要(発表資料(PDF:271KB) 別のウィンドウで開きます ))「別府市・大分県とニュージーランドとの交流」
  • (他自治体と共同申請のため、ニュージーランドのみ発表)
  • ・ラグビーワールドカップでもニュージーランドの事前キャンプを受け入れる。
  • ・姉妹都市であるロトルア市の高校生を招いての交流試合や、オールブラックスの元選手らによるクリニックを開催するなどスポーツを通じた交流を展開している。
  • ・文化面での交流にも積極的に取組み、例えば、マオリ文化を継承する団体を招いて、伝統文化である「ハカ」の実演、指導などを行っている。
  • ・厚木市を中心としたニュージーランドを相手国とするホストタウン自治体の横連携にも参加し、取組みを深めていきたい。
【中津市】(出席者:前田副市長)(相手国:マレーシア)
  • ○概要(発表資料(PDF:301KB) 別のウィンドウで開きます ))「大分県・中津市とマレーシアとの交流」
  • ・ダイハツ九州の親会社のダイハツ工業の関連会社がある縁をもとに、マレーシアとの交流を進めるとともに中津市出身の元JOC委員にお願いし、マレーシア国立スポーツ研究所と繋がった。
  • ・アーチェリー、7人制ラグビー、柔道、パラバドミントンについて受け入れる意向。
  • ・大分県出身のオリンピアンを招いた講演会、バドミントン教室には200人が参加し、盛況であった。
  • ・今年はパラバドミントンの事前キャンプを受け入れた。練習環境、食事ともに申し分ないとの感想をいただいた。小学生との交流も実施した。
【宇佐市】(出席者:信國副市長)(相手国:モンゴル)※ホストタウン継続審査
  • ○概要(発表資料(PDF:230KB) 別のウィンドウで開きます ))「宇佐市とモンゴル国との交流」
  • ・宇佐市出身の力士双葉山をモンゴル出身の白鳳が尊敬していた縁で、モンゴルと交流がある。白鳳には観光大使にも就任いただいている。
  • ・昨年、モンゴルのテコンドーチームに事前キャンプに来ていただき、小学生との交流も行った。
  • ・今年は、モンゴルの大統領府の副総裁とともに柔道のナショナルチームが市を訪問し、市内の視察もしてもらった。

2.意見交換

【佐伯市】(出席者:田中市長)(相手国:チェコ)※ホストタウン継続審査
  • ○概要
  • ・チェコのホストタウン申請中であるが、苦戦している。他にも例えば韓国からのお客さんも多い。台湾からの観光にも力を入れている。また、当市は食文化も充実しており、そのような特色を生かして他の自治体に遅れないよう、ホストタウンへの取組みを推し進めていきたい。
  • ・台湾の領事館との付き合いもある。また、自分が県議会会長の時に野球の調査のためにキューバまで行ったことがあり、関心がある。
  • ・国からもホストタウンの登録に向けて助言をお願いしたい。
【日田市】(出席者:大塚副市長)(相手国:カメルーン)※ホストタウン継続審査
  • ○概要
  • ・2002年のサッカーワールドカップ時にカメルーンのキャンプ地となったご縁から、オリパラ東京大会にも同国のサッカーチームにキャンプに来ていただきたいと思っている。
  • ・来年には、カメルーンのスポーツ庁にあたる組織から視察に来ていただくことになっていると大使から聞いている。国の支援、アドバイスをお願いしたい。
【大分県】(出席者:二日市副知事)(相手国:ニュージーランド、ポルトガル、ロシア、イタリア、米国、ハンガリー、ルーマニア、ウクライナ、フィジー、マレーシア)
  • ○概要
  • ・継続審査中の各市におけるホストタウン登録に向けた調整の進捗には差があるが、みな意欲的に頑張っているので、国には丁寧に相談に乗っていただければありがたい。
  • ・地方創生の大きな流れがある中で、ホストタウンはそのツールとしても活用が可能。地方活性化に広げる取組へと展開していきたい。国にも支援をお願いしたい。

 櫻田大臣は、「大分で試合が行われるラグビーワールドカップに加え、ホストタウンの活動を通じて東京大会も盛り上げていただきたい。特に、事前キャンプだけでなく、競技を終えた選手に訪問していただく競技後交流を重視してほしい。また、東京大会を契機とした交流を、文化、経済などに広げ、末永く続くものにしていただきたい。本日いただいたご意見は、今後、ホストタウンの活動を推進するに当たって活かしていく。引き続き、自治体の皆様のホストタウンの活動を支援していきたい。」と最後に挨拶した。