平成28年3月29日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言

まず恒例ですが、リオ大会の出場が内定しておりますので御紹介いたします。
フェンシング女子サーブル個人において青木千佳選手、そしてレスリングフリースタイル75kg級において渡利璃穏選手がオリンピックの日本代表に内定いたしました。また、卓球において竹守彪選手、伊藤槙紀選手がパラリンピックの日本代表に内定いたしました。
これまでの御努力に大変敬意を表すと同時に、なお一層鍛練に励んで大会で素晴らしい成績を収めていただけるように期待いたします。
私からは以上です。

2.冒頭発言

(記 者)
前回、近々三者協議ということでしたけれども、その後、何か進展等はいかがでしょうか。
(大 臣)
31日の17時からおよそ10分間、大会組織委員会におきまして、舛添東京都知事、そして森組織委員会会長、私の3人で会談を行うことにいたしました。先日の舛添知事の都議会での施設整備等についての報告、あるいは聖火台について私のところで今作業チームが動いておりますし、こうした報告を含め情報をしっかり共有しながら、またこれからいろいろな課題が出てくるかもしれませんが、適宜こうした会談で連携を密にしていこうということでございます。
(記 者)
三者の負担割合を改めて話し合うということですけれども、国の場合施設としてあるのは新国立競技場ですけれども、国がその他の施設を負担するとかそういったことというのはあり得ますか。
(大 臣)
負担割合どうこうという議論は考えておりません。今年はこれからリオ大会もありますし、そしてさらに2020年に向けていろいろな課題が出てくるかと思います。先日の聖火台の問題につきましても、こうした情報共有をしっかりしておけば、こんなことにならなかったわけです。もちろん事務的にもそういうことをしなければなりませんが、まずは3人が会って、そして情報共有を深めてしっかりやっているということを皆さんに御覧いただき、漏れがないようやっていくことで、しっかり皆さまに支えていただけるかと思っております。
これまでも度々会ってきたわけですが、改めて東京都のそうした方針もありましたから、三者会談をやろうということであります。
(記 者)
これまで、情報共有ないし意思決定という意味では、調整会議という会議体があったと思いますが、それと今後の三者協議のすみ分けはどういう形になりますでしょうか。
(大 臣)
まず、これは森会長と舛添都知事とそこまで打合せしたわけではありませんが、調整会議はどちらかというと物事を決めて、そしてそれを正式に確認するという、組織委員会の中のきちんとした一つの会だと思っております。
今度3人で会って話をするというのは、先ほど言いましたようにこれまでも度々やってきましたが、聖火台のときにもう少しお互いに情報を共有していれば、あんな騒ぎにならないですんだのかなという思いがあり、そういうことも含めて、きっちり3人がしょっちゅう顔を合わせておけば、事務局の皆さま方のいろいろな事務連絡も密にできるでしょうということです。私はよくいつも言いますが、ポテンヒットにならないように、「きっちり3人が顔を合わせて頑張っているよ」とお示しし、また事務局の皆さま方にも連携を密にしてやっていただきたいということだと思っております。
(記 者)
その三者の会談なんですけれども、ということはいついつまでに何かを決めるということではなくて、あくまでも情報共有が中心だと、そういう理解でよろしいですか。
(大 臣)
はい。私はそう思っております。もちろん31日にやるわけですから、こういう話をしようということが出てくれば、それはそれでまた決めますが、少なくとも先ほどのような漏れがないように、また東京都の方針をお聞きしたり、また今後の進め方についていろいろ3人で情報共有していくということだと認識しております。
(記 者)
今後も定期的に三者協議は続けていかれるお考えですか。
(大 臣)
定期的にというか、必要なときに適宜やっていくということです。ただ、大事なことはやはり、先ほど調整会議の話がありましたが、調整会議は具体的に物事を決める、あるいは決めたことをお互いに確認し合うということですが、むしろ3人で密に連絡を取り合うことが大事だと思いますから、あまり形式ばることなく、これまで度々やってきたんですが、堂々と皆さまに見ていただいて、「きちんと森会長と舛添知事と大臣の連絡が取れているな」と思っていただくことが、これから作業をするにあたっての皆さまの安心感につながり、また国民の皆さまにも「きちんと連携がとれているよね」と御安心をいただけると思っておりますので、適宜やっていきたいと思っています。
(記 者)
確認なんですが、初回の31日の会合は、聖火台とかどんなことを大臣からお話ししたいと思っていますか。
(大 臣)
まだ時間がありますから、話の内容も精査しますが、少なくとも聖火台についてはこういうふうに進んでいますよということについては報告したいと思っています。