ホストタウン自治体との意見交換
 ホストタウン登録団体のこれまでの取組を通じて得られた成果、見えてきた課題等について、ホストタウン自治体と丸川大臣との意見交換を通じて共有し、今後のホストタウン支援策に生かすとともに、他の自治体の取組の参考に資することを目的としています。

目次

・第1回 2016年11月28日神奈川県厚木市、島根県邑南町
・第2回 2017年 1月 12日佐賀県、福岡県北九州市、福岡県福岡市、福岡県飯塚市、福岡県田川市、佐賀県、長崎県、大分県、大分県別府市、宮崎県、宮崎県西都市、宮崎県宮崎市、宮崎県都城市
・第3回 2017年1月23日宮城県蔵王町、茨城県常陸大宮市

第1回 2016年11月28日 神奈川県厚木市、島根県邑南町

邑南町
※厚木市小林市長(中)、スコット・ピアース氏〔あつぎホストタウン交流大使、7人制ラグビー元ニュージーランド代表・元日本代表〕(左)
【厚木市】(出席者:小林市長、スコット・ピアース氏(あつぎホストタウン交流大使))(相手国:ニュージーランド)
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     ニュージーランドの7人制ラグビーチームの誘致をめざす厚木市からは、次のようなお話をいただきました。
  • ・ 女子日本代表チームが合宿を行うなど、ラグビーが盛ん。
  • ・ これまでニュージーランドとの交流はなかったが、市の気持ちを伝えるために大使館や現地を訪問した。このように飛び込むことが交流のきっかけとなった。
  • ・ 市にゆかりのある方を「あつぎホストタウン交流大使」として任命し、文化・教育等の相互交流を図る取り組みを行っている。スコット・ピアース氏は厚木在住で、地元社会人チームのヘッドコーチを務めるほか、ラグビーの普及活動やニュージーランドのPRをしていただいているラガーマン。
  • ・ 最終的には、友好都市の締結を目指している。
邑南町
※邑南町石橋町長(左)
【邑南町】(出席者:石橋町長)(相手国:フィンランド)
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     フィンランドのゴールボールチームの誘致をめざす邑南町からは、次のようなお話をいただきました。
  • ・ ゼロからのスタートであり、小さなまちの大きな挑戦である。
  • ・ 「町民誰もが幸せを感じる社会」を目標に掲げ、特に福祉、障害者施策を重要と考えていたことから、「パラリンピック」にこだわっている。そこで、2012年ロンドン大会の「ゴールボール」で金メダルを獲得し、また、福祉施策の先進国であるフィンランドを相手国と決めた。
  • ・ 日本男子チームと小中学生が競技体験を行うなど、ゴールボール普及の取り組みを実施している。
  • ・ 今年8月に「おおなん・フィンランド協会」を設立し、事業を推進している。
  • ・ 今後、姉妹都市を結び、青少年の相互交流事業を行っていきたい。

 大臣は、「「ホストタウンに手を挙げたいがどこから手がかりを見つけたらよいのか分からない」といった自治体の皆様が色々と模索しておられるなか、両自治体とも明確な意志を持って活動しておられる様子を伺うことができ、大変勉強になった。産業や観光面も含めた取組みに期待している。」と述べました。

第2回 2017年1月12日 佐賀県、福岡県北九州市、福岡県福岡市、福岡県飯塚市、福岡県田川市、長崎県、大分県、大分県別府市、宮崎県、宮崎県西都市、宮崎県宮崎市、宮崎県都城市

【佐賀県】(出席者:山口知事)(相手国:フィジー、オランダ、ニュージーランド)
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  • ・ フィジーとは高校生同士のラグビー交流を実施。オランダとは400年前からの有田焼のつながりを通じ、デザイナーと窯元とのコラボなどクリエイティブ産業の取組を進め、オランダ空手道連盟と2020年オリパラ大会の事前合宿の覚書を締結。ニュージーランドとは本年台北で開催されるユニバーシアードの事前合宿の覚書を締結。様々な分野で分厚い未来志向の交流を行っている。
  • ・ 2019年ラグビーW杯、2020年オリパラ大会、2023年国体に向け、機運醸成及び大会後のレガシー構築に向けて取り組みたい。
【北九州市】(出席者:北橋市長)(相手国:タイ)
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  • ・ 市の強みは環境技術。タイの工業省とはMOUを結んでいる。スポーツ公社ともMOUを結び、卓球ジュニアチーム、パラのパワーリフティングの選手を受入れた。文化交流にも力を入れており、フィルムコミッションでタイテレビドラマの4作品の撮影を誘致し、タイからの観光客増につながっている。2020年以降も続くフレンドリーな関係を作りたい。
【福岡市】(出席者:貞刈副市長)(相手国:スウェーデン)
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  • ・ 1995年のユニバーシアード福岡大会を契機に「国際スポーツ都市」宣言を行った。これをきっかけに始まった「校区応援事業」は、レガシーとして残っている。
  • ・ 最近も、2016アメリカズカップワールドシリーズをアジアで初開催し、2019ラグビーW杯会場にも決まった。2020年に向けては、キモノプロジェクトの推進や、相手国企業とのマッチングなどに取り組み、そのムーブメントを継承して、2021に開催する世界水泳選手権を成功に導きたい。
【飯塚市】(出席者:片峯教育長、前田恵理氏(飯塚国際車いすテニス大会会長))(相手国:南アフリカ)
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  • ・ 昭和60年から「飯塚国際車いすテニス大会」を実施。市民がボランティアとして大会運営を支えており、これは「イイヅカ方式」と呼ばれるほど、世界的にも評価されている。
  • ・ 選手のより良いコンディションづくりのため、今後の大会持続のためにも、環境整備が重要。
【田川市】(出席者:二場市長、リア・ベアクス氏(田川市国際交流員))(相手国:ドイツ)
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  • ・ ドイツとはスポーツユーゲント(同国のスポーツ青少年組織)の来訪がきっかけで交流をスタート。平成28年8月からは、ドイツ出身の国際交流員、リア・ベアクス氏を雇用。SNSでの田川市の魅力発信や、市民へのドイツ文化の紹介、ドイツでの誘致交渉への同行など、様々な分野で活躍してもらっている。
【長崎県】(出席者:里見副知事)(相手国:ベトナム)
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  • ・ ベトナムとは、朱印船貿易の時代からの交流がある。ベトナムサッカーチームと県内チームとの交流、高校生の招へい、大学間の連携、観光物産展への出展などの交流を促進し、ベトナムでの長崎の知名度アップを図りながら、経済交流の活性化を図りたい。
【大分県】(出席者:土谷芸術文化スポーツ局長)(相手国:フィジー、マレーシア、ポルトガルなど)
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  • ・ 2018年国民文化祭・全国障害者芸術文化際の開催、2019年ラグビーW杯を迎えて2020年大会となる。2018年を皮切りに2020年を見据えて、文化・スポーツの両面で地域に磨きをかけて、地域の子ども達にも交流の機会をつくり、世界と交わっていくことを進めたい。
  • ・ フィジーは、2019W杯も含めた2大会の誘致につなげたい。
  • ・ マレーシアとは、地元立地企業の交流実績も生かしていく。宿泊施設の食(ハラール対策)も出来ており、この点も売り込み材料。
  • ・ ポルトガルは世界陸上北京大会の事前合宿を受入れ。同大会で銅メダリストが大分のことをSNSで発信してくれるなど影響力の大きさを感じた。
  • ・ フェンシングでは、数カ国まとめての合宿誘致の実績を元に取り組んでいる。
【別府市】(出席者:猪又副市長)(相手国:ニュージーランドなど)
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  • ・ 姉妹都市ロトルア市と、両市共通の温泉という資源に、ラグビーという新しい要素を加えて、交流を加速化。温泉を利用した調理法「地獄蒸し」もニュージーランドに輸出予定。
  • ・入浴に加え、医療や観光といった温泉の多面的な活用を目指す。1964年大会の時も、別府温泉の泥を選手村で湿布として活用された記事が残っている。2020年大会に向け、温泉がアスリートに与える効果について研究を進め、外国人アスリートの入浴に関するタトゥの問題解決等全国の温泉地の皆様と共有したい。
【宮崎県】(出席者:稲用副知事)(相手国:ドイツなど)
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  • ・ 2002年FIFA W杯でドイツチームの事前合宿を受け入れ、ドイツは準優勝した歴史がある。
  • ・ 延岡市・小林市はドイツ人の国際交流員を受入れ、市民との交流も進んでいる。
  • ・ これまでの合宿誘致の実績を生かし、スポーツメディカル体制の充実、アスリートフードメニューの開発等を行う取組を展開し、大会後のレガシーとしたい。
【西都市】(出席者:橋田市長)(相手国:イタリア)
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  • ・ 430年前、日本で初めて親善大使としてローマ教皇に謁見した伊東マンショの生誕地の縁をきっかけに、中学生の派遣や肖像画展示会、講演会、ガイダンスセンターの建設などを実施、検討。更なる相互理解、交流を深めたい。
【宮崎市】(出席者:戸敷市長)(相手国:英国など)
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  • ・ イングランド代表コーチのエディ・ジョーンズ氏が日本代表ヘッドコーチ時代に宮崎で強化合宿を行い、その後、強敵南アフリカとの試合に歴史的勝利をおさめたことや、宮崎の食(マンゴー、宮崎牛)も含め、高い評価を受けている。選手にとって、食は力にも癒しにもなる。県と連携して、事前合宿誘致を目指す。
【都城市】(出席者:児玉副市長)(相手国:モンゴル)
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  • ・ ウランバートルは1999年からの友好交流都市。継続して国際交流員を受入れ。レスリングを通じ更に交流を深め、国際交流による人間力あふれる子供たちの育成をレガシーとしたい。
※その他出席者
  •  オリンピック・パラリンピック等経済界協議会 上田裕之氏
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  • ・ 当協議会は、経団連、商工会議所、経済界同友会を中心に構成され、90社くらいで活動。
  • ・ 活動のポイントは2つ。@スポンサーが中心となり、地方の企業とも連携して取り組むことA大会を盛り上げるために、地方にレガシー、特にソフトのレガシーを残すこと。
  • ・ そのためにも、ホストタウンを中心とした自治体と一緒に、取り組みを進めていきたい。

 大臣は、「これまでの歴史を生かす形で交流されていることに、非常に感銘を受けた。皆様の多面的な取り組みを、グッドプラクティスとして全国に広げていきたい。2020年以降にどう結び付けていくかが非常に重要であり、いいレガシーが作られることを望んでいる。」と述べました。

第3回 2017年1月23日 宮城県蔵王町、茨城県常陸大宮市

 共に歴史的な関係が深いパラオ共和国との交流について、昨年12月に協議会を立ち上げ、連携して取組していること等について意見交換を行った。

蔵王町
※常陸大宮市三次市長(左)、蔵王町村上町長(中)
【蔵王町】(出席者:村上町長)(相手国:パラオ共和国)
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  • ・第二次大戦後、パラオから引き揚げた方が多く移住しており、「北原尾」(きたはらお)という地名がある。
  • ・2020年に向けて、町の標高が高いといった特色を生かした強化合宿の受入れをしたい。気候を生かし、パラオの夢であるという冬季オリンピック・パラリンピックへの初出場を支援できないかとも考えている。
【常陸大宮市】(出席者:三次市長)(相手国:パラオ共和国)
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  • ・大戦時に同国で亡くなった戦没者に茨城県内の出身者が多く、その慰霊訪問をきっかけ に深い交流がある。
  • ・来年度からパラオの留学生を受け入れる予定。彼らが日本語を学び、2020年大会の事前合宿等のサポート役として活躍することを期待している。

 大臣は、「歴史的なつながりを大切にし、未来へバトンを渡せるのは素晴らしい。
 若い才能を育てることは非常に重要なことであり、引き続き注目したい。」と述べました。