平成28年3月22日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言

おはようございます。
私からは新たにリオデジャネイロオリンピック・パラリンピック出場が決定した方について御報告いたします。
まず、自転車競技男子ロードで新城幸也選手、内間康平選手が日本代表に内定いたしましたまた、男子レスリングにおいて高谷惣亮選手、樋口黎選手、太田忍選手、井上智裕選手が内定いたしました。是非すばらしい成績になるよう、研鑽していただきたいと思っております。
私からは以上です。

2.質疑応答

(記 者)
 幹事社から1点質問させていただきます。
先日なんですけれども、東京オリンピック・パラリンピックの仮設会場の一部について、都が整備費の一部を負担するという報道がありました。国と都と組織委員会の三者で役割分担を見直すということもありますけれども、大臣の認識をお願いいたします。
(大 臣)
 報道については承知をしております。東京都がそのような方針ということで出ておりましたが、事実関係については組織委員会、あるいは東京都に御確認をいただきたいと思っております。
(記 者)
 関連してもう一点なんですけれども、組織委員会の大会の運営費が予定よりも膨らむという見通しも指摘されているんですけれども、国費を今後関連して導入する可能性ということについてはどのように見ていらっしゃいますでしょうか。
(大 臣)
 まず何よりも組織委員会と都で話を進めていただきたいと思っております。その上で当然、国と組織委員会はいろんな協議をしているわけですから、それに従って適切に対応していきたいと思っております。
(記 者)
 話が変わりますが、リオ五輪の代表選考の関係でなんですけれども、先日男子と女子のマラソンが決定しまして、柔道では選考過程の協議をオープンにするという話もあります。選考過程それぞれは各競技団体の考えだと思うんですけれども、大臣の考える望ましい選考方法、あるいは分かりやすい選考方法というのはどのようなものだとお考えですか。
(大 臣)
 まず、柔道が選考の審査を公開することについて、公開するかどうかについては、その競技団体の判断だと思っておりますが、どちらにしても選考過程の基準は、選考の日以前に少なくともしっかりはっきりさせておくべきだと思っております。理想かどうか詳しく承知をしていませんが、例えば水泳連盟などは競技大会の前に選考過程、基準がはっきり示されておりますし、それを基に選手の皆さん方が励んで、競技が終わった段階でもう既に誰が出るということがはっきりしますから、できればそのようなやり方が望ましいんだろうと思っております。ただ、すべての種目がそういう形でできるかどうか、一つ一つ私も検証してみないと分かりませんので、すべてやれということは、今ここで申し上げることはできません。少なくとも今回のマラソンについては、結果的にはいろいろなマスコミの皆さまの評価を聞いても妥当な形だということではありますが、ただ福士選手が最終選考にもう一度出るとか、そのような話がありましたし、協会の役員の皆さま方も私から見ると少し混乱しているような部分もあったような気がいたします。そうした選考の大会の前に基準を明確にしておいていただければ有り難いと思っております。